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残暑と後悔

連日、記録的な猛暑日が続いた夏でした。
今日もまた東京は35度を超えました。
こんな暑い日は平日の午前中からプールに行って汗を流し、プールのあとはキンキンに冷えたビールを飲んで、味の濃いチャーハンや焼きそばなど(あるいは両方)をかきこんで、それから熱いシャワーをさっと浴びて、パリパリに乾いたバスタオルで日焼けした背中をやさしく拭いて、冷房の効いた真新しい畳の部屋に転がって昼寝する。
昼寝から起きてもまだ日は高い。早い時間から開けている焼き鳥屋に出かけて行って、モクモクとした煙の中で冷えたサッポロの赤星を流し込み、まずはレバーをタレで…と、いうようなことをするのには最高の日和だろう…。
だけど、そういう日はもう二度と訪れなくなってしまった…。
酒を断ったのです。
正月が明けたある日、思い立って。突然に。

あれほど毎日飲んでいた酒を、近頃では飲みたいとも思わなくなりました。
酒をやめてからは、一日中絵がたくさん描けてよい。
朝、絵が描きたくて目が覚める。
宿酔がないので起床してすぐ頭が冴えている。
脳がまるで新品になったような気さえする。
絵を描くことが、アニメーションを作ることが楽しい。
世界がはっきりとクリアに見えるようになった。
今のところ、良いことしかないのです。

酒をやめてから後悔したことは、もっと早くやめればよかった…という後悔だけなのです。

自慢できるようなことではないし、誰かに勧めるつもりもないのです。
これまで阿保ほど飲み過ぎていただけの話なのです…。
やめるに至るまでのことや、やめてからのことなどはいずれここにも恥をしのんで書いてみようかと思います。
何らかの形で作品にもできればなと考えたりもしています。
(タダでは転ばない貧乏根性)

しばらく暑い日がまだ数日続くそうですが、夜には秋の気配もしてきました。
どうぞ皆様ご自愛ください。

これからは少しずつ日々のことをここに書き留めておきたいと思います。

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