【ワーママ転職#2】自分を市場に出すのが怖いという気持ちは一体何なのか
先日の投稿で前途多難な転職事情を目の前に「いばらの道でもチャレンジしてみたい!次はいばらが刺さった状態で渦中の気持ちを書いてるかも」
なんて呑気に笑ってましたが、ものの見事にそこかしこにいばらが刺さっております、みなさまごきげんよう。
今日は少し前の心境に関して書いてみたいと思います。
それは"自分を転職市場に出すのが怖い"という感情について。
職務経歴書は自己紹介+ラブレター
30代半ば、地方都市で子育て中。初めての転職で無謀ともいえる「異業種×異職種、異業種×同職種」のチャレンジ中。
実際に企業に応募する前に今までのキャリアの棚卸し作業をして"自分の強みは何なのか?""異業種でも適応できるスキル(ポータブルスキル)は何なのか?"を見つめなおすという作業を行いました。
記憶や感情ではなく、実際の業務メールを通じて自分自身が実際に起こした"行動"をひとつずつエピソードを拾い集めてはそれぞれに対して掘り下げていきます。
なぜその行動をとったのか?
具体的に何をしたのか?
結果はどうだったのか?
他者の評価はどうだったのか?
分析してみると異動の度に同じような役割を与えられていることに気づいたり(組織の中で評価されている強み)、チームの中で課題を感じる点や課題解決に対してとった行動等・・・
その根底にある私自身の価値観が透けてみえるようになってきました。
職務経歴書を書くというのは、行動を時系列にまとめて、こんなことが私はできます。強みです。と自分を売る書類。
自分というコンテンツを平面に書きおこした自己紹介つきのラブレターなんですね。
正直この手の自己PRが非常に苦手。真正面から、私はこんなに魅力的でこんなことができます。会わないなんて損ですよ!と声を大にして言うのは憚れる・・・。
そんなこと言ってたら転職活動なんて一生できないよ。とつっこまれちゃいそうですが、それが当たり前に出来ないタイプであることは事実です。
好意を拒否されるより、自分を丸ごと否定されることへの怖さなのかも
「書類を出すのが怖い」「市場に出すのが怖い」という気持ちは単純に「ふられたらどうしよう」よりも「存在や行動をまるごと否定されるのが怖い」という気持ちに近いかもしれません。
書類審査を通らなかったからといって、全否定された訳じゃないのに大袈裟なって感じですね。
受け入れられないのが怖いというのは、受け入れられたい、受け入れてほしいという期待がどこかにあるから。
挑戦!といいながら淡い期待を抱いて、勝手に振られるのが怖いと言っているめんどくさい人。
私はこういう人です。是非お友達からでも、少しお話するだけでも!と勇気を振り絞ってみたら「ヘーイ、ベイビーノーサンキュー!(花輪くん風)」とお祈りメール(十数年ぶりの旧友に再会した気分)ワンクリック自動送しーーーーん!ぐは。
4社だけどきどきしながら応募して、全お見送りだった時。落ち込むというより反対に肩の力が抜けました。
魅力を感じてもらえるかも!と期待をしてる自分がちょっと恥ずかしくなったというか、もう少し事実をフラットに捉えられるようになったといいますか・・・。
あくまでも私の持っているもの・価値が企業の求めている人物像・ニーズとは合わなかった。ただそれだけなんですよね。
その時にある方にかけてもらった「上下のズレでなく、あくまでも左右のズレ」という表現がとてもしっくりきました。
上下だと思うから身構えちゃうし、期待しちゃうし、肩に力が入ってしまうけど、左の道を歩いていたら右の道を歩いている人とは単に目が合わなかったというだけなんだなと思えました。
自分というコンテンツを売るならマーケット感覚は必要である
転職活動(自分というコンテンツを売る)中、ちきりんさんがVoicy でマーケット感覚について話されていて非常に考えさせられた回。
もう20回程は聞いて、聞きすぎてブツブツと口をついてでる位になる始末(シャドーイングか)
婚活、転職活動のように自分をコンテンツとして市場に出す時に、相手が求めているものに自分を偽って合せるなんておかしくない?長く続かないよねという話からちきりんさんはこう続けます。
マーケットに求められている人間になる、のではなく
「マーケットに自分の価値を認めさせるスキル」を身に付けるのがマーケット感覚
マーケット感覚があることと、
マーケットに合わせて自分を変えることは全く違う事。
だからといってマーケットを全く理解せずにやみくもに行動するのは違う。
自分が自分らしくいられる状態のままで、自分が提供している価値をしっかり見極める。
そしてどこにいけばこの価値は高く評価してもらえるんだろう?と嗅覚を働かせて見つけにいくことが大事とおっしゃっています。
つまり、マーケット感覚があれば、自分をマーケットに合わせる必要がなくなる。ということなんだと。
自分が好きなようにやる。それを受けて入れてくれるマーケットを探しにいく。それが大事。
この話を聞いて、虫眼鏡を片手に鼻を利かせながら今いる道をもう少し進んでみようと思っています。
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