ライブハウスの売上を少しでも上げたい案

僕はバンドマンでもあるんですが、最近どこのライブハウスも景気の悪いような話をよく聞きます。
根本的な問題としてライブスケジュールの空き日が多いらしいのですが、そこはいろんな人が問題提起や解決策をブログやTwitterに書いてると思うので僕は触れません。
もちろん最重要課題ではありますので、気になる人は是非調べてみてくださいね。

そんな僕がふと思って呟いたのが

といった内容です。
(サンクル杉森くんというのは札幌のライブハウス『SOUND CREW』のスタッフ杉森くん(ギタリスト)です。)
バンドマンやシンガーソングライター(以下SSW)なら一度は経験したことがあるであろう『全然知らない人とのブッキングライブ』。

・会場入りのなんとも言えないよそよそしさ
・リハをチラチラと見られる緊張感
・リハ終わりからオープンまでの居場所の落ち着かなさ
・スタートしてライブを観ても好みじゃないと長く観れない
・打ち上げに参加するかどうか迷う
・打ち上げスタートはどこに居ればいいかわからない
・まだあまり仲良くないから無難な感想しか言い合えない
・打ち上げ終わり頃にやっと仲良くなれそうな人が見つかる
・打ち上げ終わり頃に話してみたかった人とほんの少しだけ話せる
・家に帰ってから対バン相手のSNSを探して挨拶を送る
・フォローしたのにフォロバされない

先に打ち上げをしてしまえばいいのでは？

そう思ったのです。
もちろんお酒が入るとパフォーマンスに影響が出る人もいると思いますので、ソフトドリンクやノンアルコールカクテル、薄めのカクテル等も出す感じで。
理想としては会場入りからドリンクは提供し始め、全員のリハ終わりからオープンまでの1時間くらいで簡単な自己紹介をして、少しでも交流できたらその日がちょっと楽しくなるのではないかと。
『よく知らない人のライブは全然観ない』みたいな人もたまにいるじゃないですか。
そういう人も先にちょっとでも言葉を交わしてたら『5分だけでも観てみようかな…』と思うきっかけになるかもしれない。
5分だけ観ていたら『好きな感じだから最後まで観てみようかな…』になるかもしれない。
最後まで観たら『もっと話をしてみたいから打ち上げも出ようかな…』になるかもしれない。
打ち上げで話したら『気が合いそうだから今度の企画に出てもらおうかな…』になるかもしれない。
いろんなきっかけはほんの些細な事から始まったりもします。
それが少しでも早い段階であればあるほどチャンスは広がると思います。
なによりも楽しい。
楽しいチャンスはたくさん欲しい。

ライブハウスの観点

ライブハウス側はソフドリや薄めカクテルは200〜300円くらいの安めの値段で設定したり。
普通のお酒は普通の値段でいいと思います。
食べ物は持ち込み自由。
リハ終わりからオープンまでの間にどっかでご飯食べに行く人が多いと思いますし、いつもどこで食べるか迷ったりしがちじゃありません？(僕はいつも迷う)
前打ち上げがあればその悩みが解決するし、出演者やスタッフさんとも仲良くなれるしでみんながwin-winな気がします。
10人がその場でドリンクを飲めば1日2,000〜3,000円の売上がライブハウスに入ります。
微々たるものだけど一ヶ月に数回あれば30,000〜50,000円くらいの上がりになるんじゃないかなーと漠然と思ったわけです。
やらないよりはいいよねって感じ。
出演者もそんなに負担にならずに楽しいし、ライブハウスも少し潤うしみんなハッピーですね。
なんならライブハウスがツマミとかおやつとかの簡単なフードも少し出せばさらに利益は上がります。
ライブ前はちょっとおなかに入れば満足するからおにぎりでも簡単なカレーでもなんでも楽しいです。
もし300円カレーとかあったらめちゃめちゃ食いつきます。
『spiritual lounge』で出してる200円缶詰でも酒飲みにはめちゃめちゃ嬉しいです。
ライブハウスって飲食物の持ち込み禁止が大半ですが、レギュラー的にフードやツマミの提供してるとこってほとんど見たことない気がします。(ライブバーは別)
僕はライブハウスに客としてライブを観に行く場合、せいぜい2ドリンクが限度なんですよね。
なぜならツマミが無いと飲めないタイプだから。
塩分が欲しいんですよ。
でも持ち込むわけにはいかない。

全然買うからスルメとか置いてください…。

スルメがあればあと1〜2杯飲めます。
スルメじゃなくてもじゃがりことかでもいいです。
むしろじゃがりこめっちゃいいです。
じゃがりこやスルメが200円、ドリンク1杯600円として、客単価が800〜1,400円上がります。(純利益は置いといて)
来客数にもよるけど俺みたいな人は最低5人は居るよきっと。
それだけで5,000円くらいは売上が上がりますねたぶん。
月20日イベントあったら10万ですよ。
1年で120万ですよ。
ライブハウスの運営としては微々たるものかもしれないけど、バンド人口が減ってきてイベントも減ってきた今の時代、泥臭く少しでもお金を回収していくのが結構大事なことなんじゃないかなと思います。
お客さんに無理矢理お金を使えと言ってるわけじゃないです。
みんな楽しい時間にはちゃんとそれに見合ったお金を使いたいし、そういう人たちが今の時代、ライブハウスに集まってるような気がします。演者やスタッフも含めてね。

そんなこんなで素晴らしいリプライが飛んできました。
↓↓↓

リプライの主は『Sound Lab mole』の大嶋さん。
その昔に実在したというイベント『打ち上げ』…。
個人的には大変興味がございます。
演奏のクオリティーはさておき、酔っ払ってやるライブというのはとても気持ちの良いものです。
お客さんからしたら賛否は分かれるとは思いますが、最初から酔っ払いライブをするという宣伝文句であれば納得した人のみ観に来るはず。
普段と違う演者を観るのもまた違った楽しみがありそうですね。
出演者は言うまでもなく『泥酔しても迷惑かけない人』『泥酔しても機材を大切に扱う人』が絶対条件です。絶対です。
もちろんお酒を飲まない前打ち上げでもいいでしょうが、企画のコンセプトとしては酔っ払ってる方が楽しそう。前打ち上げの様子をツイキャスで中継しても楽しそう。
そのうち企画したいですね。

(ライブBAR XENONにて)

楽しい遊び場はみんなで楽しく盛り上げて守っていきたいですね。
そんな事をふと思ってぼやいた呟きでした。
札幌でも東京でも全国どこかのライブハウスさんは是非ご検討下さい。
みんなでハッピーになろうね。