しっぽ

FC岐阜好きのミラニスタ

しっぽ

FC岐阜好きのミラニスタ

最近の記事

’22メルカート(移籍市場)の雑感

 今回はFC岐阜の’22シーズン冬のメルカートに関する雑感です。  J3で2年目を迎えた’21シーズンのFC岐阜は、安間監督を招聘。J3では豊富な戦力を擁し優勝候補の1つに数えられました。コロナによる影響で降格組がいない中、J2への昇格は至上命題かと思われましたが成績は振るわず。勝ち点は41に留まり、J2昇格を果たした首位熊本の54ポイント、2位岩手の53ポイントとは大きく差を付けられました。2年連続の6位という結果に終わり、昇格争いに本格的に加わることすら出来ないシーズン

    • ’21メルカート(移籍市場)の雑感

       今回はFC岐阜の‘21シーズン冬のメルカート(移籍市場)に関する雑感です。  ‘20シーズンにクラブ史上初めてJ3での戦いに挑んだFC岐阜。1年でのJ2昇格が至上命題となったシーズンでしたが、結果は6位と昇格はならず。勝ち点は56に留まりJ2昇格を果たした首位秋田の73ポイント、2位相模原の61ポイントとは大きく差を付けられました。  敗因としては、監督選びやそれに伴う編成面での失敗など様々な要素が複合的に絡んでの結果だと考えられますが、昇格を果たせず’21シーズンもJ

      • '20メルカート(移籍市場)の雑感

        今回はFC岐阜の‘20シーズン冬のメルカート(移籍市場)に関する雑感です。 ‘19シーズンにクラブ史上初のJ3降格を喫し1年でのJ2復帰を目指す今シーズンですが、冬のメルカートでのテーマは大きく分けて2つに絞られていたと言えるでしょう。1つは主力選手の慰留交渉。そして2つ目は、その上で足りない部分の戦力補強と昨季ピッチ上で弱点となっていた部分の強化です。 近年の傾向として、J1からJ2に降格したクラブは比較的充実したオフシーズンを過ごすことが多くなっています。これはJ2の

        • マッチレポート【第21節 VS福岡】

          前半戦最後の1戦はホームのアビスパ福岡が21位、アウェイのFC岐阜が22位で迎える裏天王山となりました。目下のライバルによる直接対決前の勝ち点差は5。岐阜としてはこれ以上離されると残留に黄信号が灯る非常に重要な6ポイントマッチとなりました。 福岡は前任のファビオ・ペッキア監督が家庭の事情により緊急降板となると、後任にはクラブOBの久藤氏を招聘。就任後はリーグ戦4試合未勝利と苦しい戦いが続いていましたが、ミッドウィークに行われた天皇杯鹿児島戦では2-1と勝利し調子は上向きです

        ’22メルカート(移籍市場)の雑感

          マッチレポート【第3節 VS岡山】

           前節徳島戦を終了間際の失点で落としたFC岐阜は、ホームにファジアーノ岡山を迎えました。  岡山は4年間指揮を執った長澤徹監督体制に見切りをつけ、今季から有馬賢二監督を招聘。Jリーグでの実績は’15にY.S.C.C.横浜を1年間指揮したのみと乏しいものの、代表レベルではJFAナショナルトレセンコーチ(’16~’18)や日本代表U-15/16/17監督(’17~’18)を務めた新進気鋭の監督です。その有馬監督率いる岡山は、伝統の3バックをベースとした堅守速攻のサッカーを廃止し

          マッチレポート【第3節 VS岡山】

          マッチレポート【第1節 VS山形】

          いよいよJ2も'19シーズンがスタートし、FC岐阜はホームに山形を迎えて開幕戦を行いました。 モンテディオ山形は木山体制3年目となる集大成のシーズンに向け、今オフにはジェフェルソン・バイアーノ(水戸)・井出(G大阪)・高橋壱(千葉)・大槻(神戸)・岡崎(栃木)・ホドルフォ(メトロポリターノ)・柳(F東京)など能力の高い選手を積極的に補強しました。小林成(→大分)・汰木(→浦和)・中山仁(→磐田)の引き止めには成功しなかったものの主力の流出を最小限で抑え、クラブの目標であるJ

          マッチレポート【第1節 VS山形】

          メルカート(移籍市場)の雑感

          今回は冬のメルカート(移籍市場)に対する雑感です。 FC岐阜は’18シーズンを降格圏ぎりぎりの20位で終えました。大木体制も3年目となり、結果の求められる’19シーズンに向けて戦力の上積みを図りたい所ですが、庄司・シシーニョ・大本といった絶対的な主力を3人も引き抜かれた’17のシーズンオフに代表されるよう、FC岐阜はほぼ毎年厳しいシーズンオフを過ごす事が通例となっています。これは、資金力・練習場やクラブハウス等の環境面・立地・ブランド力などクラブの魅力がまだ十分とは言えない

          メルカート(移籍市場)の雑感

          大木サッカーとは?~後編~

          前編では’18シーズン開幕序盤の「大木サッカー」の分析をご覧いただきました。後編となる今回は、開幕直後とシーズン終了となった現在で何か変化した点があるのかを用語の簡単な説明を交えつつを見ていきたいと思います。 結論として、ポゼッションサッカーをベースとしポジショナルプレーを採り入れている大木サッカーの特徴的なゲームモデルに1年間を通して変化はみられませんでした。一部では大型連敗後、所謂ドン引き縦ポンサッカーに変わったのではないかと囁かれているようですが決してそんなことはあり

          大木サッカーとは?~後編~

          大木サッカーとは?~前編~

          今回はFC岐阜の監督である大木武氏の特徴的な”大木サッカー”について分析いきたいと思います。 (※注:前編は’18シーズン開幕直後にツイッター上であげたものに少しだけ加筆・修正したものです。そのため、最新の大木サッカーとは若干異なる点がありますのでご注意ください。) 大木監督の代名詞のように語られるポゼッションサッカーですが、実はチームとしてはパスを繋ぐ事を目的としている訳ではなく、パスはあくまでも目的を達成するための手段として用いられています。これは'18シーズンの開幕

          大木サッカーとは?~前編~