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無農薬野菜か、激安の八百屋さんか

子供ができてから、食べるものに異常にこだわるようになってしまった。以前は、一日三食マックとか、朝晩ペヤングからの飲み会とか、平気でやっていたのに…。親になると変わるものですね。

そうすると、添加物が気になる。砂糖が気になる。グルテン、がゼインが気になる。そして、農薬、化学肥料も気になる…。

できることなら毎日、無肥料、無農薬の野菜だけで過ごしたい。しかし都内で手に入る無農薬野菜は、とにかく高い。お取り寄せも送料がかかるし、鮮度もよくない場合がある。なにより、届いたときにたくさんの段ボール、プラ包装のごみが出るのが気になってしまう。

ところでうちのそばには、「フルーツ&ベジ村」という、都内屈指の激安の八百屋さんがある。参考までに、先日行ったときの価格帯は、ブロッコリー(少しやせ気味)2株128円、キャベツ(大きくてきれい)88円、トマト(若干熟れすぎ)5個128円、玉ねぎ(規格外に大きすぎ)2個199円、ミニトマト(熟れすぎ)100個ぐらいで250円、シナノゴールド(激しく不ぞろい)5個399円…、全体的に、そんな感じだ。素晴らしく安い。宣伝など一切ないので、どんな仕組みで安いのかはよくわからないが、どうやら少し規格外のものを仕入れて、ほぼ在庫を抱えずに売り切っているらしい。そのため、激安なだけでなく、信じられないほど新鮮で、その辺のスーパーの野菜の2、3倍は長持ちする。

そんな折、ひょんなことから手に取った「がんが消えていく生き方」(舟戸崇史著、また別のときに紹介させてください)という本のなかで、「農薬は野菜を水に一晩つけておけば、ある程度は流れる」という話を読んだ。手間ではあるけれど、安い野菜でも少し安心して食べられるなら、信じて試してみる価値はあるかも。

そうだ! フルーツ&ベジ村で買った野菜を、水につけてから使えばいいじゃないか! そんなことに気づいてしまい、さんざん無農薬野菜にこだわっていたのに、いまではすっかりフルーツ&ベジ村の常連になってしまった。週に一回、たくさんの野菜を買って帰っては、せっせと水につけている。

うれしい発見はもう一つあった。水に一度つけてから冷蔵庫で保存すると、野菜の鮮度がさらにアップするのだ。少しだけ安心で、しかもおいしさもアップ。一石二鳥、ぜひお試しください。


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