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みんなは買うなBLACK EMBER SHADOW22 レビュー

どーもリュークです。
今回は、最近日本で人気が出てきている防水バッグブランド
「BLACK EMBER」のバッグSHADOW22についてレビューしていきます。

数ヶ月間、メインのバックパックとして使った僕の結論は、おしい、あと一歩。

なぜそのように思ったのか?
解説していきます。

YouTubeでもレビューしてますので、動画の方が良い方はこちらをご覧ください!

こちらはサブチャンネル(解説・レビュー等)です!

メインチャンネルもよろしくね😌

それではどうぞ

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このバッグがおしい理由

最大の理由は、見どころであるはずの高機能が、使い心地を悪くしてしまっていること。

中でもテックキットと呼ばれるバッグ上部の小物入れスペースが、なんとも言えない仕事をしています。

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このスペースは、頻繁に出し入れする小物や、スマホ充電用のバッテリーなどを入れておくことを想定して作られていますが、実際には帯に短し襷に長し状態になっています。

中は細かく仕切られていて、整理整頓しやすいじゃん!と思って買うと、想像の50%くらいの物しか入りません。

一つ一つのスペースが小さく、さらにこのスペース全体で許容できる厚みが非常に薄いため、薄くて小さいクレジットカードの様なものならまだしも、AirPodsやバッテリー、2つ折り財布などを入れようとするとパンパンになります。

パンパンになっても問題なくない?

大有りです。

この小物入れ部分に目一杯ものを詰め込むと、このバッグの良さが3つほど死にます。

まず、入れた小物がいつの間にかバッグの底にあることが頻発します。

このテックキットの最大の敗因は、固定のしかたにあります。

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マグネット式の留め具は、全体を押さえつけてるだけで、蓋の役割を果たしません。
つまり、パンパンに膨らんだ状態だと、マグネットで固定しても、物が飛び出します。

次にバッグのメインスペースの物が取り出しづらくなります。

当然のようにこのテックキットは縫い付けられていて、固定されているので、ここが肥大化すると、バッグの入り口が狭まり、メインスペースの物を出し入れするたびに引っ掛かります。

頻繁に使いたいものを欲張って、小物をたくさん入れすぎると、メインのスペースの物が取り出せなくなるのです。

太りすぎて睡眠時無呼吸になってる人と同じです。

さらに、テックキットの留め具が繋がっているのが、バッグの1番目につく部分の裏側なので、パンパンにすると引っ張られてバッグの上側が陥没します。

これは、SHADOWの美しいシルエットをぶち壊す、あってはならない欠陥だと思います。

あとブラックエンバーのバッグはほぼ全て、ブリーフケースモードに対応しているのですが、(横持ちできる)はっきり言って使いません。

仕事柄、ブリーフケースが好ましく、普段はブリーフケースとして使って、たまにリュックとして使いたい。

であればFORGEシリーズの方がいいと思います。

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SHADOWシリーズはあくまで、通常はバックパック(縦)で運用することを想定した構造の為、普段から横で使うメリットはないです。

普段はリュックとして使いたいけど、商談の時などにブリーフケースとして使えるのはメリットだろ!

であれば、商談の時だけ別のバッグを使うのが吉です。

なぜなら、バックパックハーネスを収納する機能追加だけでも、バック全体の重量がかなり重くなっているからです。

つまり、ブリーフケースとして使える機能を削れば、もっと軽量化できたということ。

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たまに使う横持ち機能のために、普段から体に負担をかけるのは割に合わないと思います。

その点、FORGEは容量の拡張機能で、荷物をたくさん入れた際に重宝するバックパック、仕事道具だけを入れた際のブリーフケース、という棲み分けができているので、良いです。

使ったことないけど。

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良いとこもあるよ

ここまで、このバッグが今ひとつおすすめできない理由ばかり話してきましたが、個人的にはかなり好きです。

お前はどっち側だ!

という声が聞こえてきそうですが、完全に好き側の人間です。

黒一色のミニマルなデザイン、信頼の防水性、ポケットの豊富さ、意外と入る容量、

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これらの条件が揃っているバッグは少ないです。

そして、このバッグを使いたいがために、持ち物を最適化できる変態にしか使いこなせないと思います。

そもそも僕がデメリットを回避できるのは、普段持ち歩くものが極端にコンパクトで、量も少ないためです。

機能があったら、嬉しくなって全ての機能を使いたい気持ちはわかります。
しかし、このバッグの場合はほとんどの機能を捨てることで、使いやすさが向上します。

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僕の場合、上部のテックキットに入れるのは、AirTagとアトマイザーとマスクくらいです。

テックキットを薄く、かつ軽く保つことで、バッグのシルエットが崩れず、メインスペースの出し入れも楽になります。

このバッグは生地が薄いので、大きさの割に容量が入るため、メインスペースを活かすと、非常に良さを発揮します。

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このバッグを買うべき人

このバッグをおすすめするとしたらどんな人か?

そんな人がいたとしたら、まずミニマリスト的な価値観の持ち主でしょう。

機能が豊富で便利な状態がら、一歩引いた目線で機能を削ぎ落としていける。

本当に合理的な使い方を追求できる人にはお勧めできます。

と同時に、多くの人にはお勧めできないバッグとなってしまいます。

もし、あなたが全ての機能をフルに活用しないと、損をしている気分になる性格なら、少し思いとどまった方がいいでしょう。


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