マッチレポート【第21節 VS福岡】

前半戦最後の1戦はホームのアビスパ福岡が21位、アウェイのFC岐阜が22位で迎える裏天王山となりました。目下のライバルによる直接対決前の勝ち点差は5。岐阜としてはこれ以上離されると残留に黄信号が灯る非常に重要な6ポイントマッチとなりました。

福岡は前任のファビオ・ペッキア監督が家庭の事情により緊急降板となると、後任にはクラブOBの久藤氏を招聘。就任後はリーグ戦4試合未勝利と苦しい戦いが続いていましたが、ミッドウィークに行われた天皇杯鹿児島戦では2-1と勝利し調子は上向きです。
今節のフォーメーションは3-4-2-1を採用し、前節のリーグ戦から4人を入れ替え三國、輪湖、ウォン・ドゥジェ、ヤン・ドンヒョンを先発に選択。CFにの高さと決定力のあるヤン・ドンヒョンを起用し、得意のサイドからの攻撃を中心として岐阜の守備を攻略したい意図が見て取れました。

一方の岐阜は8連敗中。大木監督からバトンを引き継いだ北野監督になってからは、リーグ戦2試合勝利なし。天皇杯甲府戦もPKの末に敗れるなど、こちらも苦しい戦いが続いています。
今節は4-4-2を選択。前節のリーグ戦から3人を入れ替えヤン=オレ・ジーバース、阿部、市丸の3人を先発に復帰させました。守備一辺倒となりシュート1本に終わった東京V戦を反省し、パスに長所を持っているジーバースや市丸を起用することで攻撃面でもチームの良さを出したいという意図があったのではないでしょうか。アライバルインタビューでも、福岡の激しいプレッシャーを剥がしたいという旨のコメントをされていた事から、ある程度ボールを繋ぐ事も想定し試合に入ったものと思われます。

試合は前半から岐阜ペースで進行していきます。
前節の岐阜は、4-4-2から5-3-2になりDFラインを深く下げて相手を引き込んでからのロングカウンターを基本とし、ボール保持時は変則的な3-4-3になる可変システムを採用していましたが、この日は同じ4-4-2でも違う戦術を採用していました。このため、福岡としては試合前に用意した狙いが外され戦いにくかったものと思われます。

福岡のボール保持時に、4-4-2のままブロックを敷き最終ラインも前節より2~3メートル高く設定。中盤の4人を中に絞らせて配列し、5レーン中、中央の3レーンのスペースとパスコースを消します。最終ラインの4人は中盤とは逆に幅を取って広い間隔で配置。ヤン・ドンヒョンに対しては緩くですがCBのどちらかが見るようにして気を配ります。これに連動して2トップがボールホルダーにプレッシャーを掛けてコースを制限することにより、中央のエリアにいる相手の1トップ2シャドーにパスを出しにくい状況を作ります。元々サイドからの攻撃を狙っている福岡は、特に気にすることなく岐阜の絞っているSHの横(SBの前)に出来ているスペースにWBが入り込みパスを受けます。しかしこれは北野監督が仕掛けた罠でした。中央を消してサイドにスペースを作りWBへのパスを誘導。このパスが出た瞬間に岐阜のSBが猛然とダッシュし、WBを潰しに行きます。激しくアタックに行き前を向かせない、悪くてもファールで止めると言う動きの徹底ぶりが見て取れました。そして、残りのDF3人はアタックに行ったSBが空けたスペース側にスライドして3バックを形成。SBが剥がされた場合のリスク管理も徹底されています。CBタイプの選手を4人並べることで3バックへの移行を容易にし、サイドに定めたボールの奪い所で勝つために対人守備が得意な藤谷と甲斐をSBに配置したのだと考えられます。また、相手の2シャドーや3バックの1角がサイドに流れた場合には、数的不利になりサイドを突破される危険があるため、中盤の収縮を緩和させてサイドに広がり数的同数を作ることでSBのリスクを負ったアタックを控え、安全に守るという方法を採っていました。ボールの取り所を相手のWBに設定し罠を仕掛けたこの守り方は前半面白いように機能します。福岡は前半の間ずっと攻略ができず、ブロックの外で悪戯にボールを回す、ボールが入らないヤン・ドンヒョンが焦れて外に出てきて攻撃が機能しないなどの問題を抱える事になりました。この結果福岡は、ボールを支配し攻撃の時間は多いものの決定的なチャンスにまで結びつけることができません。

岐阜の最初のチャンスは開始直後。奪ったボールを最終ラインからのショートパスで丁寧にビルドアップをすることから生まれました。福岡は前線からの激しいプレスでボールを奪取してからのショートカウンターを狙っていましたが、北野監督のアライバルインタビュー通りショートパスやドリブルを使ってこのプレスを剥がします。自陣で山岸が体を入れ替えてディフェンスをかわし、プレスを掛けるために前掛かりになっている相手の中盤のラインを突破しカウンターとなります。そのままバイタルエリアまで侵入して3対3の状況を作ると中央のライザへスルーパス。これは惜しくもタイミングが合わず通りませんでしたが、ポジティブなイメージを持ち試合に入ることが出来たのではないでしょうか。

 すると10分に早くも先制点が生まれます。相手敵陣の左サイドの深い位置からプレスを掛けてボールを奪取。市丸がセンターサークル付近でボールをキープしてためを作ると、体の向きで右サイドに展開するかと思わせる動きを見せます。これにつられてブロックを組んでいた相手2列目のラインの意識が右サイドに集中。真ん中2枚の距離が若干開きパスコースが生まれました。するとオフサイドラインで駆け引きをしていた川西がスルスルとライン間に落ちる動きをしてフリーになります。この狙い通りの動きを見逃さなかった市丸がノールックで縦パスを入
れると、川西は体の向きをゴール方向へ反転させる絶妙なワンタッチ目を見せバイタルエリア中央でフリーになりチャンスが生まれます。ツータッチ目で右にボールを持ち出して角度をつけシュートコースを作ると、強烈なミドルシュートを放ちます。インフロントでボールを巻き上げるように蹴られたシュートはGKから逃げるような弧を描きサイドネットへ突き刺さりました。世界最高峰のリーガ・エスパニョーラで実績を残したセランテスが1歩も動けなかったこのミドルは正にゴラッソと呼ぶに相応しい世界基準のシュートだったと言えるでしょう。

15分に福岡の攻撃のキーマンであり違いが作れる石津が負傷交代で前川と変わると更に流れは岐阜に傾きます。

22分でした。敵陣左サイドにてスローイングからボールを失うと、先制点と同じくネガトラにてすぐにプレスを掛けボールを再奪取します。このボールを川西に預けるとキープで3人を引き付けフォローに入ったライザへパスを出します。受けたライザがワンタッチで三國をかわし裏を取ると早いタイミングでセンタリング。ボックス内で待ち構えていた前田が、CB2人の間に入りマークが付きにくい絶妙なポジショニングを取りながらニアに侵入。ディフェンスのタイミングを外し、フリーでヘディングしてファーのサイドネットへ流し込む高い技術力を見せ付け追加点を奪いました。早いタイミングのクロスながらボックス内には山岸も入っており前体制からの改善点が見られるシーンでした。

 ここまで挙げた岐阜のチャンスシーンは、いずれも大木監督時代から継続しているネガトラで人に対して守備をする切替の速さ、その後のポジトラでのポジショニングと選手の距離間の良さを活かしつつも、課題だったボール奪取後の速いタイミングの攻撃・追い越しやドリブルなどを交えるダイナミックさを積み上げた、北野監督の成果が出ている場面と言えるのではないでしょうか。

 その後も、38分にはブロックを敷きながらパスコースを制限しプレッシャーを掛けると、センターサークル付近で山岸がボールを奪いカウンターを発動し、ファールで止められますがFKを獲得。ファーサイド大外に甲斐を立たせて石原とミスマッチを作るとそこを狙います。競り勝った甲斐が中へ折り返すとライザがすらして、ゴール前にスクランブルの状況を作ります。相手は反応できずクリアが中途半端になると竹田と阿部がフリーでツインシュートのような形となりましたが、ここはセランテスのビッグセーブに阻まれ試合を決める3点目とはなりません。

43分にも決定機が続きます。自陣でライザがパスカットをして自らドリブルでバイタルエリアまで運ぶと、ディフェンスを引き付けてからラストパス。追い越す動きで中央に侵入した山岸が左足でシュートを放つもここは枠の外に外れました。CFがサイドに流れて中央のスペースを空け、山岸や川西がダイアゴナルに走って侵入するという動きは東京V戦の変則3-4-3でも見られたものであり、おそらく北野監督が用意しているスキームなのでしょう。山岸を敢えて右SHで使用している意図の1つがここにあるのかもしれません。

 この様に前半は完璧と言っていい内容で終了します。守備の戦術が嵌ったのはもちろん、攻撃面でも自陣からのショートパスによるビルドアップ、敵陣でのプレスによるボール奪取からのショートカウンター、自陣からのミドルレンジやロングレンジのパスを使ったロングカウンターなど多彩さを見せました。そして、攻守両面でのトランジションの速さとインテンシティの高さも目立っていました。

北野監督が言う所の、やり方を変えずに戦い方を変えるという表現通り、前体制の良いところ(トランジションやポゼッション)を活かしつつ、スカウティングに基づいた論理的な守備と攻撃の構築で現実的に勝ち点を積み上げて行くサッカーに上手く移行できつつあるのではないでしょうか。ただし、スカウティングや用意した戦術が上手く嵌らない、或いはゲームプラン通りの動きを選手が実行できないと相手に主導権を渡してしまうサッカーなぶん、山口戦・東京V戦のように一方的な展開になってしまう危険性を孕んだ一面もあると思います。

後半は、両チーム共にメンバー交代なしで開始します。
ここまで上手くいっていなかった福岡に動きがなかったことは少し意外でしたが、前半とは打って変わり終始福岡ペースでゲームが進行していきます。立ち上がりのワンプレー目でディフェンスラインからヤン・ドンヒョンを目掛けてロングフィードが入りましたが、福岡が攻撃の形を変え修正しようとする意図が見てとれました。岐阜の狙いどころとなっていたWBへは2シャドーの1角やボランチ・CBがフォローに入る場面が前半よりも増え、そこでボールを失わずに繋いで岐阜の守備ブロックを片側に引き付けてからサイドチェンジを狙うという意図が見えるプレーも何度か見られるようになりました。

攻め方を変えたことと、2点をリードして折り返した岐阜が勝ちを意識し過ぎてラインを下げすぎたことが要因となり福岡の攻撃は前半よりも効果を発揮していきます。後半序盤の岐阜のチャンスらしいチャンスは51分に1度だけでした。ライザが相手のFKを引っ掛けるとそのままカウンター。ドリブルで持ち込むも倒されてしまいます。ゴール正面、やや距離のある位置からのFKでしたが川西が素晴らしいキックを見せました。結果的にはバーを叩き追加点となりませんでしたが、今後のセットプレーに期待が持てる一撃でした。

 福岡は55分に三國に代えて森本を投入。システムを3-4-2-1から4-4-2へと変化させますが、この交代が更に福岡ペースへ拍車を掛けます。久藤監督の狙いは明らかで、2トップにすることにより前線に厚みを持たせると共に4バックにすることによりサイドに2人選手を配置をし、前半岐阜がしたWBに対する激しい守備を出来ないようにすることだったと思われます。これは非常に効果的で、罠を張った狙い所がなくなった岐阜は守備そのものよりも奪ってからの攻撃で良いポジショニングを取れず苦労をします。そのため、前半のように奪ってからのショートパスを使ったビルドアップや精度の高いロングカウンターを発動できなくなり、フィフティフィフティの狙いのないロングボールを蹴ってしまう場面が多くなります。こうなると効果的な攻撃が出来なくなり、結果的に東京V戦のように最終ラインを上げられず守備の時間が増え防戦一方となり、良い攻撃から良い守備・良い守備から良い攻撃という北野監督がやりたいサッカーが時間が経つにつれ出せなくなりました。

 56分にはライザが先程のファールを受けた影響で負傷退場。北野監督はハムを投入し、守備に舵を切ります。
個人的に根本的な部分では、大木・北野両監督の「良い攻撃から良い守備・良い守備から良い攻撃」という攻守連動のサッカー観に大きな違いは感じられませんが、この辺りが大木監督との最大の違いではないでしょうか。よりリアリストと言える北野監督は、自分が求めていることや狙っていることを選手達が出来ないと判断した場合に、あっさりと違う方法で勝ち点を取りに行く、良く言えば柔軟性を持っているように感じます。誤解を恐れずに言えば、勝ち点を稼ぐためには理想を捨て「良い守備」のみになっても仕方ないと割り切れる現実主義者なのでしょう。

この場面でも、ハムを入れて川西をCFにしましたが単純に4-4-2を継続させるのではなく、ブロックを敷く際には川西を左サイドに下げ4-5-1のブロックを形成させていました。2トップではなくなるため、前線からのプレスでコースを限定しにくい代わりに、サイドでの数的不利を解消すると共にサイドでのボール奪取を諦め、サイドで裏を取らせない・突破され深く抉らせない守り方に変更し、中に人数を掛けることによりクロスを上げさせても決定的なチャンスは作らせない或いは最後の局面で体を張った守備を可能とさせ、中央で勝負する方法を選択しました。

 そして川西の切替が遅れ可変の4-5-1が上手く組めないと判断すると、74分にはタビナスを投入。5-4-1にシステムを変えます。守備のやり方は先程の4-5-1と変わらないものの重心をより低くし守りに入る。可変システムではなくすることにより、個々の役割をはっきりさせ対応の遅れや隙が出ないようにする。攻撃の起点となっていた市丸を変えることにより、ショートパスでの組み立てを捨てカウンターに専念する。という狙いとメッセージをチームに送ったのではないでしょうか。この交代により守備の安定感を取り戻し、その効果により攻撃面でもカウンターを実行できる回数が増えてきます。これは前政権の時から感じていることですが、岐阜の選手達の個性には可変システムよりも個々の役割をはっきりさせたシステムや戦術の方が向いているのかもしれません。

試合終盤の80分、少しずつ勢いと圧力を増してゴールに近づいてはいるものの得点を奪えない福岡は、喜田に変えて木戸を投入。ボランチを1枚削り前線の枚数を増やすことでリスクを掛けて攻勢を仕掛けます。これを見て岐阜は81分に前田に変えて中島を投入。川西の1トップとし中島を中盤に入れることで、守備の強化と運動量の確保を図ります。押し込まれる時間が続いた後半戦でしたが、東京V戦とは違い狙いを持った守備の中でリズムができて、竹田と阿部を中心に時にはラインをコントロールしオフサイドを獲得したり、カウンターを発動させたりと2点リードしている状況を上手く活かしながら戦えていたことは前節からの前進ではないでしょうか。

最終盤には、福岡の選手がボックス内に4~5人入ってくる中でクロスを上げられることも多々あるほど捨て身の攻撃を受け続けますが、岐阜も人数を掛けてクロスから良い形を作らせません。クリアボールのこぼれ球を拾われシュートを打たれる場面を見られましたが、ハムや甲斐が体を投げ出してシュートブロック。正にギリギリの攻防で執念で防いでいる部分もありましたが、最終局面でもマークを離しきらずに正しいポジショニングが取れているからこそのプレーだったと言えるでしょう。

 しかし、90分。遂に1点を返されます。石原の左サイドからの仕掛けに対し、タビナスがマークに付いていたもののクロスを上げられるとボールはヤン・ドンヒョンへ。競り合って何とかシュートは打たれなかったものの、ゴール前でこぼれ球にいち早く反応したのは木戸。岐阜はこぼれ球に対し中盤の3人が足を止めボールウォッチャーになってしまいました。木戸のマークが外れ至近距離からのシュートを止められず2-1。この試合で唯一、中盤の選手が正しいポジショニングをとれなかった場面と言えるでしょう。原因が集中力にあるのか別の所にあるのかを分析して改善する必要がある課題が見つかったシーンでした。

 こうなると勢いは断然福岡に傾きます。DFを1枚削り吉本を前線で留まらせ同点を狙いに来ました。93分には石原が低い位置からアーリークロスをファーサイド大外で構えている吉本へ。高さを活かされ競り合いで負けて中へ折り返えされます。この一連のプレーに対し、敢えて足を止めてボックス内への侵入を遅らせることにより、DFのマークから外れる老練な動きを見せていた森本が折り返しに反応。ふわりとしたクロスに対してフリーで勢いを付けながらジャンプ。前向きに助走をつけて飛んだぶん競り勝つことが可能となり、枠を捉えたヘディングュートはジーバースの伸ばした腕を掻い潜ります。同点かと思われた瞬間、甲斐が足を伸ばしてライン上からボールを掻き出しました。執念のシュートブロックで事なきを得ます。

すると直後にまたしても甲斐が魅せます。左サイドからバイタルエリアに入れられた横パスに対して素早く反応。猛然とダッシュしハムと連携して2対1の状況を作りボールをカット。このセカンドボールに対して誰よりも早く反応したのは藤谷。ダイレクトで縦パスを送ると、リスクを冒して前に出ていた上にセカンドボールへの反応が遅れて位置取りが悪い福岡のDF陣は、川西を捕まえられません。ゴール右寄りにドリブルしながら角度を作り、DFをおびき寄せてから切替しでかわすとGKの位置を見て冷静に流し込みました。技術に自信があるからこそ冷静にプレーを判断できる川西の長所が出た得点で3-1。待望の3点目を獲得し、93分に岐阜が試合を決定付けます。

 この後ホームで負けられない福岡が、キックオフ直後に石原のサイド突破からクロスを上げ森本がディングシュートを放つもボールは僅かにバーの上。意地を見せた福岡でしたが反撃もここまでで試合終了。岐阜は連敗を8で止めました。そして嬉しい北野体制初勝利。裏天王山の6ポイントマッチを制し、残留圏まで勝ち点差2と迫る非常に大きな勝利をあげました。

 ここまで見てきたように、この試合は基本的にサイド攻撃をメインとするも、2シャドーがサイドに流れることが少なくWBが独力で突破を仕掛けることが多い福岡の3-4-2-1の特徴を良くスカウティングし、自分達のゲームモデルを考慮した上で最適な戦術を用意し、その動きが出来るよう1週間トレーニングを行い、守備のプランBも準備していた北野監督の手腕によるところが大きい勝利だと感じました。前政権の取り組んできた事や長所と自身が理想とするサッカー、そして自分達の実力や相手との力関係の中で、現実的に出来るサッカーのバランスを上手く見い出して調整することができ、今後に向けて期待の出来る内容だったのではないでしょうか。

 北野監督がどこまで意識して採り入れているのかは分かりませんが、代表的な所ではジョゼ・モウリーニョが信奉しペップ・グアルディオラなどをはじめとし欧州では広く用いられている「戦術的ピリオダイゼーション」に則ったアプローチが出来るタイプの監督なのだと思われます。(戦術的ピリオダイゼーションの説明は長くなるので今回は省きますが、興味のある方はfootballistaさんの記事が分かり易くておすすめです。)

至上命題である残留に向けて良い監督が就任してくれたのかもしれません。後半戦の反撃に向け、夏の補強等も含めクラブとしても監督をバックアップして欲しいと思います。

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