子供に毎日「道徳」を教わる 〜時期尚早かとは思ったが、お星さまになる〜
昨日は偶然、子供と野生の鹿さんを見た。
子供は、かなり楽しく嬉しかったようで、ずっとニコニコしていた。
家に帰って夕飯のとき、フォークを妻の手に何度もあてて、ゆうことを聞かなかった。
私は流石に堪忍袋の緒が切れた。
子供にリーサルウェポンを見せるのは時期尚早かと思ったのだが、家族で山へと向かうことにした。
妻と交代で、子供をおんぶしながら、鹿さんのところへと向かった。
子供に鹿さんの死骸を見せた。
子供は妻にずっとしがみついていた………。
鹿さんが何処へ向かったか子供にやさしく説明した。(鹿さんの写真は失礼なので撮影していません)
お星様になったのだと説明した。
私達は、若い親御さんとは少しだけ条件が違う。
坂道を三人で下ってゆくときに、背中でしがみついている息子にこう聞いた。
「ねえ。どうしてフォークを母さんに当てたの?」と。
そしたら、息子が正直に一言こう答えてくれた。
「さみしかった……」
私は、何も答えることができなかった……。
親の気持ちは子供にはうまく伝わらないのだと。
そして、私の父も同じ気持ちだったのだろうと、今頃になって、ようやくわかった。
しかし、こういうものかも知れない。
うちだけが特殊なはずがないのだから。
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