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がまんすることはすばらしい、でも「仕事行きたくない」と思っちゃうあなたへ

がまんすることが、一番いいことだ。

頑張らないと。休んだりしたら、永遠に居場所を失う。

そんな恐怖を抱えたあなたに贈る、「自分の身を守るために休む」ことへ背中を押す啓蒙回。


株式会社イメジン、ブランディング担当ライターの日野成美です。

前回の記事はこちら💁‍♀️


今日は9月の決算期、新学期を目前にした8月末らしい記事です。

子ども向け記事にしようと思ったら内容が暴走してえらいことになりそうだったので全ボツ✨「いいから休め」って周囲から言われまくってるのに休まない人向けの記事に方針転換しました!

うん、啓蒙回は暴走して全とっかえってよくあるんですけど、期待してた読者の方、ごめんなさい!みんな愛してる❣️


いや、今回苦しかった。

私はnoteを書くとき、頭の中で「どんな人がなぜ読んで、読んだ後にどうなってほしいか」をかなり練ってから執筆にとりかかります。


休むって、人によっては地獄なんですよ。

がまんして頑張り続けていたほうがいい人って、きっとすごくいっぱいいるんですよ。

それがわかってるから、でも休むほうがいいこともわかるから、だから今回、書くのがすごく苦しかったです。


がんばんなきゃダメだよ。そう自分に言い聞かせて辛抱し続ける人が失っているものとは?ってお話です。

そもそも「休むべきタイミング」とは?

そもそも、休養をとるタイミングっていつなのでしょう?

ありとあらゆる本を読み、今年Kindleだけでセルフケア関連本を100冊以上読破した、私が思うに!


「疲れたな」って感じたら、間違いなく休まなければなりません。

「だるい」「頭痛い」「お腹痛い」「ぼーっとする」

すべてケア対象です。


……はい1回落ち着こう!!

「そんなことしてたら、仕事が回らない」
「疲れるって、仕事してたら当たり前でしょ?」
「他の人に迷惑がかかる」
「なにを言われるかわからない」
「なんの解決にもならないのに休めない」
「逃げたらダメでしょう」

山ほど脳内読者からのセリフが渦巻いて聖徳太子になった気分だ!

今のやつ全部まとめよう!


がんばってその場に居続けないと、逃げたり休んだりしたら永遠に居場所を放逐されてしまうから、苦しくても絶対に逃げたりしない。

そもそも、休み方がわかんないし、休んでもよくなることってない。

休みは、絶望への扉。だから開けてはいけない。



そう、今回「疲れたら休め回」を書くにあたって、葛藤して5回全とっかえして微熱が出てヨガを休む騒ぎとなりました。

たしかに、唯一の救いと思って休みを選んで、地獄を見る人はたくさんいます。

だから私はけっして全ての人に休みをすすめられない。私もちょっと中学休んですぐ勉強に復帰するつもりだったのに、気づいたら30歳すぎてたもん。


休みをとっても、ラクになれるわけじゃありません。

失うものが多い人だって、この世の中になんと多いことか。


でも、あえて言いましょう。

休みの、その苦しみは地獄のものではありません。

あえて言うなら、修行を積み徳を重ねることで天の国に到達できる「煉獄」の苦悩なのです。(炎柱ではない)


本来なら、病気になってぶっ倒れて数ヶ月〜年単位で休職もしくは離職とか、一番避けなきゃいけないやつだから!!

このうつヌケハックで何度も言ってるけど、デキるやつほどこまめにサクッと休んどる!


倒れないかぎり休んじゃいけないと思ってるあなた。

倒れる前にこまめに休むのがプロだと、私は思うんです。


あと休職とか療養とかの診断基準はこの辺りのリンク先を参考にしてくださいね!

喪失される仕事のクオリティ

いいですか、セルフケアの鬼である私が口をすっぱくして休むよういうのには理由がいっぱいありすぎて大変なので過去回をぜひ読み返していただきたいんですが、


今まさに仕事にいくのキツいくらいのだるさ、眠気、きつさを抱えているあなたにアテンション。

「だるい」という状態は放っておけば、大規模アクシデントにつながる!

誤字脱字や数字のミス、お客様へのネガティブな影響、リカバリーに走る同僚や上司の負担、業務内容によっては、子どもを含めた人間の安全やその後の人生がおびやかされることだってある!

免許合宿で「疲れたら車に乗るな」って習った人、今それを思い出すんだーー!!


小さなミスが2回続いたら「あっ疲れてるかも」っていって半日休むくらいの勢いでもいいと思うんです。

なお、ミスしないで仕事できてるスーパーマンは、高確率で休みまくって準備しまくってから職場に出勤してる!なんてこった。


仕事のクオリティというものがあります。

たとえば私は今年の夏、腹痛で2週間寝込みましたが、そのあいだ仕事のことはほぼ一切せずに体のケアにつとめました。


たしかにプロは最低のコンディションでも最高のものを仕上げます。

私もたぶん、ムリしてもそれなりのクオリティのものは書けたでしょう。

ただ、同じプロであっても、体調がいいときの方が絶対的にいいもん仕上げてくる!!


嘘だと思うなら、太宰治の回復期の作品とガチ鬱期の作品を比べてご覧なさい!!


いや編集部はよく受け取ったねっていうか何があったの?みたいなこの差。


「休んだら自分の仕事は誰がやるっていうの!」

世の中のすべての仕事は、だいたい代替可能です。

うつヌケハックだって誰かに頼んで書いてもらうことができる。みゃーはむありがとう!


どっからどうみても休めないのではなく、休むことを自分に許していないだけなこともある。

あなたは、どっちですか?

「休む」という決断の重さ

だがしかし。


いま、仕事をがんばり続けてて、これから「休む」と決めなければならない人は、きっとすごく苦しい。

決心したところで先が暗黒しか見えない人も、おそらくいることでしょう。


たしかに療養に入れば、ぽっかりとした平穏が待っています。

でも療養中なのに休みたくなくて、がんばり続ける人を私はこれまで山ほど見てきました。


日本人のほとんどは、自分にとって効果的な休み方を知らない!

ちいさいころに習ってないし、情報がそもそも手に入らない!

10年くらい前のうつ病関連本だと「薬飲んで眠るのだ」くらいしか書いてなくて、眠れたら苦労しねーよこのやろーと悲しく本を閉じたことが何十回あったかわかりません。


うつヌケハックでは「治るならなんでもええやろ」をモットーに、ありとあらゆるセルフケアの方法論を発信しています。

東洋医学からマインドセット、食事や体質アプローチまで。

もちろん休職中のすごし方や、寛解についての私見など、もっと自分自身を見つめ直すためのきっかけになるような記事を100本近く上梓してきました。


自分に合ったケアは、自分から情報を集めないとわかりません。

自分自身の健康って、他のだれも守ってくれないんです。


早期発見、早期治療が現代医学の基本!

病気になる前に治す、が東洋医学の基本!!


だからもっとカジュアルに休んでもいい。そう思うんです。

うつヌケハックの野望

ガマンして得られるものも、もちろんある。

辛抱がなにも生まないわけじゃない。苦しいことが幸せな人もいっぱいいる。

そういう人に「休め」というのはあまりに酷です。


ただ、「休みたいな」って心底の声がぽろっとでもあるなら。

それは休んだほうが仕事のクオリティにつながる可能性が高いのではないでしょうか。


体が「今でしょ」って言ってる今休まないで、いつ休むねん!!

もちろん休んだからといってすべてが解決はしない。

解決するのは、課題に対して適切な対処法を実施したときだけ。


でもイマジン、想像してごらん。

今のままの仕事のクオリティでいいんですか?

もしかしたら、今休むことで得られるものって、あるのではないでしょうか?


イマジン、想像してごらん。

がんばり続けるだけでは得られない救いの世界を、私たちは味わう権利がきっとあるんです。

次回、「うつヌケハックが独立宣言⁉️株式会社イメジンのブランディングから次のステージへ【うつヌケサークル開催のおしらせアリ】」の予定。お楽しみに!


うつヌケハック質問箱はこちら📦

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