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理想形の優先順位はそんなに高くない。

Web活用支援をしている機器メーカーのA社様。Webセミナーを毎月開催し、セミナー後はレポートもメール配信。3000字超のレポートをA社の担当者様が毎回書くので大変です。でも、成長しています。

メール配信期間の変移

  • 2年前
    セミナーの一週間後

  • 1年前
    セミナーの3日後


  • セミナー翌日
    次回セミナーの紹介&申し込みフォーム


最初はめちゃくちゃ大変

Webセミナーは毎月開催しているので、レポートをメール配信する際に翌月のセミナーを案内できるのが理想です。でも、最初はそんなの無理。開催するのが精一杯で、翌月のセミナー内容なんて決まっていませんでした。近くで見ていたからその大変さはとてもよく分かります。なにしろ初めての取り組み。

Web活用支援を始める際に、「Webセミナーを毎月開催してください。必ずやってください」というぼくのオーダーに向き合ってくださって、めちゃくちゃ大変だったのに2年間コツコツ向き合ってくださいました。今では営業価値が非常に大きい施策に。

何よりユーザーから見られる目がこの2年で大きく変わりました。それまでは「この製品いくら」「製品が壊れたから直したい」みたいな問い合わせしかこなかったのに、今では「自動化をテーマに工場を立て直すから全体設計から相談にのってほしい」という相談を頂けるようになりました。これは非常に大きな成果です。Webセミナーに即効的な営業効果はありませんが、「◯◯で困ったらA社に相談しよう」という意識変容にはとても貢献してくれています。


2年かけて理想形にたどりつく

当初は次回セミナーの募集なんて直前までできなかったのに、2年かけてとうとうセミナー終了後に次回セミナーの予告&募集ができるまでになりました。セミナー運営としては理想形です。 「そんなの当たり前じゃん」と言われればその通りですが、地方BtoBがゼロから始めて2年で到達できれば十分です。

何か新しいことを始める際のMTGでは「理想形」が語られやすいです。仕事した気になるし。でも、実はあまり優先順位が高くないんですよね。なぜなら、大抵は理想形に辿りつく前に挫けてやめてしまうから。 できることから始めて、コツコツ前進していく方が結果的にちゃんと到達できたりすると思います。べき論より、今できること。やっていれば上達するし、好きになるから。


関連note

「普通にやったら挫ける」という前提がWeb活用では大切。

「好きだからやるんじゃない。やるから好きになるんだ」。あるいは学びの習慣化

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