「IMADEYAマン」の秘密
「IMADEYAマン」、いつしかそう呼ばれるうになったこの方
出逢ったのは2016年の春。
この度は、この我が社の大切なシンボル「IMADEYAマン」のお話を少々。
・望月通陽氏のアートとの出会い
ご存知の通り、IMADEYAは一酒屋なので、役割を明確にして、らしさを大切にした打ち出しをしないとマーケットに埋もれてしまう。
そこで大事な一つとして、会社のシンボルとなるロゴデザインがある。これは…、本当にお恥ずかしい話、今までころころ変わって来た… 思い出がいっぱいだ…
千葉の田舎の酒屋IMADEYAが、2017年春になんとGINZA SIXに出店が決定!
これはちゃんとしなくてはまずいと、過去のなんちゃってブランディングを反省し、心を入れ替えるタイミングがやって来る。
店舗設計に関しては、過去の訪問からその佇まいに惚れ込んでいた、富山のワイナリー・セイズファームを手掛けた設計屋さんにお願いしようと密かに心に決めていた。そしてそれが、富山の51%(五割一分)という一風変わった名前の設計会社。
GINZA SIX店の設計や世界観を話して行く過程で、ある日突然この51%の角谷社長が千葉本店まで訪ねて来た。
「こちら、いかがでしょうか。今後のIMADEYAさんの為に…」と、ロゴデザインと簡単に言うには憚れる、アート性が強いいくつかの作品を見せられた。それが「IMADEYAマン」を含んだ、望月通陽氏のアートとの出会いであった。
・アートは育つ
えっ!?これが酒屋のロゴデザイン??と思ったのもつかの間、どんどん望月通陽氏の作品に引き込まれていく。ユーモアがあって、最初は優しいなと思いきや、底知れぬエネルギーを感じ、見れば見るほど馴染んで来る感覚。デジタルでの表現とは一線を画す、生きた魂を感じる一筆一筆の表現力。圧倒された。
「こちらでお願いします。」と即丁寧にお願いしたのを覚えている。
この「IMADEYAマン」は、このような嬉しい投稿を頂いたり、お酒軸ではない領域で人とIMADEYAを繋いでくれる。
ニューヨークでこちらのトートバッグを下げていた時、見知らぬ外国の方に「オー、モチヅキ~」と声を掛けられた事もあった。
IMADEYAが取り扱うお酒たちも同じで、作者が愛おしく思いながらIMADEYAに預けてくれたモノたち、我々は大事に育てなくてはと気が引き締まる。
でも本当に不思議、どんどん愛着が増す。愛情が深まる感じ。
・みんな大好き「IMADEYAマン」
IMADEYAスタッフは、望月アートの様々なロゴデザイン作品はもちろんの事、特にこの「IMADEYAマン」が大好きで仕方がない。
なんと最近は入社動機の1つにも挙げられるほど。
そしてスタッフの熱烈リクエストにより、胸に付けるピンバッジもこの度新登場!
各ショップなどの発信の端々や、今開発中のIMADEYAアプリやなどにも、望月アートがポイントポイントで活躍する予定。
そしてこの「IMADEYAマン」には、どんな意味合いがあるのか。
お酒を飲むごとに、その人のいろんな面が見えて来る。望月通陽氏の言葉を借りると、「化けの皮が剝がれる」と。そして十人十色、酒もいろいろ。いろいろあっていいではないか。
それが人生であり、またIMADEYAが取り扱う酒たちの個性でもある。深い!
望月通陽氏は以下のヴァイロンの詩も、この「IMADEYAマン」に添えてくれた。
人間は理性を持つ以上
酔わなければならない
最上の人生は
陶酔に他ならない
なんて艶っぽくて魅力的な詩。
IMADEYAの酒が、飲み手の”最上の人生の為の陶酔”のお役に立てれば、
酒屋冥利に尽きる。
最後に、この望月通陽氏とのご縁を結んでくれた51%の角谷社長に、心から感謝の意を伝えたい。
「ありがとねー☆彡」
そして、こちらの「IMADEYAマン」のロゴデザイン、
もう変えません。絶対に変えません!
と固く心に誓っている。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?