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【親御様インタビューvol.1】娘が即興で発表できたのは、インプロで「失敗しても大丈夫」と思える経験をしてきたから

IMPRO KIDS TOKYOでは4月26日、子どもオンライン・インプロショー『IMPRO KIDS at HOME』を実施しました。ショーに出演した子どもたちの親御さんに、ショーを振り返ってお話してもらいます。

今回インタビューしたのは、せいじさん。(右真ん中)

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以下に紹介する、みそらちゃんのお父さんです。

みそら:IMPRO KIDS TOKYOに1年前から通っている、小学4年生。今回のインプロショーで、ショーの開始前にルールを説明する「前説」を担当。一番初めにお客さんの前に立つ重要な役割を、緊張しつつもきっちりこなしてくれました。

ーー今回のオンラインインプロショーで、印象に残ったシーンはどこでしたか?

やはり「前説」ですね。あの説明のやり方は、みそらがメンバーの意見を聞いて試行錯誤しながら、ゼロからつくりあげたものだったので、よかったなと。

▼実際のシーン


【みそら前説:お客さんへのchat練習ゲーム】
みそらが考えてきたお客さんへのウォーミングアップゲームです。
インプロショーではお客さんからアイディアをもらいながら進めて行きます。オンラインなのでチャットでお客さんに関わってもらえるよう、みそらがお客さんへのチャット練習ゲームを考えてきてくれました。
【ルール】
①お題を決めて、プレイヤーがイラストを描く
②10秒間で描いたイラストをお客さんにみせる
③お客さんに答えを想像してもらいチャットに打ち込んでもらう


ーーショーを見て、どんな部分にお子さんの成長を感じましたか?

自分のアイデアを披露する場面で、躊躇せずにどんどん発言していたところです。

みそらはもともと、失敗や間違いをすごく嫌がるところがあって。インプロを習い始めた一年前は、即興でリアクションを返したりアイデアを言うことがなかなかできませんでした。

インプロで自分の失敗をオープンにしてみんなに受け入れてもらったり、「もう一回!」とやり直す経験を積んだりしたことで、「何か言ったら仲間が受け入れてくれる」「失敗しても大丈夫だ」と思えるようになってきたようです。

ちなみに、日常生活のなかでもみそらの成長を感じることがあります。例えば、お店で店員さんに何かを訊ねるのが以前はできなかったのですが、最近は自分でどんどん聞きにいく。インプロを通して「話す相手を信頼する」ことが身についたからだと思っています。

ーーオンラインでショーをすることへの不安はありましたか。

僕自身の不安は、そんなにありませんでした。本人は、オフラインのときと比べて発言のタイミングを難しく感じることがあったようですが、その点も、フリップをつくるなどして自分なりにどうやったら伝わりやすいか探求していました。


ーーIMPRO KIDS TOKYOは、お子さんにとってどういった場所だと思いますか?

「それぞれの個性を理解し合いながら、一緒につくりあげていく」ことを学べる場所だと思います。

例えばショーのなかで「今、インプロショーを楽しいと思っている人?」と聞かれる場面(かずぴったんこゲーム:動画後半)があり、タイガ(左上)がイエスではありませんでした。おそらく学校だと口をそろえて「楽しい」と言わなければならないような空気があると思うのですが、インプロショーのなかでは「タイガはそうなんだね」と受け入れられ、タイガらしい反応に対する笑いも起きていました。(みそらはタイガがイエスにならない、と事前に予測して全員の9人ではなくて8人!と数を設定していました!)

【みそら&タイガ かずぴったんこゲーム】
プレイヤーの自己紹介をかねたショーの一番最初のゲーム
①お題とそれに当てはまる人数を予想して数を出す
②「いっせーのーせ」であてはまった人が画面上にのこる。当てはまらない人は消える。
③予想と同じ人数だったら「おおあたり!ぴったんこ!」

どんな考えもまずは受け入れて、そのうえで、じゃあどうする?と相談して進んでいく環境がIMPRO KIDS TOKYOにはある。だから、子どもたちが個性を出してくれるようになるのだと思います。

文章:八ツ本真衣(学童支援員・ライター・フォトグラファー)
動画:Nekoneko



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