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「セックスワークにも給付金を」訴訟
4月15日「セックスワークにも給付金を」訴訟の第1回口頭弁論が終了
『イルミナ』創刊号でお伝えした「セックスワークにも給付金を」訴訟。その第1回口頭弁論が4月15日に東京地裁ではじまった。
2020年、国は新型コロナウィルス対策として、持続化給付金および家賃支援給付金の支給を決定。しかし、「国民の理解が得られない」とし、この給付金を性風俗事業者に支給しなかった。国のこの判断に対し「憲法が保
えっ、少年マガジンでストリップ?――少女マンガの巨匠の真摯な奇作 里中満智子『さすらい麦子』
ストリップをテーマにしたマンガは数あれど、もっとも挑戦的な作品は『さすらい麦子』(一九七六年刊)で間違いない。当時すでに人気少女マンガ家だった里中満智子が、週刊少年マガジンに連載していたギャグマンガだ。
変わる歌舞伎町 ロータリーの閉店
DX歌舞伎町から歩いてすぐの風林会館には、「サントリーラウンジ ロータリー」の看板があった。東京最後のキャバレーと呼ばれた店だ。
キャバレーとは、単にホステスの隣で酒を飲む店ではない。バンドがあり、ステージでのショーがあり、お客さんが踊るためのダンスフロアもある。戦前の「カフェー」などと呼ばれる業態をルーツにしつつ、戦後日本の夜を彩ってきた場所だ。
消えた劇場② DX歌舞伎町(新宿)
ストリップを好きになってまもなく、真白希実さんを知った。ダイヤモンドの形をした氷が彼女の肌をなでるのを見たとき、初めてコンタクトレンズを入れた中学生のときのように、世界はこんなにも鮮やかだったのかと思った。真白さんを追って、ほかの劇場にも足を運ぶようになった。
あるとき彼女のTwitterを見ると、次に出演するのは「デラカブ」、DX歌舞伎町だという。検索して出てきた「いかにも風俗」な作
劇場は今――コロナ禍で浮き彫りになる性風俗差別
四月上旬、横浜ロック座の前に設置された看板には「臨時休館のお知らせ」と書かれた貼り紙だけがありました。いつもなら出演中の踊り子の顔写真が貼られている看板を眺めていると、中から掃除機の音が聞こえます。劇場の従業員の方々の顔を思い浮かべ、先々への恐怖心がより鮮明になったように感じました。ちょっと不愛想だけど、しっかりと劇場を運営してくれる横浜ロック座の人たち。このまま再開できなかったら、ここで働いて
もっとみる公正でない社会の公正でない犯罪 映画『ハスラーズ』
舞台はニューヨークのストリップクラブ。ステージフロアから離れた個室のソファで、ストリッパーをまたがらせ腰を振らせながら、客の男は彼女に耳打ちをする。
君のトラウマは? 父親に傷つけられたんだろう?
(Who hurt you? What happened with Daddy?)
ストリップに行ったらドキドキとキラキラが大洪水な件
あいださんの「ストリップ行きたい人いませんか?」という呼びかけにどんなもんじゃろと興味を持ち、わたしは初めてストリップに行きました。
気軽に観に行ったのに終わる頃には美しさに打ちのめされていました。
熱海銀座劇場へ行こう♨
ストリップの知られざる(?)一面、温泉地劇場。関東からもすぐの熱海へ行ってきました!
ストリップを愛する女2人で、初めての熱海銀座劇場へ!
劇場すぐ近くの旅館で温泉に入って浴衣を着、夕食とビールですでに気分は上々。開演時刻めがけて劇場へ向かうと商店街のネオンが光っていました。
この日出演する踊り子は牧瀬茜さん。ラジカセのボタンを牧瀬さん自ら押して、ステージが始まります。小部屋のような舞台
踊り子へのラブレター to 友坂麗
座談会 友坂麗とは何者なのかゲスト:半田なか子
ストリップ劇場も芝居小屋もボロければボロいほど好き
う 今日は友坂麗さんについてはもちろん、彼女について語ることを通して、ストリップ独自といえるような深み、一回行っただけではわからないかもしれない世界を語っていきたいと思います。
な そのテーマに麗さんを選んだのはどういう理由だったんですか?
う いきなりですが、それが難しいんですよ。ひとく