心療内科、心の経過報告。
先日、5回目の心療内科に行ってきた。
この春、突発的に起こった過呼吸を機に通院し始めたが、ずいぶんメンタルも安定するようになり経過は良好だ。
せっかちな私は、今回の受診で「今飲んでる薬をやめようと思います!」と伝えることにした。
正確には漢方だが。
実際、最近は体調も落ち着いてきて、漢方の存在を忘れることも多くなった。それだけ自律神経を整えることができてきたのだろうか。
最初の頃に比べ、飲んでもそんなに変化を感じない。薬のおかげ!と思うことが減った。
いざ、受診。
「先生、最近調子もいいので、漢方をちょっと辞めようかと思うんですが」
診察室に入って早々物申す。
先生も多少面食らったような表情だった。
数回受診して感じたことだが、人は調子が良い時は自分から問診を始める気がする。
「じゃあ、一度やめて様子を見てみましょうか」
ただ、いきなりやめることになるので、とりあえず期間を設けてトライしてみることに。漢方を飲まず生活してみて、ひと月後にまた受診する、という形になった。
意外とすんなりOKを出してくれたことに驚いた。
自分から言っておいてなんだけど、こういうのって患者側から提案できるものなんだ、と思った。
しかし、元重度の強迫性障害を持っていた姉いわく、提案が通るのは人によるみたいだ。「私のようなひどい状態の患者だったらまず許可しない」らしい。そりゃそうか。先生も私の経過を良いと判断してくれたなら安心だ。
ただ、ちょっと気になることが。
「生理中だからか分からないですけど、今週はすごく喉に違和感があって。食べ物や水、ツバを飲み込むのもしんどくなるんです。これもストレスが原因でしょうか?」
呼吸が苦しいほどではないが、今まではなかった違和感。特に夜になるとひどくなり、ちょっと困っていた。
「疲れが別のかたちで出てるかもしれませんね。結構、喉って神経が多いんですよ。だからストレスの症状を受けやすい。人によっては喉の中にボールが入ってるみたいだという人もいます」
ひえぇ。それはつらい。
人によってストレスの受け方はさまざまだけど、わたしは喉あたりに出やすいのかな。
「ストレッチなど簡単な運動でいいので身体を動かしてください。身体をリラックスさせて、自分に集中しすぎないように」
先生お決まりの「レッツ運動」「自分への意識を逸らす」アドバイスを今回ももらう。
そうだったそうだった。今日は寝る前に身体をちょっと動かしてから布団に入ろう、と心に決める。
「体調も良くなってきたようですが、やっぱりストレスの多い環境だと症状も再び出てきやすいです。漢方も一度やめますし、あまり自分に負荷をかけないように」
私の場合は、やっぱり仕事が忙しいのがキテるのかなぁ。仕事も職場の人も好きなので、その場を離れることはしたくないのだが…
再発してひどくなるようなら、一度環境を整えるのも必要なのかもしれない。心と身体は大切にしなくてはいけないから。
会計後、いつもなら調剤薬局で漢方を処方してもらうが、今回は必要なし。
自分の調子が良くなっていることが実感できてとても嬉しくなった。お財布にも優しいし。
やっぱり、この穏やかな生き方が「わたし」らしいと改めて感じる。
心の病気にかかっている時間が長くなれば長くなるほど、本来の「わたし」が分からなくなり、いつも後ろめたい気持ちのまま、自分に自信がなくなってくる。
帰り道、まだ空は明るかった。
明るいひなたを歩きながら帰る。身体がぽかぽかして、エネルギーが少しずつチャージされているような気分だった。
できることから少しずつやろう。少しずつ考えよう。前向きな気持ちが芽生えてくる。
私は病気をしてから、夜になると気分が悪くなることが多い。「なんでこんなことに」とか、「私は弱いやつだ」とか、自分に自信がなくて自分を責める。
でも、いいんだ。気分が悪くなるのは当たり前。そんな日もあるよね〜くらいでいい。人間だもの。自分を責める必要は全くない。しばらく病気になって、自分をむやみに責めることが減った気がする。
体調が良くなるにつれ、ちょっとずつ自分のマインドコントロールもうまくなってたらいいな。
私を支えてくれる身近な人たちに感謝の気持ちを忘れずに、私自身が私を愛してあげよっと!
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