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「答えのない問い」に仮説検証の場を提供するのもWebサイトの役割のひとつ。

SNS活用したいけど何をしたらいいのか…と悩んでいたら、「自社が解決できること」を地道に可視化(コンテンツ化)してみるのをお薦めいたします。例え問い合わせが生まれなかったとしても、自分の言葉で可視化したことは決してムダになりません。お試しください。

SNSであってもやることは同じ。


上記のように書いたぼくのツイートにとある方が下記のようにリツイートしてくれました。

今まで相談した専門家はみな似たような助言をくれたし、自分でもマーケティング勉強しながらそこら辺だと認識しつつ、ずっと核心部分の周辺をグルグル回ってる感じで来た。 「自社で解決できること」をコンテンツにする そうか、これを書き出すところから始めるべきだったのか。

以下、ぼくからこの方へのお返事です。


お返事

ありがとうございます。ぼくも試行錯誤中ですが、「信じるに足るもの」があった方が継続できるから大切だなあ…と実感しています。 ぼくにとってはそれが【「自社で解決できること」をコンテンツにする】がしっくりきている感じです。ぼくはこれをキノトロープ代表の生田昌弘さんから学びました。生田さんは『ブランドプロミス』と呼んでいました。

ブランディングとは企業自身が提供できるサービスを明確にユーザの前にさらして選択してもらうことにほかなりません。それは企業がユーザに約束できることを提示し、伝えることだといえます。この約束をぼくらは「ブランドプロミス」と呼んでいます。

ユーザは、その企業がどういうサービスを提供してくれるのかを知ることができるので、逆に社員や製品にブランドプロミスの履行を求めます。社員はそうせざるを得ない状況に追い込まれて行動するため、提供するサービスが明確になるのです。このようにWebブランディングではサービスがユーザに訴求されるスピードが非常に早いということです。

5年以上前に生田さんから学んで以来、ずっと大切に心に留めています。 これについては以前noteにまとめていますので、よかったらご覧ください。


お返事のお返事

すると、ご丁寧にまたお返事をいただきました。

ありがとうございます。何度も読んで反芻したいと思います。 先日もWEB会社さんに見積もりをお願いした際に「で、その場面で弁護士さんはどんなことをしてくれるのですか?」と尋ねられ、「そうだよな、それすら言語化してないんだよな」とようやく気づく水準にまだいるのものですから。


お返事のお返事のお返事

おお。素晴らしい制作会社さんですね。笑 ぼくたちWeb制作会社が重視していることが二つありまして。

  1. バリューを言語化する

  2. バリューはユーザーが決める

1と2の間に漂う形のないものを構築してくのがWeb制作の肝だったりしています。特に2の「バリューはユーザーが決める」が重要です。

自分たちがいくら力を込めて「これがバリューだ!(自社ができること)」と言っても、ユーザーが求めるものでなかったら意味がありません。でも、まずは仮説として提示しないとユーザーのニーズが分かりません。 だから、まずは言語化し、Webで提示し、仮説の検証を回していく必要があります。

  • 自社のバリューは何か?

  • 自社のブランドプロミスは何か?

答えのない問いに仮説検証の場を提供していくこと、継続的に続けられる環境を作ることも、Webの大切な役割だと思っています。 「答えのない問い」ではありますが、企業にとって最重要な問いのひとつだと思いますので。


まとめ

やりとりの再録は以上です。
お返事を書いていたら、「そうか、これとこれはこう繋がるのか」と発見することもありました。誰かに何かを説明するということは、自分の考えをまとめることにもなりますね。良い機会をいただきました。



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ぼくが所属している株式会社JBNでは「BtoB企業への成果貢献」を目的とした戦略策定・Webサイト制作・Web運用支援・Webマーケティング支援を一気通貫で行なっています。

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稲田英資について

株式会社JBNで戦略策定とWebマーケティング支援を担当しています。
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