本を読む目的

本を読むときは、新しい発想を生むため。

自分自身でゼロからイチを生み出すことに多大な関心がある私にとって、ただ単に「本が好き」だから読むと思っていた動機の解像度が一段上がった(きっかけは西條美波さんのワークグラムをやったこと)。

逆に言うと、新しい発想が生まれなさそう、そもそも何で読んでいるのかをわからないままに読みすすめることが難しくなってきていた。

ミョウバンの結晶を育てるとき、最初にかけらをつけると大きく育ちやすい。それと同じで、何かかけらを持ち、それが育つ水溶液に浸すように本を読んでいるのが、最近の幸せである。

ただ、それだけではないとおもうので、いくつか整理してみる。

①世界に浸る(物語やエッセイ。書かれている世界に埋もれていくように読む)
②情報を削り出す(一度できた結晶にたいして補強するような情報を確認し、また不要な情報を削り出す)
③まったく迷いに行く(アイデアすらなく、迷いにいくとき)
④ラジオを聞く感覚で(対談本に代表されるように、おしゃべりをつい聞いてしまうような感覚で)

だいたい、こんな感じか。

これまで「読めない」ときは単純に「疲れてる」とかの理由しか思いつかなかったが、今後はもうすこし「いま、どんな関心があるか」を焦点化するとさらに快適な本人生がおくれそうだ。

皆さんはどんな関心で本を読んでいるだろう?

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