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うつ病は治らなくてもいい。治ってなくても、あなたはすっごく尊いんだよ。という逆説うつヌケハック

「早く元気になってね。」

余計なお世話だ!元気にならないといらない人間だってか?

冗談じゃない!!


株式会社イメジン、ブランディング担当ライターの日野成美です。

自分を大切にしてボディケア費にお金をかけまくって、自分の予定最優先にしてセルフケア時間を確保しよう!という趣旨でここまでうつヌケハックを発信してきました。


マガジンにまとめましたよ!


ここまで急ピッチで進めてきて私は昨日、大反省会を行いました。

心が…心が置いてけぼり!!

今すぐ!ナウ!早く!っていう結果を求めてうっかり実用コンテンツばっかり出しまくったが、心が置いてけぼりになっている気がする!

というわけで今日は、「よくなるためのアクションをするのがこわい」「実際うつヌケした後の自分が全然想像できない」「治るわけない」とネガティブな想いでいっぱいの、あなたに宛てて。

自分の予定を優先しない理由は…幻だ!

さて。先日の手帳術の記事で私は言いました、

「自分の予定を優先するとイヤな顔される?起こっていないことは妄想だ!起こってから対処しよう」

と。

人間には事実と考えを混同する能力があります。

うつ病の人は心と感覚と考えと事実が混同されていて、脳の中が大混乱。(※だから文豪やクリエイターにうつや双極性障害が多いと思われます)

うつヌケした日野も過去、いつも悩まされていました、

「これやると親父が怒るかな」「こういうことやると母に注意されるかな」(※実家出て3年経過しました)


でも実際には、コレらの想像が実現する確率は限りなく低い!

100回の妄想のうち1こも実現しないことすらあった!

っていうか父も母も今は丸くなって逆に褒めてくれる始末!脳内のデータ古すぎ、初期化して再起動だ!

それに気づいたのは、ごく最近です。


「事実じゃないことは、別に考えなくても良くないか?」

ここに辿り着くまでに17年かかりました。でもヨーガ・スートラで2000年くらい前に既に言ってる!

(もうコレがうつヌケ指南書でいい気がするっていうくらい心と瞑想について徹底して書いてある!)


うつ病の方は暴力あるいは暴力的空気の中の緊張で、病気になりました。

危機管理能力が暴走しているのです。

だから怖い想像がありありと眼前に迫り、起こるはずがないことなのに考えてしまう。

「怒られる」
「disられる」
「殺される」

つ……疲れる……!!

安心できる環境が整わないと

でも、とあなたは言うかもしれません。

「絶対文句言われる。自分を出すと怒られる。
だって家でも学校でも職場でもどこででも、ずっとそうだった。」

と。

あなたが自分らしく、人らしく生きることを許さなかった人が絶対に過去にいたはずです。

そのためにあなたの体も脳も心も、疲れ果ててしまっている。


……いや、事実じゃない妄想の恐怖に反応しない方法もあるんですよ!でも今日これを書くのはなんか違うなって!

ジャーナリングや手帳術だけでかなり芯食ったし、鍼灸ヨガ養命酒の費用も労力もバカにならないし!

あのね、うつヌケハックはうつ病を治したい人を全力応援するためのノウハウですけれども、最近かっ飛ばしすぎた感があるので今日は真逆のことを言います!

時が来るまではうつヌケ、しなくてもいい。

うつ病は別に治さなくてもいいのです。


……うん、言いました。別に治さなくていいです。

治したくなったら治す。

それまでは休んでましょうよ。

それくらいの選択肢が与えられても良くありませんか?

だってこれまでこんなに辛かったのですから。


私は過去、たくさんのうつ病・精神疾患患者を目にしてきました。ざっと100人近くにもなるでしょう。

その中では「今、うつ状態になっていないと周囲から殺される」んじゃないかと思うほど、おそろしい環境にある人もいたのです。

「早く治してね」
「元気になってね」

そして元気になったらまた、他人にとって都合のいい人間にならなくてはいけない。


寛解(※精神疾患は完治とは言わないのが通例)した今だから言いますが、うつ状態はラクです。

ものすごく辛いし他人に迷惑をかけるし眠いしだるいし落ちこむけど、「弱っている」から誰からも傷つけられない。

ただ、ありのままの自分が休んでいても心配され、労られる。

今まで経験したことありましたか?こんな愛のシチュエーション。


うつ状態であってもあなたの生命は非常に尊く、無意味な存在でも生きていてほしい。

「人の役に立たなきゃ、生きててはいけない。死のう。」

そこまで思い詰めている人間に、なぜ「早く治って」なんて軽いノリで言えるというのか。


治らなくてもいいんです。

ただ、問題は……

……うつ状態って、だんだん飽きてくるんです。

自己管理能力を向上できるのは自分しかいない

「もう寝てるのもうつ状態も日内変動も、薬価がアホ高い精神科の薬も飽きた!」

となったら、うつヌケのタイミングです。

「もっかい、元気になってみたい!」

そんな方にあててこれまで、書いてきました。


うつヌケハックを実践しているときに、体調が悪くなることもあります。

要因の1つが、恐怖と向きあうことになるため、脳と体がすごいカロリー量を消費すること。

単純にエネルギー消費が追いつかなくてバテます。

もう1つが、現状維持システム「ホメオスタシス」が作用して、変化を体が否定することによる不調です。

ダイエット実践してる方はおなじみの「停滞期」を作るにっくきあいつ、ホメオスタシスですね。

また、体の毒素が排出されるときに一時的に体調が悪くなる、好転反応であることも。


これらの波を乗り越え、クソめんどくさい自己管理術を身につけて、自分を見つめ直すのはかなり疲れる!

というか安全じゃない環境にいるのに元気になれって、またあの地獄にもどれということか!


頑張りすぎ!!

やめとこ!


それでもよくなりたい方は…

うつヌケハックのこれまでの3本の柱と、手帳術をまず実践してみてください。

コレをやるだけで全然違う!!嘘だと思ったら試してみ!!

手帳タイムは「安全な場所」で行う。カフェがおすすめ!

さて、先日紹介したうつヌケ手帳術①の手帳タイム。

週1回、あるいは3日に1回の手帳タイムはカフェがおすすめです。

人目のあるカフェなら、暴力を振るわれたり暴言を吐かれたりしないし、安全だから。


……そう、うつの人は常に暴力に身をさらされていたことがあまりに多い。

家がすでに安全なフィールドでない場合もあります。

毒親、モラハラDVパートナー、暴力傾向のある子ども。

それらの問題は社会だと犯罪なので、人目があるところでは実行に移されないことが多いのです。人目があるところに行きましょう。

もちろん自室や自宅が安全なら、おうちで手帳タイムを実践しても構いません。

しかし不眠症で一周回って朝6時開店直後のコメダでモーニングの爽やかなこと!!早朝覚醒の人、モーニングカフェおすすめですよ。


あなたが自分を大切に生きるための仕組み作りには、時間が要る。

だからしばらくの間、気持ちに寄り添いつつ、あるある感を癒すコンテンツを描いていけたらなと思いました。

今後ともイメジンのうつヌケハックを、よろしくお願いいたします。

採用コンテンツが追いつかないよ!できたやつから公開します!
次回「うつ病じゃないうつ状態シリーズ①双極性障害〜躁状態から愛を込めて」
「うつヌケハック発案者の日野が見たうつの地獄の景色」
「遺伝説をかっ飛ばせ」
どれかです!お楽しみに!


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