うつ病人が自分を「心・脳・体」に分けて考えるメリット
自己管理能力向上メソッドうつヌケハックを最大化するための考え方、今回はご案内します。
って言うのも、瞑想やマインドフルネスが「悪影響」を及ぼすケースは、全体の約8%と言われています。
ちょっと前の記事でも書きましたが、うつ病人が下手に瞑想すると自分を保たなくなるほどつらくなる。
それを回避する、うつヌケ経験者の知恵なんです。
株式会社イメジン、ブランディング担当ライターの日野成美です。
前回記事はこちら💁♂️
うつヌケのためのマインドフルネスで瀕死になったという実体験回はこちら💁♀️
まず初っ端、まじめなお話〜。
うつ病はここまでメジャーなくせに原因がわかっていません。
……えっ?て思ったじゃろ?17年前に私も思った。
でも生きている人間の脳のデータが取れるようになったのはせいぜいここ数十年のことです。
脳はまだまだブラックブックスなんですね。
で、日野のリサーチによりますと。
欧米のうつ病治療では今、マインドフルネス瞑想が注目されているそうです。
認知行動療法第3世代と呼ばれるこの流れは、否が応でも「脱・薬物療法」に向かっていくことでしょう。
が、日本ではかなり険しい道になるというのが私の意見です。
というのも、マインドフルネス瞑想をやりはじめると、必ずぶち当たる壁があります。
「自分」です。
自分の身の安全より他人に迷惑をかけないことを優先する日本では、おそらく現在、自分自身の心や体に向き合う文化がありません。
もっと言いましょう、自分を他人より優先することを罪という世界観すらある。
これなら同著にあった「脳に電極突っ込んでダイレクトに抑うつを治す」ってやつが流行る方に5000ペリカ賭ける!
でもたぶん法令や設備の関係で10年かかるんちゃうか!!
私ならいま、できることを伝えることを選ぶ!!!
今日はうつヌケハックの根っこの話の1つ「自分」のとらえかたです。
うつヌケハックの考える「私」をつくる心・脳・体
うつヌケハックではこれまで、ボディケアメソッドおよび「啓蒙の金曜日(自分を大事にするメリットを述べる青写真)」を中心に連載してきました。
しかし結局のところ行き着きたい領域は1つです。
「自分自身と対話しながら、うつヌケアクションを考えられるようになる」
ということ。
やだよね。
そんなこと誰からも習ってないしね。
できるならめんどくさいことはお医者さんやカウンセラーや、他人任せにしたいよね。てかこの現代で医者の薬飲むだけで治れやって話だよね。
そもそも自分と向き合うと、ある壁にぶつかります。
自分自身って、
ごっちゃごちゃしてて何が何だかわかんねえ!!!
そこでうつヌケハック発案者の日野は、ヨーガ・スートラ(古代インド瞑想HOWTO本)も参考にしつつ「自分」と向き合いやすくなるある考え方を編み出しました。
それが
「私と脳と肉体と心」
自分を分割して認識・管理する考え方です。
ヨーガ・スートラでは「肉体・感覚・心」に分けられている個人というものの内面。
思ってるより複雑な個人の自我。
うつヌケ難易度も併記!
「自己管理」がラクになる考え方を、今日はご案内します。
※今日、文字数が足りなくて端的なことしか書けてない自覚があります!
追って詳細記事UPするので、リクエストあったらコメント欄で教えてください!!みんな大好きだよ❣️
体(難易度:🌟)
みんなーー!!ボディケアしてるかい?
やり始めた人は驚いていると思います、あまりにすんなり体が良くなることに。
うつヌケハックではこれまで、ボディケアに重点を置いたメソッドを紹介してきました。
体が一番、素直に効くから。
うつ病は「心もしくは脳の病気」という認識が強いです。
バカバカ抗うつ薬を飲みまくることで治そうとする人が多いのですが、
服薬だけで治った人というのに私は一人もあったことがありません。
で、寝たきりに近いと体の循環が悪化し、むくみや貧血、自律神経の乱れが悪化してフツーに体が死ぬ。
イマジン、想像してごらん!
今までろくな栄養も摂取していなかったところに、サプリメントや養命酒で栄養価を補給したら、
フツーに元気出るやろ!?
そう、体はいつだってバテている。
応援してあげよう、体を!
なお、セールスパーソンが読むと今日からすっげえイカしたセールストークができると名高い名著「影響力の武器」でも、
「みぞおちが硬くなる感覚があったらNOだ。違和感は体にきけ」
と騙されないために体に聞くというメソッドが紹介されておりました。
それくらい、体の感覚というものは生存のためにメッセージをはっきりと発します。
考えるな!感じろ!は正しいのです。
私たちって実は生きのびるために、体の声を聞いて過ごす必要もあるんです。
脳(難易度:🌟🌟)
だまされやすさNo. 1!脳みそ!!かわいいやつめ。
まだ読んでないんだけど、この書題ほんとまんまでつけた人すごい!
脳もまた素直なほうですが、体に比べるとうつ病マンの脳は重篤度が段違いのため、難易度は上から2番目です。
なお、この項での「脳」は臓器としての思考回路を指します。
うつ病人の多くは重度の脳疲労。
これを解消すべく、欧米ではマインドフルネス瞑想がうつ病治療に応用されているっていうのが冒頭の話のホントのところです。
この流れは認知行動療法の第3世代と呼ばれており、「脳疲労を取る」「脳疲労しない思考習慣を身につける」を目的としています。
その過程で自分の脳のゴミ=過去の情報と向き合うことになるのです。
経験者として言わせてください。
脳のゴミくらいなら、いくらでもぶっちゃけなんとかなるんですよ。
過去の黒歴史くらい、認知の歪みをとればなんとでもなります。
しかし脳疲労を解決しようとすると、やがて心と向き合わざるをえなくなってくる。
脳疲労なんて軽い軽い。心の、いわゆる認知の歪み矯正からみたらほんま楽勝……(※いろいろ思い出しすぎて遠い目をしております)
私たちの脳は、理屈が達者です。
体がつらいと悲鳴をあげても、それをねじ伏せて進むエネルギーを持ち合わせていたりします。
また、脳は機能的に、自分以外の他人など外部からの説得に応じやすいという特性も持ちます。
しかも一定の法則を用いればあっさり説き伏せられるため、セールスライターやマーケターは日々「相手の脳をいかに騙すか」を加味した上で宣伝や広報のフィールドで戦ってたりするんです。
(※セールス関係者は「カチッ、サー。」だけでも読んでほしい…!明日から仕事ラクになるよ…!)
かつ人間の臓器の中ではトップクラスのアホ、それが脳です。
脳はアホだもんで、周囲の期待に応えるために自分の心を殺しにかかります。
私たちは生きのびるために「頭で考えて納得する」ことで、自分の心を小さいうちから殺しまくる作業をしてきました。
きっと今も、殺し続けています。
頭で考えて体や心をないがしろにするから、なにかがズレて狂ってしまうのではないか。
そう私は感じることがあるくらいです。
「で、心を大事にしてなんかいいことあるの?脳に関係あるの?」
ってなったあなたに次の項だ!
心(難易度:🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟)
うつヌケハックがなんとかできるのは、体と脳までだと思ってます。
あなたの心はあなたがやさしく癒すしかないと。
心は認知の歪みの根幹をつかさどるものです。
魂、インスピレーション、インナーチャイルド、本能、欲求などと言い換えてもいいかもしれません。
「あれやりたい、これするといいな」と無邪気に感じる、アレ。
そう、私たちが殺してきた、心です。
私たちは心の声を殺して、子ども時代から現在までを生き抜いてきました。
やりたくない。行きたくない。ゆっくりしたい。あれしたい。これしたい。
無邪気で罪のない心の声を全部潰してき た。
それが学校教育であり従来の日本の「仕事」の形でした。
気持ち悪い?行って机に座れば治るよ。やりたくないっていっても義務なんだから、とりあえずやってきなさい。
なんなら楽しいとかラクとかいう考えは罪とされており、心がよろこぶことは世間にとって最悪のこと。
「苦しくて労力や時間がかかって、楽しくないのが正しい仕事」という世界がちょっと前まで構築されていたのです。(イメジンは心についてガチで向き合って仕事してるけど、今も日本の企業はだいたいそうかも…?)
心からしたら、人生の方向性や自分の活かし方を見定めるためにほんま無邪気にメッセージを発してるだけ。
事実、心のおもむくままに生きると、いいことがたくさん起こります。
私はいま基本的に自分の心のおもむくままに生きているんですが、いちいち脳と心がバトらないだけでストレスフリー!人生の不快指数ゼロ!あとなんか周囲からもすっげえ喜ばれてる。
「心を殺すって、なんか悪いことなの?どうせ自分の中のまぼろしでしょ?」
って私もおもってました。
生きのびるために心を殺してまわりに合わせるのは、当たり前だと。
心を殺すというのは、自分の中で別人格を常に殺しているようなものだと、私は思っています。
私たちは脳で考えて力づくで心の声を無視し、合理的と思われる方ばかり選んで生きてきた。
だから臓器としての脳は疲労がオーバーヒート。
ないがしろにされる心は「認知が歪む」という形で病みます。
いや、すごいんですよ……
「よっし!ガンガン自分を殺していためつけないと、生きてちゃいけないから、ちゃんと自分で死ねるようがんばろう!」
……くらいに歪むんですよ、心を無視しまくると、認知がよ……。
で、心が病むと、心だけに影響はとどまりません。
心は脳にかなわないとわかってるので、体に症状が出ます。
私はマインドフルネスで心が拒否したために、過食になりました。
心の病みっぷりは体に影響する!
だからある一定レベルを過ぎたときから、ただのボディケアでは効果がなくなります。
体や脳をケアするうち、いつかあなたは自分の心と向き合わなければならない。
心の治療はクソめんどくさいです。
でも自分の心を癒そうと決めたとき、まったく違った世界がひらけてきます。
いま言えることは1つだけ。
もっとハートで考えて行動していい!!
あなたの心はあなたが守ってあげるしかないんですから。
あなた(難易度:ゼロ)
これらの体・脳・心を包括して管理するのが「あなた」という存在です。
……うん、えーっとね、難しいよね。
マインドフルネス瞑想経験者は、瞑想中に「頭の中で声がする」「雑念が話しかけてくる」ということを体験したことがあるのではないでしょうか。
日野の通ってるヨガ教室でも、他のヨギーニたちがそう言ってたので間違いなさそうです。
体がどれだけだる重く、脳が疲弊にあえぎ、心が破滅的なかんしゃくを起こしたとしても、
心・脳・体の声を聞いて選択肢をチョイスし、状況をコントロールできる力がある。
それがあなた、もとい私たち人間だという考え方です。
自分を分割して考えることで、管理がとっても容易になります。
「脳がキツイと言ってるな…瞑想すっか」
「体冷えすぎ!白湯のもう」
「心!てめーのこと大好きだからちょっと黙ろうか!」
ヨガでもジャーナリングでもマインドフル・イーティングでも、多かれ少なかれ「自分と向き合う」ことは必要不可欠。
ただ、思ってるよりも人間は、自分は複雑なんです。
自分を大事にするということは、
「自分自身で、体と脳と心の健康をコントロールする」
というだけなのかもしれません。
そんなに大げさなことじゃないんです。
あなたが、あなたに付随するものをケアしていくだけ。
そして自分の体や脳や心を「分けて」考えることは、まるで他人に接するように自分とつきあうことができるので、自己管理能力が上がるのです。
あまりにも奥深い内容になりすぎたため、文字数ヤバい!もうすぐ更新時間の20時だから今日はここまでだよ!みんな愛してる!!
うつヌケって、奥が深いなぁ。
今後もあなたのセルフケアを、イメジンのうつヌケハックは応援します。
次回「深キョンや大坂なおみさんに早く復帰してほしいあなたへ」の予定
お楽しみに!
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