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仕事で使う言葉でその人の本気度がわかる説。

「仕事でどんな言葉を使うか?」
ぼくはとても大切なことだと思っています。
方針は2つ。

1. 納得していない言葉は使わない

例えばDXやナーチャリング。考えは分かるし取り組む企業も否定しないけど、自分の市場や客層にミスマッチだったら使わない。言葉は派手だが中身が空っぽな事は往々にしてあります。その言葉、今の顧客の課題解決に本当に必要ですか?ただ使いたいから、使うと楽だから使っていませんか?

2. 顧客の社内で流通する言葉で話す

特にWeb業界は顧客を置き去りにする言葉を使いたがる悪習があります。例えその場で通じたとしても担当者が社内で説明できなければ何の意味も力もありません。知識ギャップのマウントを取って、あなたが気持ちよく喋れただけの時間です。ぼくが売りたいのはWebではなく課題解決であり、顧客事業への貢献というバリューなので、どんな言葉を使うかはすごく重要。その後の社内変化に大きく関わります。


大切なのはバリューの実現

大切なのは「自社が提案/発信した内容が顧客に受け入れられ、全体に浸透するかどうか」です。なぜなら顧客は課題解決のために対価を払ってくれるのだから。浸透して変化を起こせなかったら意味がありません。

浸透は「言葉」から動き出します。だから顧客社内に浸透する言葉を見い出せるか、顧客社内で新しい言葉の流通が増えているかどうかを大切にしています。

その人の本気度が分かる説

資料に書かれた言葉や社内で流通している言葉だけで喋っている企業はよくあります。顧客を全然見てないし、目の前の相手への最適化も感じない。どれだけ「顧客視点」とか「ユーザーファースト」とか言われても、ああ、口だけの会社なんだな。時間を無駄にしたな…と思ってしまいます。特にSaaS系企業に多いので反面教師にして気をつけています。

その人がどんな言葉を使うかで「ただ製品を売りたい/ノルマをこなしたい人」なのか、「顧客の課題解決に本気で貢献したい人」なのかが透けて見えるとぼくは思っています。ぼくだけかしら。


関連note

Web活用支援では担当者様の向こう側にいる別部署の方々にも動いてもらわなければいけません。つまり、担当者様が社内で説明するときに使える言葉で理解していただく必要があります。

「現場の言葉」と「借り物の言葉」

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