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「山形の食」日本各地の食文化をストックフォトに(バイヤーエピソード)

「地産地消」をテーマに、日本各地の食材やお料理の写真を求めて奔走するフォトバイヤーエピソード。

今回は山形県庄内地方にまつわるお話です。

◆本シリーズの一覧はこちらからご覧ください。

一枚の写真からのコンタクト

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今回ご協力いただけることになったのは、山形県酒田市で旬の食材を使ったごはんや郷土料理を提供する「day by day」さん。

その存在を知ったのは、Instagramでたまたま見かけたオクラのすり流しの写真からでした。

残暑厳しい季節、ほてった身体にすっと溶け込んで癒やしてくれそうな、無農薬の野菜で作られた素朴なひと品。

見た瞬間、お料理を取り巻くその場の柔らかい空気感まで写真を通して伝わってくるようでした。

早速お声がけさせていただいたオーナーさんも写真で感じた印象そのままに、穏やかで自然体なお話しぶりが印象的な方。

料理も、写真も、人柄も、ぜんぶ繋がっているんだと改めて感じたのでした。

庄内地方ってどんなところ?

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day by day」さんがお店を構える山形県の庄内地方は多彩な自然にあふれています。

日本有数の穀倉地帯である庄内平野、平野を横断する最上川と赤川、西側には日本海と庄内砂丘、そして南東には霊峰として名高い出羽三山、北側には山容秀麗な名峰・鳥海山。

これらの変化に富んだ地形とそこで生活する人々の知恵や伝統が、滋味あふれる豊かな食文化をもたらしています。

在来作物と山菜の宝庫

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そんな山形の食文化の中で、今回の企画にぜひ取り入れたいと考えたのが在来作物と山菜です。

在来作物とはその地域の特色を活かしながら古くから栽培されてきた特別な農作物のこと。

山形では今も170種以上の品種が受け継がれています。

そして山菜も山形の欠かせない味のひとつ。

厳しい環境下で自給自足の手段として、また、宿坊で提供される精進料理としても根付きました。

土地の暮らしぶりや歴史的背景が感じられるのも郷土食の魅力ですよね。

ここに掲載したもの以外にも今回はたくさんの在来作物やそれらを使ったお料理の写真を提供していただきました。

知る人ぞ知る山形のふるさとの味、まずは写真でぜひ体感してみてください。

◆山形県の食のすべての新作はこちらからご覧いただけます。
◆本企画のすべての写真はこちらからご覧いただけます。

day by day様
https://www.instagram.com/daybydaysakatashi/


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