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6月第1週〜和歌山県立博物館、海遊館〜

和歌山県立博物館

 新しい県に来たからには絶対に行きたい場所である県立博物館。和歌山県立博物館は立地がよく和歌山市駅から歩くことができる距離であった。暑くなる前にということで早い時間からのんびりてくてく歩くと文化的施設が集まった場所についた。私は寄らなかったが美術館なども隣にあるので一度に周りやすいだろう。

大きく綺麗な博物館

 中の展示は県立の博物館にしては圧倒的に量が少なくとても驚いた。その展示を見て感じたのは和歌山の歴史は寺にある、ということだ。少ない展示の大半が宗教関連でありそこを軸に組んだ展示であった。
 また、この博物館は新しい国立の博物館並に点字に力を入れていた。物も点字も擦れておらずそもそもが新しいことに加えこの規模では珍しいほどに数が多かった。この触ることができる点字は目が見える人にとっても大きな価値がある。

細かい内容にも点字と触れる物がある

海遊館へ

 そのままその日の宿へ向かってもよかったのだが想像以上に和歌山県立博物館の展示量が少なかったので以前から気になっていた海遊館へ向かうことにした。比較的近かったというのもあるが疲れていたので回復出来る場所が多いという点がその日の自分に向いていたのだ。

サンタマリア号

 まずは御船印を集めるためにサンタマリア号に乗ってのんびりだらだら海を眺めることにした。よく人が乗るのかしっかりお金がかけられているように感じた。解説も聞きやすいしなにより広くて綺麗なのが良い。さんふらわあに乗ることが多く南港は身近な存在だったのだがこんなにも綺麗な場所だとは思わなかった。魚が海面を跳ねている姿を見ることもできとても楽しいクルーズだった。

装飾が多いサンタマリア号

海遊館

 サンタマリア号に乗ったあとは海遊館に行くことにした。ただ日曜日ということもあり入場制限がかかっていたので1時間ほど待つことになった。海遊館は開館時間がとても長い水族館であり十分楽しむことが出来たので特に不満は無い。
 内部の説明はとてもスタイリッシュで基本的には絵と名前が書いてありたまに行動についても書いてある程度であった。まわり方は大きな建物の最上階からゆっくりと下っていくシステムで、縦に長い水槽を違う角度から楽しめるのが斬新であった。水槽もその生き物が住んでいる土地がしっかり再現されており見ているだけでも楽しめた。それに伴い歩く距離が長いのでところどころ距離表示があったのが斬新である。少し残念に感じたのはスタッフの方が後ろからマイクを使って軽い説明をしてくれているのだがあまり耳に入っていない様子だったことだ。よく水族館に行く人間にとっては知ってる内容だったが展示に書いていない分そこに耳を傾ける時間は必要であった。

ジンベイザメ

 これから行く人に注意してほしいのはジンベイザメを見る場所だ。海遊館の目玉であるジンベイザメはその水槽に面してすぐが一番近くまで来てくれるので見やすい。その場所の上にはその先でもジンベイザメが見れると書いてあるのだがそこでしっかり見て写真を撮るのがおすすめだ。
 私は海遊館で初めてジンベイザメを見たのだがとても大きく優雅に泳ぐ様子は知っているけれど知らない生き物でなぜだか無性に感動した。この感動に浸れるだけの人混みであったことを感謝したい。

初ジンベイザメ

イカ

 私は泳いでいるイカが好きなのだが水族館で見ることはほとんど無い。食べられてしまうからかそもそも飼育が難しいからか調べるほどの興味はないので一期一会を大切にして運試しのような気持ちで水族館をまわることが多い。今回も同じように下調べをしていなかったのだがここにもいたのである。こちらは季節限定のようだがそれでも嬉しさは変わらない。
 ふくふくとぅるとぅるなイカが泳いでいるのはとても可愛らしいし美味しそうでとてもよい。強いて言うならそのまま食べたくなる点が良くないくらいだろうか。ただこちらに関しては夜ご飯をイカにすればよいだけなので私にとってあまり問題ではない。

見向きもされないイカ達

おわりに

 今回訪れた施設はどちらも十分楽しめた。私が好きな水族館も博物館もどちらも日常生活で楽しむには難しいものなのでこういう旅行で気持ちを満たせるのはとても嬉しい。水族館に関してはぜひ他のジンベイザメを有している場所にも行きたい。最後にかわいいサメだまりを載せて終わろうと思う。

なんか沢山たまってた

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