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【帰国子女教育】体験することの大切さ〜Oxford Educational Tour 2〜

IMRでは先週、OxfordにEducational Tourに行ってきました。

前回記事はこちら↓

今回はOxfordの街で学んだこと、そしてEducational Tourのような体験の重要性について。

Oxfordの知識

まずはOxfordでツアーガイドさんから学んだ知識のいくつかをシェアしたいと思います。

・Bodleian LibrariesとRadcliffe Camera

ヨーロッパで最も古い図書館のうちの1つだそうです。

建物にはギリシャ風の彫刻が施されており、これは当時のイギリス人がギリシアに自らのルーツを求めたことによるそうです。

また、このボドリアン図書館にはラドクリフカメラという有名な円筒形の建物があります。なんでも朝から夜まで勉強するため、一日中光が差している場所を確保するために円形にしたんだとか。

ちなみにカメラ語源はラテン語で円形のもの、という意味があるらしいです。だから円形の建物ということでカメラ。

引率講師の私(政治学専攻)は、そういえば英語で二院制のことをbicameralというしなぁ、などと思いながら見物しておりました。

・Oxfordの校章

オックスフォードには、Collegeごとのエンブレムの他に、オックスフォード大学としての紋章があります。これは開いた本のなかに

Dominus Illuminatio Mea ("The Lord is my light")

と書かれているものです。

ちなみにオックスフォードのライバルとして名高いケンブリッジ大学の紋章は本を閉じた形のものらしいです。

毎年テムズ川で行われる両校が勝敗を競うボート大会では、

Cambridge→Oxford: 「いつになったら本を読み終わるのか!」
Oxford→Cambridge: 「いつになったら本を読み始めるのか!」

という恒例の罵り合いがあるんだとか。

他にも沢山の見所や印象的なエピソードはありましたが、残りはまたいつか。

体験することの大切さ

さて、ここまででお伝えした知識は講師として引率した我々の記憶には残っていますが、おそらく生徒たちの記憶には残っていないと思います。

「では、Educational Tourに参加しても無意味ではないか?」

そう思われるかもれません。

しかし私は、子どものころに実際にOxfordのように数々の学びを得られる地に足を運び、現物を見ておくということそのものに意味があると考えています。

知識は子どもたちのもとには残っていなくとも、
Oxfordに行った体験そのものはおそらくこの先も記憶に残っているはずです。

今回参加した生徒はまだ日本では小学生の年齢。
知識には限界があります。

ただし体験したことを少しでも記憶にとどめておける年齢のはずです。

その体験が学びへと変わるのはきっと、ずっと何年も先。

例えば高校で世界史を学んだとき。
例えば生物で進化について学んだ時。
例えば大学進学に迷った時。

ふと何かを学んだ時や考えたときに、今回の体験はきっと新たな学びへと昇華されるはずです。

そう遠くないうちに日本に帰国するであろう彼ら。
イギリスにいるうちに、イギリスでしかできない体験をすることが、
将来「帰国子女」になる彼らが今得られる最大の価値ある経験のはずです。

終わりに〜体験を高次元の学びへ〜

Steve Jobs(彼はアメリカ人ですが)の有名な演説に'Connecting the dots'というフレーズがあります。

今回のツアー、おそらく彼らはOxfordで空き時間に走り回ったことくらいしか覚えていないでしょう笑

しかしここで得た体験、Jobsのいうところのdotが、いつか別のどこかで学んだdotと繋がる日が来ると思っています。

点と点がつながれば線になります。
点が3つあればそれを結んで二次元の平面に三角形を描けます。
点が4つあれば例えば三次元空間に四面体を描けます。

今回の彼らの体験が、いつかどこかで別の知識や経験と結びついた時、それはまさに異次元の大きな学びへと変わるはずです。

講師一同、今回のEducational Tourがいつか彼らの成長の糧となることを祈っています。

IMR 講師H

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