特性を持つ子どもへの伝え方 Part1
前回、お母さんの声掛けの多さは
気を付けて! とか
内容や誉め方にはポイントあるよ!
てな話を投稿させていただきました。
これは自身の子育てと
これまでの仕事で障がいや特性ある子どもさんや青年期の方々と専門の立場よりも横並びの立場で携わらせていただいてきた私の経験則上のオハナシと、自戒も含めてお伝えしたいと思います( ¯ω¯ )
【コトバが出にくい子たちの思考例】
先ずは
コトバがなかなか出にくい子
場面緘黙
失敗経験が多かった傾向の子たち
この子らが質問や会話の返答など答えるまでの時間や(意思確認や回答まで)思考についてです。
特性を持つ多くの生徒たちがいうのは
その時間
「頭の中で考えてる」
「シミュレーションしてるの」
「答え出すまでに色々考えてる」
「これ言ったら(その人を)傷つけたりしないかな」
「これ、なんて言ったらわかって貰えるかな」
「あーゆの(表現や語彙)なんて言うんだっけ??」
「言いやすいコトバだと…」
(吃音のある子は苦手な発音を避けた言い方を自分で考え、なるべくその発音をしないようにしてる子が高校生には多い)
質問を予測できていると心理的負担が軽減するので、予めこの質問来るかも?と予想するけど、変化球なる質問来ると((((;゚Д゚)))))))アワワワて、なって思考もしばらく止まるとか。
返答を考えてる間に追加で質問され、ビミョーに求められる回答が違うときはさらに混乱!とか。
(相手は回答に困ってると忖度して質問を容易にしようと問いを変更する←支援者がよくやる)
と何しろ
特性によりますが
ぐるぐる頭の中を情報が巡っていることが多い模様。
自分が傷つき易かったり
過去の記憶や経験が強く残ってる場合は
相手を同じように思って
言葉を慎重に選んでること が
とても多くあります。
ASD傾向やHSC傾向の子で
あれは失敗。と自身が感じた経験がある子たち。
(私はこれまでの公立教育を受けてきた上記の10代達はらほぼみんなと思ってます)
学校では授業でも面談でも
時間制限があるので
場の空気が急かしてしまうことがあります。
また、クラスメイトに正しく吃音症や発達特性を伝えていないのに教師の勝手な個の思いで
【回答を待ってあげましょう】とか
【応援とか気を紛らわすため話しかける】など
本人の了承なく、対応など独自のクラスルールをつくることで、その中で自分は出来なかった、自分は他の子と違うことがマイナスだと捉えてしまうんです。
【子どもに伝える方法】
お母さんも家庭では様々な立場があります。
家と子どもと旦那と、自分の
やることが山ほどあり
時間の制限もあるので、
どうしても急かしがちになります💦
お母さん = 忙しい
と、こども達は認識し
伝えることを自然に遠慮しがちになります。
「お母さんに迷惑かけないようにしよう」
「困らせちゃダメ」
と。
そんな光景は日常です。
もし、子どもの話をちゃんと聞きたいとか
たまには聞いてあげなきゃ、など
こどもの意思を確認したい時は
前もって予告してみてください。
例えば
①いつ(例: 明日の夕飯の後)
②理由(△△の時に必要だから)
③誰(こどもの名前)~の
④どうしたい(考えを聴かせて)
など
ある程度予告しておくことで、
子どもが考える時間を確保します。
ASDタイプはそこに
理由など、何のために。
が必要になります。
高校生になると、
成長度合いで異なりますが
親などに相談するより
友達など家族以外の意見を求めることが増えてきます。
(母親に言わなくなったと責めたり悲しまないでくださいね)
これは成長過程として肯定的に受け止めてください。
でも進路の話など大事な話は
上の①~④を活用してみてください。
予告することで
考えたり答えるまでの
時間の猶予を与えること、になり
ネットなども使ったりその子ながら自ら情報を収集していきます。
模索しながら
悩みながら
【自分はどうしたいのかな】の
答えを導き出します。
ぜひ、深く考え
悩ませてください!
もし、言葉で答えることが難しい子は
先に書いたように
質問や理由を紙に書いて、
さらに選択肢を2-3択で書く(単語か箇条書き)
→(子どもは)マルする
耳で聴き言葉の理解ができる子で、
書字や文章を書くことができる子なら
スマホ、タブレットなどIC端末を活用すると語彙や意味字句など検索しながら文章を作ったりできます。
こうやって、人に相談してもいい。とか
自分の気持ちを伝えてもいいんだ。とか
敏感な子や発達特性がある子は
意思や気持ちを伝えることを否定的に捉えたり強く遠慮しがちですが、肯定的に捉えられるようになっていきます。
※Part2に続きます
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