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稲ほ舎「不耕起栽培」プロジェクト④~立札作ったのに…~

日々成長していく「ひゃくまん穀」の苗たち。

看板作りました!

ひゃくまん穀とは、石川県が開発した比較的新しい品種のお米で

「大粒で食べ応えがある」
「冷めてもおいしいからお弁当にぴったり」

と、石川県のお母さんたちに人気のお米です。

そんな苗たちをかいがいしく世話するアサミさん。

社長がいい感じの板を用意してくれたので、「自然栽培の田んぼ」という立札を作ろう!とせっせと書き始めたものの…

わくわくしながら書いているのが伝わってきます。


間違えました(笑)

あ…。


写真撮影までお願いしたのに(笑)


楽しそう。


漢字って書かないと本当に忘れますよね。

私も息子の連絡帳を書くときに、自分の字の子どもっぽさと、漢字の忘れっぷりにため息をつくことがあります。

ごまかしてみました。


立ててみました。


でも、せっかくなので、やっぱり書き直しました。

イイ感じの板ではなく、普通に板になりましたが
字は合っています。


さて、苗たちの様子ですが、青々としてきました。葉っぱが2枚になっているのがわかりますか??

葉が2枚になることを「二葉(によう)」というそうです。


この葉っぱが5,6枚になり、背丈が30cmくらいになると、「苗床小学校卒業」となり、ひとり立ちをむかえます。

ヘタな絵でスミマセン。
A4の縦が30cmです。
右下に貼ってあるのは、8cmに切った稲ほ舎の包装紙です。


「苗床小学校?なんのこっちゃ?!」と思った方は、ぜひ前回のnoteを読んでみて下さいね♪



アサミさんが、不耕起栽培プロジェクトに挑戦しようと思ったのは、原田マハさんの小説「生きるぼくら」に感銘を受けたからです。

マハさんの描く世界は、小説だけどリアリティがあります。

例えば、田植え作業の部分。

普通の田んぼであれば、最近は機械植えが主流だ。田植機に苗をセットして、あらかじめ設定した一定間隔の条間、株間で植えていく。
代かきでとろとろに土がほぐされ、水がたっぷり張ってある田んぼであれば、すっすっと地面に吸い込まれるように苗が植えられていく。

中略

ところが、ばあちゃんの田んぼの場合、田植えはすべて手作業だ。代かきをしていない地面、ごく浅く水を入れて湿った土に、カマの先を使って穴をあけ、ひとつひとつ、土をつけたままの苗を植えていく。土を寄せて、軽く押さえる。田植えというよりも、園芸に近いような感じだ。

「生きるぼくら」p299


機械植えの田植えも簡単ではないと思います。日々汗まみれになりながら、農作業を進めている田んぼチームを見ていると、そう感じます。

でも、小さな範囲であっても手植えとなると、なかなか骨が折れますよね。
きっと自分でやってみると、またいろんな発見があるのだろうなと期待しています。

ちなみに、この不耕起栽培は、川口由一さんの自然農を本を教科書にして進めています。気になった方は、読んでみて下さいね!


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