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Webサイトのマイクロコピーが苦手な人の場合。

Webサイトのマイクロコピーが苦手な人の場合、コピーライティングのスキルに注目されがちですが、基本的な問題はそこではないと思っています。たいていはペルソナがぼんやりしている(または思い浮かべながら書いていない)ことが要因で。マイクロコピーで大切なのはロジックやTIPSなどではなく、対象者への理解に基づいた語り方です。もっと言うと、「あなたが相手を本気でデートに誘いたいと思っているかどうか」です。それはそうですよね。宿題のレポートじゃないんだから。いくら論理的に整合性が取れていてもレポートを読まされてデートに行く気になんかなりません。マイクロコピーの役割は相手の心を動かすことです。あなたの答案を見せる場じゃない。相手のことを見ようともせず、どこかで聞きかじったそれっぽい言葉でコピーを埋めてしまうのか、「ペルソナへの手紙のように書こう」という姿勢で取り組むのかでアウトプットはがらりと変わると思います。スキルはその後。まずは取り組む姿勢が大切です。お試しください。

お手本のようなWebサイト

マイクロコピーがとても上手だなあと思ったのが静岡のWebマーケティング会社・株式会社のびのび色さんのWebサイトです。「ペルソナを思い浮かべて語りかけている」という点で好例だと思いました。部分も全体の統一感もトータルで勉強になりますのでぜひご覧ください。

ペルソナシートを作ればいいという訳じゃない

上記ツイートで「マイクロコピーにはペルソナを思い浮かべるのが大事」と書きましたが、ぼくはペルソナシートには懐疑的です。時間と労力を費やして作られたペルソナシートがその後活用されることなくフォルダの墓場で眠り続けている状況を幾度となく見てきました。大切なことはコンテンツを考えたり設計したり書いたりするときに相手を思い浮かべることで。ペルソナシートを作ることが目的ではありません。当たり前ですよね。でも、たいていはペルソナシートを作って満足してしまう。そんな環境だったら「相手を思い浮かべて!」「手紙のように書いて!」とその度に言った方がいい。100回必要だったら100回言った方がいい。その方が身につきます。繰り返しますが大切なのは相手を思い浮かべることです。シートを作ることじゃない。学校の宿題じゃないんだから。ぼくはそう思います。

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