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眠れない夜を超えて

2020年6月1日から小学校の休校終了で学校生活がスタートすることに。

5月末に登校日が追加され、分散登校で3時間ほど新生活に関する指導が行われることになった。

休校期間中の登校日は保護者のみまたは保護者同伴で時間内10分程度、担任と宿題の受け渡し程度だったのが、分団でこどものみ登校し昼前に帰宅するという。

前日の夜に、不安から眠れなくなってしまった娘が抱きしめてほしいとふらふらとベットから降りてきた。

今年は小学校の4年生になるが、幼稚園の頃から新学期は不安定になるタイプで幼稚園の年中の時にはストレスから喘息症状を引き起こしたことも。

不安の種はさまざまで、
下駄箱の位置がわからない
お友達と離れ離れのクラスになることが耐えられない
先生が怖かったらどうしよう

幼稚園のころから日々行きたくない日が多く、
今日はわかめが給食で出るからいやだ
字の練習は汚い字をみんなに見せるのがはずかしい
耳が痛い、手が痛い、足が痛い(おなか痛いとは、アイスとかジュースが飲んだり食べたりできなくなるので言わない)

1つ1つ不安の種をきいて、1つ1つ不安の種をつぶして乗り越えてきた。

眠れない夜に娘を抱きしめると不安の種をひとつづつ吐き出していく。

クラス替えで知らない子ばかりで、休憩時間にどうしたらいいかわからない
クラスが何階にあるか忘れてしまった。
分団の集合時間を忘れた
宿題が全部おわってない
明日はもう勉強をするのか

などなど
ひとつづつ吐き出した種を一緒につぶしていく。

休憩時間をもてあましたらという問いには、
教室に来ている子を数えてきて教えてほしいとお願いしました。

不安の種がつぶれると、満足したのか寝息を立て始めた。

結局、
朝も早めに支度を終えて、少し早めに集合場所へ出かけていった。

帰りは満面の笑みで、

転校生もいたり、みんなまだ仲良くないから先生がいろいろ声をかけてくれたとか。

休憩時間もソーシャルディスタンス鬼ごっこ!?をしたとかで、
よくよくきいてみたら影ふみ鬼だそう。
なるほど。

見守ること、抱きしめることしかできないけれど。
眠れない夜も超えて、日々成長していく、たくましく乗り越えていく。
明けない夜はない。



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