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厳しさのうらがわには

一眼レフカメラをはじめて2年目。

去年は全く扱えなかったカメラが、いまは少しずつ撮れるものも増えていってカメラ生活が楽しくなってきた。


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去年の今頃。

わたしは全く写真がうまく撮れなかった。上の写真は白飛びしている失敗作品。ピントの合わせ具合もあまい。


この写真を撮って、『全然うまく撮れない!もうカメラなんてイヤ!』と、心が折れてしまってイジけて拗ねて1か月くらいカメラを触ることもしなかった。


わたしを、四国カメラ部に誘ってくれた師匠はNikonのプロカメラマンからプロに育てようと厳しい修行を受けた身で、カメラに対しても礼儀にしても厳しかった。


とくに私に対しては、

『自分で学ぶスタイルを身につけてほしい』


と、構図やら設定やらを全く教えてくれなかったのだ。


とは言ってもヒントやポイントは少しばかり助言はあっても、そこから自分で考えて撮ることがほとんどだった。


優しいか優しくないかで言えば、優しくはないし。

わたし嫌われているのかな?というくらい冷たかった。


だけど、


彼女が私をカメラの世界に連れ出してくれたとき、


『あなたには地域や地元の情報を一緒に発信してくれる、女性カメラマンになってほしいの。』



と、言われたことはいまでも覚えている。



わたしの役割は、これか!



と、わたしもプラスに受け取って


分からないことは別のカメラマンに質問して、実践して添削してもらって。


元々、自分の色が出したいと思っていた。

自然に近い見た景色に近い色が出せるようになりたいと考えていたから、未だに試行錯誤しながらやってはいるものの師匠から少しずつ、褒められることが増えていった。

 

彼女は基本的には褒めてはくれない。



よっぽど上手くとれた作品でなければ、褒めることなどしないから。


そうやって言ってくれるという事は、少しばかり認めてくれているのかなと。


わたしは、そう思った。



その厳しい指導のおかげで自分の撮影スタイルが確立して。


自分が撮りたい作品はなんなのか、どんなものをどんな風に撮りたいかを考えことが増えて。興味のあることは何でも挑戦した。



失敗から学ぶことも多いし。


だけど、失敗した方が記憶には残るから。


やはり失敗は必要だ!


そんなこんなを繰り返しながら、これからも楽しく私らしい写真を追求しながらカメラライフを送っていきたい。


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突発性難聴の後遺症と向き合いながら社会生活をしています。聴力障害あり。趣味のカメラと、わたしの生きたしるしを残しています♪