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「うつっぽいときは動物と触れ合う」:癒しの力で心を軽くする方法

どーも、うつぬけマンです。

うつ経験を歌で伝える講演活動で全国をかけまわり、10年で1万人超の心に寄り添ってきました。


また、私のうつぬけエピソードはドラマのモデルともなりました。


突然ですが、「うつっぽい」と感じることはありませんか?

私も、うつ病を克服した今でも、「うつっぽい」と感じることがあります。

しかし、「動物と触れ合うこと」が私を救ってくれました。

これは、うつ病克服後に専門書を読みあさってわかったことなんですが、人は動物と触れ合うと、ストレスが軽減されると同時に幸せホルモンを分泌できるというのです。

なので今回は、実際にうつ病を経験し、動物との触れ合いによって心を軽くできた私が「動物との触れ合いが、心の健康にどのように役立つのか」を科学的根拠とともにお話しします。

この記事を読めば、「うつっぽいときに動物と触れ合うと、心を軽くできる理由」がひとめでわかります。

また、「動物との触れ合いがもたらす効果」を知ることで、うつっぽいときも楽に生きられる可能性が高まります。

とはいえ、しんどくて体調が悪い人は早めの受診をおすすめします。

では一緒に見てまいりましょう。


▪️動物との触れ合いがもたらす効果


動物と触れ合うことで得られる効果は多岐にわたります。

その中でも特に注目すべきは、ストレスの軽減と幸福感の向上です。

カロリンスカ研究所のピーターソンらの研究によると、犬と60分間触れ合うことで「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンやオキシトシンの分泌が増加し、ストレスホルモンであるコルチゾールのレベルが低下することが確認されました。

・科学的な裏付け

この研究では10人の被験者が自分の飼い犬と60分間接触しました。

その結果、最初にオキシトシンが少なかった被験者ほど、犬に頻繁に触りたがり、触れ合った後には大きな反応が見られました。

オキシトシンは「愛情ホルモン」とも呼ばれ、心の安定や幸福感をもたらす効果があります。

ただし、同じ研究で興味深いことに、犬が頻繁に触られると、犬のコルチゾール値が上がる傾向も見られました。

これは、犬自身もストレスを感じる場合があることを示しています。

ですから、動物と触れ合う際には、その動物のストレスも考慮しながら適度な距離感を保つことが大切です。

・医療従事者の意見

ドイツの調査によると、90%以上の医療従事者が動物との触れ合いの効果を認めています。

特に犬との触れ合いはその効果が絶大であるとされています。

麻布大学の研究でも、犬との触れ合いがオキシトシンの分泌を促進することが確認されています。

また、犬の健康のために必要な散歩は、飼い主にとっても日光を浴びる機会を提供します。

日光を浴びることで、脳内のセロトニン分泌が促進され、うつ症状の改善に役立つことが知られています。

つまり、犬を飼うことで、規則正しい生活が自然と身につき、心の健康にも良い影響を与えるのです。

▪️実際に試してみる

私自身もチワワを3匹飼っており、彼らの存在が私にとって大きな支えとなっています。

彼らと触れ合うことで日々のストレスが軽減され、心が癒されるのを実感しています。

しかし、ペットを飼うことが難しい方もいるでしょう。

そのような場合でも、他の方法でオキシトシンを分泌させることが可能です。

・ペットを飼えない場合の代替方法

たとえば、ぬいぐるみを抱っこしたり、柔らかい毛布に包まれることでもオキシトシンの分泌が促進されます。また、家族や友人、恋人との触れ合いも効果的です。誰かと手をつなぐ、ハグをするなど、身体的な接触が心を癒す効果をもたらします。

・自分に合った方法を見つける

動物との触れ合いは、心の健康に大きな効果をもたらす方法の一つですが、個々の状況や好みに合わせた方法を見つけることが大切です。動物と過ごす時間が難しい場合でも、自分を癒すための小さな工夫を積み重ねることで、日々のストレスを軽減し、心の健康を保つことができます。

▪️まとめ

いかがでしたか?

動物との触れ合いは、うつっぽい気分を和らげるための有効な手段です。

科学的な研究結果からも、その効果が実証されています。

ペットを飼うことができる場合は、ぜひ試してみてくださいね。

そうでない場合も、他の方法で自分を癒す時間を作りましょう。

日々の小さな積み重ねが、心の健康に大きな影響を与えます。私の経験からも、その効果を確信しています。

あなたの心が少しでも軽くなることを願っています。動物たちとの触れ合いが、あなたの癒しの一助となりますように。

とはいえ、うつっぽくてしんどい人は、私が運営する「うつ脱出のコツ」を学べるメンバーシップに遊びにいらしてくださいね。


参考文献『図解ストレス解消大全』(堀田秀吾著、SBクリエイティブ)や『1日誰とも話さなくても大丈夫 精神科医がやっている猫みたいに楽に生きる5つのステップ』(鹿目将至著、双葉社)



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