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要らない !u

大学の他人たちに次に住む場所や県をおしえたくなくて、そこに関しては嘘ばかりを吐いている。「山形で住み込みで温泉女将するよ」、「地元に帰って携帯を売るよ」、「山口で本屋さん開くよ」。嘘ばっかりリフレイン。


洗えないものを貸したくない。洗うのが大変な冬用の布団も、抱き枕も。さわんないでほしい。あなたのこと、断片すらも、残したくない。いつだって思ってる。


チョコレート・ムース作りました。おいしい、あまい。あま~い、ね。ひとりで食べたくて作ったのだ。スプーンで壊す城。ここはエアコン何度の国でしょう。きみは二度と足を踏み入れられない。


好きだった、になった瞬間。価値がなくなって、ぼろぼろに零れてく。全部根無しだったから散るのが早くて、もう、なんか。瞬きしたらなんにも思い出せないじゃない。思い出せないから繰り返すのかな、とかはさて置いてさ。普通に、ゆるしてはない、みたいな。つまんないことも言いたくなる。

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