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「信用できそう」と思ってもらえるWebサイトが必要になってくる。

何かを購入する前にいろいろ検索して調べるのだけど、情報量も多いし相反する意見が多すぎて選ぶことがストレスになったりしませんか。ぼくはなります。唯一無二の絶対正解なんてないから当然なんだけど。パソコンとか家電とか家具とか長く付き合うものはなるべく外したくないなあ…という気持ちもありつつ、買ったら買ったで何だかんだありながらも使い続ける自分も知っているんですよね。イヤホンを買うのに店頭でAかBかCかと一時間くらい悩んだのに、実際に購入して使い始めたらもう何とも思わない。BやCのことなんて1mmも思い出さない。人にもよるかと思いますがぼくはそういう奴です。使えればいいやという気持ちがある。

何を言いたいかというと、その商品のことを一番真剣に考えるのは購入直前のタイミングだということと、ぼくたちは正解を探しているようで実は信頼を探しているんだなということです。

  • 商品のことを一番調べるのは購入前

  • 検索すると情報量が多すぎる

  • 相反する意見がありすぎる

  • 選ぶのがストレス

  • 正解じゃなくていいから「信用できるサイト」を探すようになる

  • 「このサイトは信用できる」と思ってから本格的に検討を始める

ぼくはWeb制作をなりわいとしているので、この消費者心理が気になって仕方がないわけです。情報が爆発したインターネット時代は選ぶこと自体がストレスになるので、「信用できそう」と思ってもらえるWebサイトがとても重要になる。ロジックとしては分かるんです。自分の日常も実際そうやっているし。じゃあ、「信頼できそうなWebサイト」ってどういうものなんでしょう?こう考えると途端に分からない。ぼくの心はそうやって動いているはずなのに、自分が何をもって「信頼できそう」と思っているのかが分からない。

総合格闘技に入らざるをえない

これはいよいよぼくが今まで敬して遠ざけてきたブランディングとかデザインとかを含めた総合格闘技に入らざるをえない領域なんだろうな…と思い始めています。ぼくはこれまでブランディングとかデザインとかが単発で語られる文脈からは意識して距離を取ってきました。Web制作業界にありがちなユーザー不在の身内感や独りよがり感が苦手だったので。でも、ユーザーに「信頼できそう」と思ってもらえるために必要なこととして捉えなおしつつあります。信頼できるデザインとは何か?信頼してもらうための文脈づくりとは何か?2024年はそんなことを考え始める年になりそうです。今さら何言ってんだと思われそうですが。自分で腹落ちしないと興味を持てないんですよね。

それにしてもWebサイト制作という言葉に含まれる要素が多すぎる。「Webサイトを作れます」ではバリューがなくなるというのは10年前から感じていたことですが、今はもうそこをとっくに通り過ぎて企業のビジネスにおけるプラットフォームのひとつであり、総合格闘技の場になっている。うーむ。Webサイトの制作会社って大変じゃないですか。最近はその思いがどんどん強くなっています。みんなえらい。

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