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情報化社会でクズになったら手遅れ

 ショボい承認欲求なんて捨ててみろ


まず、明日香からの問いに答えてほしい。
『「いいねボタン」が多く集まって、誰に尊重されていますか?』
いきなりトップギアに上げて書いているが、誰に尊重されているのだ。
この記事を読んでいる人の対象は、若い男性、大学生〜社会人対象である。
なおかつ、アンテナ感度が高い人間を対象としている。
ここまで読んで、先程の問いに答えられたであろうか。
答えられるならば、コメント欄に書いてほしい。
いいねボタン・スキボタンが多く集まって、何か得られるモノはあるのか。
まさか、「大多数にウケた」みたいなショボい承認欲求であるのか。
そんなちっぽけな、承認欲求で満たされるのであるならば、
マスターベーションと同じことであるから、クズである。
例えば、現実社会で友人が、「友達がいま5000人以上いるんだ」と
言い始めたら、どのようにあなたは反応するのか。
想像力を掻き立てたことはないのか。
5000人以上、例え話なので、1000人以上でもなんでもいい。
「全員の顔と名前知っているの?」って聞かないか。
当然、知る由もなく、人間の脳の記憶キャパシティを超えているため
現実的には答えられない。
馬鹿である。そして、みっともないクズである。
勿論、いまの例はネット社会と現実社会の違いであるから、
比較対象にはならないが、大学生活、社会人生活をしていて
「フォロワーが数千人いるんです」と自慢したりして、
それしか取り柄のない人間はクズとみなすべきである。
何も取り柄のないしょうもない人間である。
まず、このことに気付くべきだ。



 ネット社会は女尊男卑である。



ずっとネット社会とのリンクを並走してきているが、
見えてきたものは、女性アカウントはいいねが付きやすく、
また、可愛いと多数に思われる人間、アカウントはすぐに
フォロワーが集まる傾向がある。
「可愛いは正義」とか、ふざけたことを言う人間もいるが、
大体、どこのSNSであっても、女性アカウントが賛同を得る。
しかも身体的特徴である、「可愛い」と判定されれば、それは早い。
TikTokなどを見てみたらわかるが、ほぼ同じような顔ばかり。
同じ髪型に同じメイク、同じような顔ばかり。
冷凍食品の加工食品のような顔ばかりで、バカバカしい。
ファミレス顔とでも名付けようか。
そこそこ綺麗で当たり障りのないような美人さと可愛さ。
そして、個性が全く無く、乃木坂や欅坂グループのような顔ばかりの
単なる入れ替え可能なロボットと同じなのである。
また、ブスはどうか、ブスはブスなりに、可愛くしたり、
別の路線で競争に加入したりする、極端にブスでない限りは
一定の支持を集めるので、それはそれで生き残る。
ただし、このような人間はみんなクズである。
一方、男性はどうか。
面白いことに、大学生男子、社会人男子で、
SNSで何かをアピールする、いいね集めをする人間は極端に少ない。
SNSに参加するのはあるが、大きなアカウントを持つ人間はほぼいない。
また、情けない男子が増えた。SNSで戦えということではない。
没個性化していて、少人数で群れあっているだけの小さなサークルで
やり取りするだけの、弱小暴走族のようなものに成り果てた。
ただし、一定の人間はSNSにも参加していない人間がいるのも事実であり、
どちらかというと、そういう人間のほうが、魅力的に映るだけだ。


 「主体性」を抹消される社会


まず、意識高い系とか意識低い系とかの言葉が蔓延しているが、
「意識」とは何なのかを考えてみる。
意識とは、反応に対する反応である。
例えば、悲しむ自分に対して反応する、単に悲しみに反応するのではなく
悲しんでいるなと思う自分に反応する、
怒っている自分でもいい、怒っている自分はどういうことだと反応する。
その反応を繰り返す。
反応に対する反応に対する反応である、それが「意識」である。
すると、「意識」は反応を起こらせるのである。
そういうような感覚反応が「主体性」の獲得。
「ユニーク性」の獲得につながっていく。
レスポンスがあり、それについて自分が考える。
その考えた先に、ある種のアイデアなどが出てくるものである。
ところが、スマホでのSNSのコミュニケーションにおいては、
宮台真司の言葉を引用すると、
「言葉の自動機械化」になる。
例えば、LINEにおいては、他のSNSと違って、メール的役割もあり
早いレスポンスが要求される。
LINEのMessageを打つ、すぐに返答(レスポンス)が来る。
そして、即座にレスポンスを打つ。
長文などを考えているヒマはない。
ポンポンポンとやり取りを行っていく。
しまいには、スタンプ機能で、秒単位でのやり取りを行う。
すると、このようなSNS的コミュニケーションというのは、
単なる「言葉の自動機械化」であり、その文字やスタンプは
単なる記号であり、考える余地もないのだ。
簡単に言えば、年末年始のやり取りと同じ。
「あけおめ」→「ことよろ」の関係と同じ構造。
これが一番の合理的思考である。
そうなると、想定的枠内のコミュニケーションしかできない。
つまりは、台本通りのコミュニケーションしかできないである。
「予測可能な合理的なコミュニケーションしかできない」とも言える。
そこで、何かユニークなこと、自分の意志を持ち、自分の意見などを
持ち込むと、叩かれる。
また、ローカル・ルールを無視した存在として扱われる。
よって主体性が抹消されるのである。



記号を飛ばすようなコミュニケーション



そういうようなコミュニケーションばかり取っていると、
どうなるのか。
簡単である。
「主体性の喪失・抹消」になれば、アイデアが浮かばない。
また、自分の意見が言えない。
自分の軸というものが見えない。
自分の価値判断ができない。
結局、拠り所に落ち着くのは、自己承認集めのいいねボタンの獲得に
行動原理が移るのである。
そもそも自分の軸が全然ないから、他者の称賛や同意、賛同に
委ねるしかない。
よって、いいねがつきやすいモノゴトに手を出す。
合理的な行動原理に移る。
いいね集めをして、自己満足、自己肯定感を高める。
それは、単なる損得勘定を行っているだけなのだ。


「主体性」とは何か



社会学者マックス・ウェーバーの理論を借りると、
「非合理なものにコミットする力」を養えという。
主体性が認められるのは、周りから、他者から、
「え?どうして、そういうことをするの?
どうしたらそういうことができるの?
不思議なことができる人間。」
という人間こそ主体性が認められるとマックス・ウェーバーは説いた。
上記の文章をしっかりと読んでいた者ならわかるだろうが、
「意識」を明確に理解し自覚して、自分の意志・軸を持ち
発言や行動をする。それには、合理的な行動原理の考え方では、
全く理解できないような動きや発言になる。
つまり、非合理的な発想や行動になるわけである。
その点、NOTEのいっぱい居る意識高い系は、
いいね・スキボタンを集めるしかできない。
言い替えれば、非合理なモノゴトにコミットする力がない。
残念なクズなのである。
当然の原則であるが、
合理的なモノは、必ずしも合理的にならず。
非合理的なモノも、必ずしも非合理的にならず。
この当然の原則もわからず、いいね・スキボタン集めをしている
クズどもが、意識高い系を自称するのだから笑えないのである。
逆に、この当然の原則を自覚し、
しっかりした「意識」を持ち、「主体性」を持ち動き、
その時に、友達、彼氏彼女、上司などに認められるためには、
合理的なことやっていてもダメなのだ。
簡単にいえば、私の憧れているNOTE作家の人にいいね1つ貰えれば
それで十分。そういうことである。


 クズはクズのまま生きることになる



今後の未来を予測すると、このような「主体性」もなく
「意識」もなく、いいね・スキボタンを集めるだけの、
単なるクズになると、自分自身の視野や可能性をどんどんと
縮めていくことになる。
さらにいえば、そういう個体な人間は、取り替え可能な人間である
こともいえる。
取り替え可能な人間というのは、「あなたじゃないとダメ」ということが
ない人間である。
合理的に動けば動くほど、自らの身体や考え方を、機械化
量産型人間に当てはめていることに気付くべきである。
ちょうどいい具合の頃合いに、しっかりとAI(人工知能)というものが
登場してきている。
AIは合理的な行動原理に関して大得意である。
しかも頭脳明晰であり、関関同立の大学レベル・MARCHレベルは
余裕で入試突破する頭脳を持っている。
そういうAIが一番得意としている分野が、合理的な行動である。
恐ろしい話であるが、仮に誰かがProgramを組んで
LINEで合理的な行動原理を
もとにAIにやらせたらどうなるのか。
クズは相手はAIであることを気付かずに、ずっと心地よいトークを
しているだろう。
Aiは文章などを書くのも得意だそうだ。
合理的な文章でいいねを求めていたら、そのうちAIがもっと心地よい
合理的な文章を書いてくる。
逆に、いいねが欲しければ、AIにProgramを仕込ませて、どんどんいいねを
押させるようにさせる。
そういう物事の考え方をすれば、いいね・スキが少ない多いなど
どうでもいいことなのだ。
AIが仕事を取るとかどうとかこうとか、NOTEで書いている内に、
気付いたら、人格や尊厳まで取られてしまう
恐ろしさに早く気付くべきである。



Asukakitazato(北里明日香)


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