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イギリスのストーンヘンジに行って「誰が考えて作ったんだよ、コレ…」と2回ツッコんだ話

ストーンヘンジに行った。ロンドンから200キロ以上離れていて、バスツアーだと往復4時間はかかる。長い。旅行先で4時間の移動は長いよ。
だけど、せっかくイギリスにきたなら、見ておかなくちゃならないと思って行った。

ロンドンにツアーバスが到着。あいにくの雨だった。真冬の2月。
「寒さ×雨」という最悪のコラボレーション。

少々暗い気持ちになったが、なんせ行き先はパワースポットだから大丈夫。
パワースポット「ストーンヘンジ」だ。
いまは、気分を暗くしておくぐらいがちょうどいい。

ロンドンを発ってから2時間経ち、バスの窓からかすかに巨岩が見える。

でっかい石にどんどん近づく。同時に羊たちも見える。

メインの石群とは少し離れた場所にバス降り場があった。
「はい、じゃあ1時間後にもどってきてね〜!バ〜イ!」
カジュアルに世界遺産へと送り出される。

ストーンヘンジといわれてイメージする石の集まりまでは、実は結構遠い。

道中には、「わたしもでっかい岩なんだが…」という顔でこっちを見てくるやつらがいる。

一緒に写真を撮ってみた。
脇役だが、かなりでかい。モンスター感が漂う。

少し歩いて、頭の中にイメージしてた「ストーンヘンジ」が目の前に見えてきた。
近くにいる人の大きさと比べると、その巨大さがわかる。

だんだんと近づく。
近くに寄っていたように見えていた他の観光客も、意外と近くまで寄れていないことに気づく。

観光客がたくさんいる場所まで追いついた。

「うわ、これがあのストーンヘンジか。」みたいな顔でガンガン写真を撮っている人もいれば、「結構これ、ただの岩だな…」みたいな感じで、写真1枚撮ってスルーしていく人もいた。

僕は、雨ニモマケテ、風ニモマケテ、震えて凍えていたので「そこをどけてくれ!写真を撮ったら、俺は売店にこもる!」と早歩きをしていた。

柵があり、近くまで行かせてくれないので、何メートルも離れた位置からでないと写真が撮れない。
でも、岩自体がでかすぎるために、近くで撮れているように感じる。

「誰が考えて作ったんだよ、コレ…」
どうやって運んだの?なにがしたかった?謎が深まる。理解できないものを見ると興奮する。

別角度で撮った下の写真は、魔物の下半身みたいなゾーン。動き出しそう。

妻と写真を撮る。(当時は彼女)
お互いに「さみぃーなー!おいおい!かじかむわ、手が!」とコンディションが悪かったので、険しい顔の写真が多い。
もし、ここがパワースポットじゃなければ、力が出ずに1枚も写真を撮れていなかっただろう。それくらい寒くて過酷だった。

帰りのバスの時間まで結構あいている。もっと見た方がよかったんだろうか。普通はもっと酔いしれるんだろうか。
スタスタ歩いてしまったので、早くゴールしてしまった。

とにかく寒いので、売店に入る。

ご機嫌な店員さんが、口笛を吹きながらむかえてくれた。
「俺は《English heritage(イングランドの歴史的建造物保護団体)》の一員だぜぇ〜?」みたいなニヤリ顔で見てくる。

上機嫌なレジで、ポストカードを買った。
こんなやつ。

どうやら、魔物の下半身が好きらしい。

まだ時間がある。もう一度見てこようか。いや、見ない。寒い。無理。
2回目に行けるパワーまではいただいてなかった。

小腹がすいたので、売店の隣のカフェ的な場所で「ウィンナーロール」なるものを注文した。

少し待ち、無愛想な店員さんに呼ばれる。
「はーい、ウィンナーロールゥ」と渡されたものは想像と違った。
パッと見、ウィンナーが入ってない。しかも、全然味がしない。味付けた?
「アップルパイアップル抜き」みたいなやつがきた。ウィンナーみたいなものが、申し訳程度に刻まれて入っていた。
素材で勝負してますってか?ただの石で勝負してる場所だけに?
ウィンナーが1本入ってると思って注文したのに…

「誰が考えて作ったんだよ、コレ…」

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