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家庭菜園初心者のための土地選び5つのポイント

最近は、
テレワークの推進や野菜高騰などを理由に
自ら野菜作りを始める方も増えています。

私も田舎移住をきっかけに野菜作りを始めました。

正直、野菜作りを始める前は
「テキトーに種を撒いておけばできるでしょ!」
と甘く考えていました。

それでもできなくはないのですが、
そこそこの大きさで
味も良いものを作ろうとすると、
それなりに手間がかかります。


そこで、
野菜作りを始める人に向けた
「野菜作りに向いている土地の5ヵ条」
をお伝えします!


野菜作りをしたくても
土地選びを誤ってしまうと、
手間が増えるだけでなく
作物が育たないこともありますので、
しっかりと確認していきましょう!


1、水が確保できないと手間が増える


植物が成長するためには
水は必要不可欠です。

そのため、
水が確保できるかどうかは
野菜作りの利便性に大きく関わります。

上水道が来ていれば問題ありませんが、
水道で全てを賄うと
水道代が結構高くつきます。

なので、
農業用水や井戸水を利用できる土地が理想です。


井戸水を電動ポンプで汲み上げる場合は
電源(コンセント)が必要です。

コンセントがあると、
獣避けの電柵や電動工具にも使えるので
色々と便利です。


水源が確保できない場合は
雨水タンクなどで雨水を溜めたり、
家から運んだりする必要があります。


2、日当たり良好な土地を選ぶべし


作物には日光を好むものと
日当たりが悪くても成長するものがあります。

日光が当たりすぎるのを和らげることは簡単ですが
日が当たらないのを変えることは非常に困難です。

植えられる作物の選択肢を減らさないためにも
日当たりは良いに越したことはありません。


3、排水性の良し悪しは野菜の成育に影響する


作物には水が必要ではありますが、
与えすぎは禁物です。

作物が長時間水に浸かっていると
根っこが腐って枯れてしまったり、
湿気から病気が発生したりします。


雨が降って水が溜まってしまう土地では
勾配をつけて雨水を排水する必要があります。

溜まった雨水を排水できる場所(側溝など)があると
排水性の悪い土地でも活用しやすくなります。


4、農機具小屋は野菜作りを捗らせる


畑をやろうとすると
農具や肥料、堆肥、資材など、色々と物が増えていきます。

必要になるたびに家から運んでいたら手間は増えるし、
家や車が土で汚れてしまいます。

このようなちょっとした手間は
野菜作りのやる気に大きく影響します。


現状で農機具小屋がない場合は建てられるスペースがある、
余裕を持った広さの土地を選ぶことをおすすめします。


5、家との距離が利便性に直結する


野菜作り初心者の方ほど
家と畑の距離は重要だと考えています。

作物の様子を観察しながら
追肥をしたり
虫を避けたり、
効果を確認しながら世話をするのが
初心者のうちは大切です。

あまり観察をせずに
「気がついたら枯れていた」
「いつの間にか何かに食べられていた」
と、原因がわからないと
何度も同じ失敗を繰り返しかねません。

それを防ぐためにも初心者は
家と畑の距離は近い方が取り組みやすくなります。


また、
ご飯を作る前に野菜を収穫したり、
ちょっと色合いが足りない時に野菜を取りに行ったりと、
家庭菜園の楽しさを存分に味わうことができます。


注意点


育てたい野菜や果物、
取り組んでみたい農法などがある場合は
土地を選ぶ前によく調べておいてください。

好ましい気候や土壌、立地などが全然違う場合があります。

同じ野菜作りでも自然農や有機農法では
畑に肥料の成分が残っていると都合が悪いこともあります。

調べておかないと、
うまく栽培できなかったり
取り組むまでに数年を要すことがあります。


家庭菜園初心者が土地選びを失敗しないために


野菜作りは様々なやり方があります。

一方では良しと言われていることでも
もう一方ではダメと言われることもたくさんあります。

事前に本やYouTubeで自分に合ったやり方を調べて、
どんな土地が良くて
何が必要か知っておくと失敗を防ぐことができます。

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