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【自分の時間を取り戻す】やめる時間術 | 尾石晴(ワーママはる)

こんにちは。

1日、24時間のうち多くの時間を自由に使えるという人は少ないと思います。

仕事、通勤、家事育児。。。などなど。

息つく間もなく、毎日忙しく過ごしている。
自由な時間が欲しいけど、そんな贅沢を言える環境ではないから我慢。


著者も同じような過去があり、本書のことを次のように表現しています。

24時間の采配権が自分にない人のための本です。
やめる時間術 P.14より


著者自身、2児の母であり、外資系企業の管理職(現在は独立済)。
職場では部下の面倒をみて、家では子どもの面倒をみる。

自分がやりたいことなんか出来る状態ではなかったと紹介しています。

しかし、こんな毎日を変えたい、もっと輝く毎日を過ごしたいと思い工夫した末に本書の方法を編み出したとのこと。


その中で気づいたのは、時間の無い生活を選んでいたのは自分自身だということ。

覚悟さえあれば、時間のない生活は変えられるということを知りました。


「やめる時間術 24時間を自由に使えないすべての人へ」のポイント

「やめる時間術 24時間を自由に使えないすべての人へ」のポイント

時間の見える化

ポイント1:時間の見える化

まずは現状把握。
自分は何にどのくらいの時間を使っているのかを把握していきます。

お金と一緒で「なぜなくなっているのか?」、この3つの時間を一体何にどのくらい使っているのかをまずは全て見える化することがスタートです。
やめる時間術 P.43より

上記の3つの時間とは

  • 生活時間
    食事、トレイ、就寝、お風呂など

  • ルーチン時間
    通勤、子どもの送り迎え、仕事

  • 自分時間
    余暇、趣味

これにどのくらいの時間がかかっているのか把握していきます。
だいたいで把握している方はいると思いますが、正確に言える人は少ないのではないでしょうか?

自分がトイレにどのくらい時間かけているかなんて意識したこともなかったです。。。


著者はストップウォッチを使って、すべての時間を正確に計ったそうです。

計った内容を表に書き出していくと、何をしていたのか分からない時間がでていきます。これを著者は「使途不明時間」と呼んでいます。

この「使途不明時間」は意外とありますよ。
私もこんなに無駄な時間をしていたのか。とショックでした。


時間の引き算(不要なことをやめる)

ポイント2:時間の引き算(不要なことをやめる)

自分の1日が把握できたところで、使途不明時間や無駄な時間を削っていきましょう。


しかし、人間は現状を変えるのをすごく嫌がる生き物。


皆さんの中にも経験ありませんか?
「無駄というのは分かっているけど、廃止しようとすると、色々めんどうなことになるから、このままでいいか」


これが現状維持バイアス


自分時間を手に入れるには、この現状維持バイアスの壁を越えなければいけません。

時間の引き算をするポイントとしては、

  • 時間を「投資」、「消費」、「浪費」に分ける

  • やらなくても困らないことを見つける

  • スモールステップで始める

要するに、現状の時間の使い方は正しいのかという問題意識を常に持つことが大事。その中で必要ないものが出てきたら一度に行うのではなく、少しづつ削減するのが成功への鍵となります。


一度に進めようとすると、現状維持バイアスが働いて挫折してしまうこともありますからね。


なかなか難しいかもしれませんが、仕事の中で、これが出来れば
効率化でき、長時間労働もなくなりそうです。


時間の足し算をする(自分にプラスになることをする)

ポイント3:時間の足し算をする(自分にプラスになることをする)

最後は時間の足し算。

時間の引き算(不要なことを止める)をしたので、余裕が増えているはず。その空いた時間に足し算(自分のやりたいこと)していきます。

しかし、闇雲にやりたことを足し算していくと、時間が足りなくなってしまい、引き算の努力が水の泡に。。。


そこでまずは、理想の24時間を書いてみることを著者はオススメしています。以下の3つのルールに従って書いていくのがポイント。

1.できない理由は無視する
2.24時間を好きに使ってOKという前提で考える
3.誰にも見せない
やめる時間術より

どんなスケジュールでもOK。
例えば、午前中は趣味の時間。
午後だけ仕事する。


誰にも見せないし理想なので自分に正直に書いちゃいましょう。
ちなみに私は午後だけ仕事で、18:00には終わりというスケジュールをたてました。


書き上げた理想のスケジュールを実現するために必要なものを、空いた時間に足し算していきます。

資格が必要であれば、その勉強。
セミナーに参加する必要があれば、参加するなど。

とにかく理想の1日を実現するには、何が必要かを考えて行動することが大事。


まとめ〜自分の時間は取り戻すことができる!!〜

まとめ:自分の時間は取り戻すことができる!!

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
いかがだったでしょうか。


「時間のない生活」を選んでいるのは「自分」です。
やめる時間術 P.29より


本書、冒頭にこんな1文があります。
とても厳しい一言ですよね。家族や部下のために自分の時間を削って頑張っているのに。。。と思われるかもしれません。

しかし、覚悟さえあれば「時間のない生活」を変えられるのも事実なのかなと本書を読んでみて思いました。


もっと自分時間が欲しいと思いながらも自分を我慢させている。
自分時間革命にチャレンジしてみませんか?


それでは、失礼します。


本の情報

タイトル:やめる時間術 24時間を自由に使えないすべての人へ
著者:尾石晴(ワーママはる)
ISBNコード:978-4-408-33954-2
発行日:2021年1月28日
発行所:株式会社 実業之日本社

目次
序章:時間がない!思考から抜け出す
第1章:全体を把握する時間の「見える化」
第2章:タイムパフォーマンス向上術
第3章:やめる時間術のカギ 時間の「引き算」
第4章:時間の引き算【応用編】
第5章:人生を豊かにする 時間の「足し算」


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