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怒りを解放する

今日はですね、自分を好きになって心を軽くするというテーマです。皆さんは、時々、誰かがうらやましいなとか、どうして自分ばっかりこんな気持ちになるんだろうって感じること、ありますよね。みんなが楽しそうにしているのに、自分は何かうまくいっていないように思えて、心のどこかでモヤモヤがたまっていく。誰かが認められていると、なんだか自分が見下されているような気がして、胸の奥にちょっとした怒りや不安が湧いてくることもあるかもしれません。

でも、その気持ちを正直に外に出せなかったり、誰かに伝えるのが難しいと、どうしても心の中に押し込んでしまうんですよね。「こんなことで怒ってもしょうがない」「自分が弱いだけだ」と思って、感じた怒りを飲み込んでしまう。そうやって積もり積もった怒りや不満は、いつの間にか自分の中で大きくなって、まるで体の中に重い石を抱えているような気分にさせることもあります。

例えば、友達が成績がよかったり、部活で活躍しているのを見ると、「自分はダメだ」とか「どうしてあの子ばかりが…」って思っちゃうかもしれません。その気持ちを無理に抑えようとすると、だんだん自分の心が疲れてきて、イライラしたり、つい攻撃的な態度を取ってしまうこともあるんです。無意識に、他の人との違いを感じて、劣等感を持つのが怖いから、その不安を隠すために、他の人を否定してしまったり、ちょっと意地悪な態度を取ったりしてしまう。

だけど、それって、実はもっと自分を苦しめているんです。押し込んだ怒りや隠してきた不安は、心や体にずっと残ってしまう。そして、気づいたときには、どこかでその怒りが爆発してしまったり、逆に自分の心の元気がなくなってしまうことがあります。

大切なのは、まず自分が感じているその「怒り」や「悔しさ」に気づいて、それをちゃんと認めてあげることなんです。怒っていいんです。だれにでも、そういう瞬間はありますから。でも、それを自分の中だけに押し込めてしまうと、もっと苦しくなってしまう。だから、心の中にある本当の気持ちを、自分自身に正直に伝えることが大事です。


ここで15歳のりえが怒りの解放をする物語を紹介します。

りえは、自分の中に植え付けられた価値観や固定観念に気づき、それを解放することで自分自身を癒していく。親や学校から無意識に押し付けられてきた「一番にならなければならない」「みんなと同じでなければならない」という考え方が、彼女を長い間苦しめていたことを自覚する。その信念を手放し、自分らしさを大切にして生きる決意をすることで、彼女は過去を解放し、新たな未来に向けて一歩を踏み出してりえが成長していく様子です。




静かな夜。りえは自分の部屋でベッドに座っていた。窓の外には冷たい風が吹き、夏の終わりを感じさせる木々の葉がざわめいている。部屋の中は静かすぎて、その静けさが心の中の重たい感情をさらに引き立てていた。りえはじっと自分の手を見つめ、過去に感じた数々の怒りが胸の中でうず巻いていた。

親からは「一番になれ」と言われ続けた。学校でも、成績が全てだと言われ、他の友達の生徒といつも比較され競争させられてきた。周りが褒められたり、認められたりするたびに、りえは自分が劣っているように感じた。

りえ(心の中でつぶやく) 「どうして、いつも誰かと比べなきゃいけないんだろう…。どうして私は、みんなと同じじゃなきゃいけないって思ってたんだろう?」

りえの心の中には、長年植え付けられてきた「信念」があった。「一番じゃなきゃダメ」「みんなと同じでなきゃ浮いてしまう」。それは、親や学校から知らず知らずのうちに植え付けられた教育のこうであるべきという、価値観だった。今までりえは一度も、自分が本当に何を望んでいるのか考えたことがなかった。りえの親もみんなと同じことをしていれば幸せになれるという考え方を疑わないで生きている親だった。

りえの母親の言葉 、、、、母親の声が頭の中で響く。 「りえ、ちゃんと勉強して一番になりなさい。成績が良くなきゃ、将来苦労するんだから。みんなも頑張っているんだから、あなたも負けちゃいけない。一流企業に就職すれば安定した生活があるわ」

その言葉は、子供のころからのりえの心に根付き、まるで重い鎖のように彼女の自由を奪っていた。

りえ(鏡に向かって、小さな声で) 「私はずっと、自分の気持ちを押し込んできた…。お母さんの言葉、先生たちの言葉、みんなの期待…。でも、本当は違う。私は…違う。」

りえはふと立ち上がり、鏡の前に立つ。鏡に映る自分を見つめながら、長年押し込めていた感情が、少しずつ解放されるのを感じた。息を吸い込んで、そして吐き出す。胸に積もっていた怒りや悔しさが、言葉となって口からこぼれ出る。

りえ(深呼吸してから、はっきりと) 「わたしはあなたに怒っている…」 「わたしはずっと競争させられて、傷ついてきた!」 「私は、私らしく生きたい。みんなと同じじゃなくてもいい。もう、誰かの期待に応えるために頑張るのはやめる。」

りえは何度も何度もその言葉を繰り返す。怒りの言葉が、次第に自分自身を解放していく。自分の内側に溜まっていた重い石を一つ一つ取り除いているような感覚が広がった。

りえの目には涙が浮かぶ。それは、怒りや悲しみだけではなく、長年感じていたプレッシャーや同調させられる偽りの周りから解放される感覚だった。

りえ(鏡を見つめ、静かに問いかける) 「これを引き起こしていたパターンは何だったんだろう?」 「いつも一番にならなきゃいけないって、誰が決めたの?」 「私は、変わりたい。これからは、私のために生きたい。」

部屋の静けさとともに、彼女はようやく気づいた。長年の親の期待や、学校の競争が、自分の中に怒りと悲しみを積み重ねていたのだ。でも、その固定観念(信念の体系)を手放すことができれば、もう同じことを繰り返す必要はない。

りえ(微笑んで、深呼吸をしながら) 「もう、一番にならなくてもいい。私は、私であればいいんだ。」


りえさんの怒りの抑圧された記憶です。もし、誰かに直接伝えられないなら、鏡の前でその人のことを思い浮かべてみて、「私はあなたにこう感じているんだ」って、自分に話してみてください。そうやって心の中の重さを少しずつ外に出していくことが、自分を解放するための一歩になります。

自分がなぜ怒っているのか、そのパターンを知ることで、もう同じことで何度も悩まなくて済むんです。変化はいつも、自分を知ることから始まります。この話が、皆さんの心がちょっと軽くなることを願っています。また、皆さんとお会いできる日を楽しみにしています。ちゃお👋


今日もnote・詩、ブログを読んで
いただきましてありがとうございました。

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\お知らせ/

9月13日(金)に「スネ夫タイプ撃退法 Part 3」をPixivとnoteから掲載いたしました。どこにでもいるあのスネ夫タイプ、そして厄介なのはスネ夫タイプが集団化した場合のケースを掲載しました。ぜひ一読ください。




「あなたの周りに、いつも自慢話ばかりして、他人を少し見下すような『スネ夫タイプ』の人はいませんか? そんな人たちの行動に、時には振り回されたり、イライラしてしまうこともあると思います。でも、もし?スネ夫タイプを上手にかわし、自然に撃退する方法があったらどうでしようか?

この記事では、スネ夫タイプの人が自分の行動を見透かされていると気づいた瞬間…どんな心理状態に陥るのかをじわじわと攻める方法を書いてます。


最初は『自分には関係ない』と思っているスネ夫タイプも、自分の行動や言葉がピンポイントで当てはまると感じ、徐々に焦りや不安に包まれていったらどうでしょうか?。そんなスネ夫タイプが、あなたじわじわと時間をかけて、その思惑通りにしていけたら精神的に負担は軽減されたらいいですよね。


そして、この記事ではさらに、スネ夫タイプが最も恐れる「スネ夫自身、信頼を失いかねない撃退法」を書いてます。この方法を使えば、彼らの立場や影響力が徐々に崩れ去り、周りからも信頼されなくなるような状況を自然に作り出すことができるのです。


目次には載せていませんが、スネ夫タイプにとってこれ以上困ることはない、と思わせる方法を最後にご紹介しています。


もし『あの人、どうにかできないかな…』と少しでも感じていらっしゃるようでしたら、ぜひ一度この内容を一読ください。きっと、気づきと実践が得られそうなものはあるはずです。ピンときた方は、一読ください。


note リンク↓ スネ夫タイプの撃退法3



心の傷は誰にもあります。以前は殆ど自信というものが感じられなかったのが、本人が意識をしなくても以前とは違った表情や話し方をするようになります。

自然と自信を感じさせる話し方ができるようにって変化します。人との会話が楽しくなります。そこで更にコミュニケーションスキルを学ぶことで人間関係が更に円滑に変化することで仕事などに生かせるようになるのです。

「私にはそんなものはないだろう…」「私は男性だし、そんな心に・・ 傷があるなんて・・・・」思うなんて見苦しい…恥だ!!そう思う人ほど、実は深いところに傷を負ってそのままになっている可能性があります。引き起こす原因になることもあるんです。