【MTG統率者】連載企画:やまだんちのEDHハック Vol.6〜統率者布教編~

こんばんは、カジュアル統率者を中心にマジックを楽しんでいます。やまだんちのちょうなんと申します。
最近いつも一緒に遊んでもらっているコミュニティで内で「統率者初めて遊びます!」という方と何度か遊ぶ機会があり、こうしたらもっと楽しんでもらえたな〜という学びがいくつかあったので今回は統率者を布教する時のTipsをまとめて紹介しようと思います。
まだ私も経験が少ないのでこれがベストと言い切るまでにはなっていませんが、今までの気づきをまとめて紹介して今後も時間をかけて徐々にアップデートしていきたいと思います。

興味をもってもらう

ここからやる!?という気もしますが統率者戦に興味をもってもらう為統率者戦の魅力についてやまだなりの文章でご紹介。
《統率者戦の魅力!》
・統率者戦とはマジックをパーティーゲームにアレンジしたようなフォーマットです!
・"統率者"と呼ばれるデッキの核となる伝説のクリーチャー1体と99枚の合計100枚のデッキを持ち寄って3〜4人で対戦します。
・統率者は条件さえ満たせばゲーム中に何度でもプレイする事が出来る。まさに肩を並べて共に戦う戦友のような存在!
・30年以上続くマジックの歴代カードほぼ全てを使う事が出来る自分のスキを極められるフォーマット!
・強敵を倒すために他のプレイヤーと手を組んだり、逆に自分が出すぎて袋叩きにされないようしかけるタイミングを考えたり多人数戦ならではの駆け引きの要素でゲームがさらに面白い!
・ゲームを終えた後も面白い!対戦を通じて知った自分の弱点を少しづつデッキのカードを入れ替えてプレイヤーとデッキが時間をかけて強くなっていくのもまた醍醐味!

デッキの準備

統率者は100枚のハイランダー構築でカードプールも広く、興味はあるけれど実際に遊んだ事がないとなかなか構築まで手が出ないという方が多い印象です。なので布教の際はそういった方向けにレンタルデッキを用意してあげるのがオススメです。
レンタルデッキは公式の構築済をそのままでも十分楽しめると思いますが、統率者選びには注意が必要です。
レンタルデッキの場合、自分が構築したものではないのでデッキの勝ち筋がぼんやりした状態でゲームに参加する事になります。そしてこれがやってみると意外とゲームに入り込み辛い要素。
なのでレンタルデッキは統率者自身が直接勝ち筋に関わるようなクリーチャーがオススメです。代表例は2回殴れば人が死ぬでおなじみの《世界を溶かすもの、アタルカ》。他にも《リスの将軍、サワギバ》のようにトークンで勝つ!《折れ刃のちし郎》の+1/+1カウンターで勝つ!といった路線が明確なものがよいと思います。
逆に《トリトンの英雄、トラシオス》のように統率者自身は直接の勝ち筋ではなくアドを稼ぐ手段のものや《雇われの剛力、スライサー》のようにやっている事は単純でも多人数戦ならではの要素を勝ち筋にしているものは避けた方がよいと思います。
また、公式の統率者デッキをそのまま使う場合は全体的にカードパワーが低めでマナフラ気味な構築のため”出来ることが何もない”を避ける為に《第三の道のロラン》などドローをプレゼント出来るカードを自身のデッキに仕込んでおくとよいかもしれません。

卓の準備

次に何人卓で遊ぶべきかについてです。基本的には集まったメンバーで出来る卓でよいのですが、布教する相手がまだマジックやカードゲームそのものに慣れておらずプレイイングやカード効果の理解にサポートが必要な場合は3人卓で行うのがオススメです。
初心者の方にとって4人分の盤面を把握するのはなかなか大変。また自分がアクションを取る時にどんな影響があるのかを考えるのも通常より時間がかかってしまうので情報量を減らしてゲーム参加の難易度を下げる為に人数を減らす方がよいと思っています。
また考える時間だけでなくカード効果の説明にも時間がかかりがちなので時間内にゲームの決着をつけるという観点でも回転率を上げたいところ。
もちろん普段からスタンやパイオニアを沢山遊んでてプレイに不安がない方は通常の4人卓で問題ないです。そちらの方が統率者戦ならではの駆け引き要素は増えるのでより盛り上がると思います。
逆に5人卓はゲームが長くなりすぎて時間内に終わらせられる気配がなかったです(体験談)

その日の自分の気持ちも考える

これは自分的に盲点だったポイントなんですが、その日自分が布教モードなのか対戦モードなのかはしっかり確認しておきましょう。
新しいデッキを組んだ直後など「今日は戦うぞー!」というテンションの時にティーチング役を引き受けてしまうと帰り道「今日はあんまり遊べなかったな〜」という気分になってしまう事もあると思います。
皆さん忙しい中時間を見つけて遊びに来ているので、今日は布教よりも対戦だな〜という気分の時は無理をせずその日はやめにしてまた次の機会に持ち越してもよいと思います。

布教編まとめ

ここまで読んで頂いてありがとうございました。統率者戦は公式から構築済が毎セット発売されていて「知ってはいる」「興味はある」という方は沢山いらっしゃいますが他のフォーマットに比べて特殊だったり、0から構築するにはそこそこ労力がかかるので手を出していなかったという方も多いです。ですが一緒に遊ぶと楽しさに気づいて「次は自分で組んだ統率者デッキでやりたいです!」と言って下さる方も多いので布教のしがいがあります。
是非みなさんもまだ統率者にハマっていない周囲のプレインズウォーカー達を"完成化"してみてください。All Will Be Commander!

前回までの記事はこちらです

Vol.1 構築プロセス編
Vol.2 カード選択編
Vol.3 MTGBuilder編
Vol.4 EDHREC編
Vol.5 ライフカウンター編
企画前の記事ですが カジュアルEDHでやってよかった事 も合わせてどうぞ。この記事は趣旨が近いのでそのうちこの連載内に統合しようと思っています。

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