【MTG統率者】連載企画:やまだんちのEDHハック Vol.1~構築プロセス編~

こんばんは、記事にしたい事が多すぎて下書きばかりが溜まってゆく。。。やまだんちのちょうなんです。皆様お久しぶりです。
私は昨年9月にマジックを初めて約半年間統率者を遊んできました。その中で一心から始めてアスマディ、ウルザ、ギルソン、ジャズィ、スライサー、髑髏茨、テイサ、アトラ・パラーニ、セルヴァラとそれなりにデッキを組んで試行錯誤をしてきたので、今現在の私の統率者のデッキ構築方法や学んだ事を皆さんにシェア出来ればと思います。
全部を一度に書こうとするとやはり下書きで終わってしまいそうなので連載企画として全体像から各情報の細かいところまでを分割して記事にしていこうと思ってます。
読者さんはMTGをそこそこ遊んでいて、0から統率者デッキの構築を経験している方を想定しています。
初回は構築プロセス編として私が統率者のデッキを0から組む時にやっている手順や使っているツールについてお話できればと思います。

統率者デッキ構築の難しさ

本題に入る前に私の考える統率者デッキ構築のむずかしさについて少し書いておこうと思います。
試したいカード多すぎ問題
30年の歴史を持つマジックのほとんどのカードを使う事が出来るEDH。広大な選択肢から自分だけのデッキを作る楽しさは語るまでもありませんがそれ故に!試したいカードが!多い!!!
やまだは初めてデッキを組む時、試したいカードが多すぎてまだ1度も対戦していないのにそのデッキ用に集めたカードが150枚くらいになっていました。。。誰を統率者に選ぶかはもちろん、型と呼ばれる何を勝ち筋をするのか。また似た役割のカードのうちどちらを採用するかなど、考える時間が楽しいがゆえにいくらでも時間を溶かしてしまいます。
組んでみた結果自分にハマらない事もある
これはやまだ的にものすごく盲点だったのですが自分なりに試行錯誤を重ねてようやく100枚のデッキが組みあがりよし実際に遊ぶぞー!となってふと気づく時があります。「あれ?このデッキ使っていてなんか面白くないぞ?」と。。。
最初統率者を選んだ時はコレだ!と思っていたのにいろんなカード調べて、長い時間かけて吟味したデッキが使っていて面白くない!やまだはこの現象が何度か続いて「私、マジックむいてないのかなー?」とスランプになった事もありました。
実際はそのデッキの戦略が自分にハマっていなかったのですがそういった事に自分で気づくのには時間がかかりました。

細かく挙げていくとまだ沢山あると思いますが要約すると"情報量・選択肢の多さ"と"デッキの多様性と自分の好みのマッチング"この2つとどう付き合っているくかという事になるかと思います。
今回は全体像ぐらいでひとつひとつは掘り下げませんがこれらに対して私なりに答えを出してみたので紹介できればと思います。

Step1.統率者と基本戦略の情報収集

デッキを作る時はまず統率者と勝ち筋を何にするかを決めます。情報収集先は主にWebで"EDHREC""個人の方が掲載しているデッキレシピ""Youtubeの対戦動画"を使っています。EDHRECはいろんなカードが関連するものごとに調べられて入口の情報ソースとしてとてもよいです。人気のある統率者やコンボを眺めてそこで気になったカードについて「〇〇〇(カード名) EDH」で検索してデッキレシピや対戦動画を探します。"WisdomGuild"を使って似た動きが出来そうな他の統率者を探す事もあります。
デッキレシピ系は作った方の愛の詰まった記事が多くその人のお気に入りコンボなどが書いてあるのでデッキを使った際のイメージが膨らみます。対戦動画は件数は少ないですがデッキが回ってる時のみならずうまく機能していない時ケースなんかも見れるので自分に合っていそうかのイメージをつかむのによいです。最初注目していたものとは別の統率者の情報も得られるので新しい世界が広がるのもいいところです。今は自分の好みが見えてきたのでEDHRECから入る事が多いですが最初の頃は対戦動画が入り口でした。

Step2.デッキと自分の相性チェック

おおよその統率者や戦略が決まったら次はデッキと自分の相性チェックです。この部分は自分なりの工夫ポイントで今後の記事でより深堀をしたいと思っています。具体的に何をするかと言うと"MTGBuilder"などのアプリを使って"構築前一人回し"をします。
構築前一人回しとは何をするかと言うとデッキを荒ーい粒度で100枚作って回してみるという事です。統率者デッキは本来100枚のハイランダー構築ですが、同じカードを10枚15枚とじゃんじゃん入れてデッキを作ります。マジックは似た効果のカードはおおよそ近いマナ帯域になるのでなんとなーく似た感じの雰囲気のデッキを作って実際にデッキを組んだ時の面白さをこの段階で疑似的に体験する事が目的です。
土地もこの段階では特に色を気にしないので基本地形だけ1種類入れて回しています。私はだいたい、土地、ドローソース、マナ加速、パーツA・B・C・Dの6,7種類のカードだけで作って回してみます。回してみて面白いと思ったらその戦略と自分の相性がよさそうという事なのでデッキの比率を参考に個別のカードを決めていきます。
回してみてあまり振るわない時はパーツを増やしたり、ドローソースやマナ加速のマナ帯域に幅を持たせたりして少し調整してみますが10枚前後にバリエーションを増やしてもピンと来ない時はまたStep1に戻って別の作戦や統率者を探しに行きます。

Step3.各パーツの候補カードの調査と採用カードの決定

続いてStep2で回したデッキの比率を参考に各パーツの類似カードを探していきます。基本的には”WisdomGuild”を使って似たキーワードをカードを探しに行きます。カードのリストとその金額も調べられるので自分の遊ぶ価格帯で候補になるカードを総ざらいしてリストを作ります。
思ったよりも類似カードが少なくて枚数が届かないときはEDHRECなどから高シナジーなカードを新しく組み込んでまたStep2の一人回りをして全体のバランスを調整します。
採用カードの"MTGwiki"のページにも目を通すと自分が思っていなかった弱点やヒントの発見になったり、類似カードのリストがまとまっていたりと助かる事が多いです。
この時カード名だけだと初見のものばかりですぐ忘れてしまうので私は"Googleスプレッドシート"にカード名とどの役割のカードか、マナコスト、要約した効果を含めたリストを作っています。最初は面倒ですが長く同じ統率者を遊ぶなら作っておくと後々便利です。一通り集めた情報のうちどのカードを最終的に採用するのかもこのシートの中で決めています。

Step4.仕上げの確認作業

99枚のカードが決まったらいよいよ最終テスト。MTGBuilderにリストをインポートして確認の一人回しをします。確認する観点は主に3点で"最初のマリガンチェック"と"マナベースの確認"、"15枚~20枚のカードを引いた際にデッキの主戦略の動きがとれているか"です。
統率者戦は一回のゲームが長いので初手のキープをミスったりマナスクリューでゲームから置いてかれてしまうともったいないのでそこを繰り返し確認して自分が納得できる確率で動くようになるまでカードの比率を変えながら調整します。
色のバランスはここで初めて確認するので、動きがStep2で回していた時よりもったりして嫌だなと感じた場合は統率者を選びなおして色を減らすためにStep1に戻る事もあります。ですがその場合も似た役割がこなせる統率者を探して全体の構成比はほぼ変えずに抜けた色のカードの差し替えをするだけなのでそこまで大きな手戻りにはなりません。

Step5.必要なカードの発注

ここまでくればあとはほぼ作業です。デッキリストを持って近くのカードショップに行くもよし、WisdomGuildで最安値を調べて通販で購入するもよし。カードを揃えましょう。私はだいたい1デッキ作るのに3店舗くらいから通販で購入する事が多いです。古めのカードだと在庫がなかなかないという時もありますしね。よく使っている店舗はドラゴンスターさんで在庫と価格のバランスが程よく楽天のポイントが使えるので助かっています。

Step6.最後はやっぱり実践で

ここまで何度も一人回しを繰り返しながらデッキを調整してきましたが、それでもやっぱり一人回しは一人回し。実際に友達と遊んでみて自分の思った以上に活躍するものや意外と弱点のシチュエーションが多いものを見つけてこつこつと入れ替えながら調整をしていきます。また何度か遊んでいるうちにコミュニティ内のメタゲームも動いていくので最初は動きやすかったのにだんだん動きずらくなったりとそういったものも感じながら調整していきます。

構築プロセス編まとめ

ここまで一連の私のデッキ構築手順を書いてみましたが、思ったよりもだいぶ長くなってしまいました。ここまでお付き合いいただきありがとうございました。やっぱり0からデッキを組むのはそこそこ根気や時間が必要です。だからこそ対戦の場でそれがうまく機能した時はとても楽しく、長い時間共に戦いながらデッキとプレイヤーが成長していく統率者はやり込み要素もあるパーティーゲームとしてとても魅力的なゲームだと改めて思いました。

今後予定している記事

冒頭で書いた通り今回書ききれなかった部分もまだあるので今後連載企画で書いていこうと思っています。今のところ下記をイメージしていますがこんな事聞きたい!などありましたらコメントやtwitterで声かけて頂けると嬉しいです。
①デッキ構築で気を付けている事 統率者選びや勝ち筋をどうするか専用パーツを何枚仕込むかなどについて書く予定です
今回話したデッキ構築のプロセスのもう少し詳しい内容 今回話した一人回しについてもう少し詳しく掘り下げて書きたいと思っています。
各ツールの使い方 MTGBuilder、EDHREC、WisdomGuild などの使い方やTipsをまとめていけたらと思っています。

最後にいつもの宣伝です!
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また周囲に興味のある方いそうでしたら広めてもらえると嬉しいです。


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