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【1人前約207円】海老の黄身煮 春野菜炊き合わせ

調理動画:


使用食材 (2人前):

・海老 8尾 ¥154
・新じゃがいも 4個 ¥40
・こごみ 4本 ¥158
・水 300cc
・白だし 60cc ¥23
・卵黄 2個 ¥38
・片栗粉 3g ¥1
1人前:¥207 ※2021年03月都内価格

説明:

料亭などで出される炊き合わせを実際に自炊で作ってみると手間暇や原価はどうなるか。手に入りやすい季節物の食材を使いながらも自炊で出来る範囲で仕上げた、時間がある時に試してみたい超本格派の自炊レシピになります。

1. 鍋に水と白だしを入れて沸かす

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水 300cc、白だし 60cc。


2. 新じゃがを良く洗い、耐熱ボウルに入れてラップをしてレンジで加熱する

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500w 3分。串を刺してみてスッと入るくらいに火を通します。大きさによって加熱時間を調整しましょう。


3. 冷ましておいた地に新じゃがを入れて浸す

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4. こごみは茎の部分を少し切ったあと、熱湯でサッと茹でる

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今回は茎の下の部分は使いませんでした。一緒に茹でて浸しにしておくと美味しく食べられます。


5. 新じゃがを浸してある地にこごみを一緒に入れて浸す

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6. 海老の背ワタをとって軽く塩を振り、良く揉んでから水で洗う

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塩を振って揉むことによって表面の汚れが落ち、生臭みを取り除けます。


7. 海老の水気をよく拭き取ったあと、薄く片栗粉をまぶす

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8. 卵黄に水溶き片栗粉を少し加える

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9. 鍋に残った地と新じゃがとこごみを漬けておいた地を入れて沸かす

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10. 沸いたら火を少し弱め、海老を卵黄にくぐらせて地に落とす

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黄身煮のポイントは沸騰よりも少しだけ低い温度くらいまで地を温めることです。温度が低いと表面の黄身がすぐに固まらずに地の中に逃げてしまい、また沸騰させたまま入れていくと黄身が剥がれてしまいます。


11. 沸騰させない様に弱めの火で2分から3分ほど煮て、しっかりと火を通す

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12. 器に綺麗に盛り付けて完成

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感想と総評:

暖かくなり春らしい気候になってきましたね。今回は旬の食材を使ってお店で出てきそうな、かつ家庭で出来る範疇のレシピに仕上げました。黄身煮は季節によって呼び方が変わります。春は咲いた菜花を連想させることから「菜種煮」、秋は実った稲穂を連想させることから「黄金煮」と呼びます。
懐石料理では庭園や情景を模して料理を作り、盛り付けることが基礎になります。咲き誇る菜の花を思い浮かべながら、黄身煮で春を感じてみてはいかがでしょうか。

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