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新卒2年目でベンチャーの管理業務を回せるようになるまで

0. はじめに自分が所属しているLayerXの1年の振り返り記事をCTOが書いていたり、Newsletterで年末企画が出ていたので、個人的な振り返りもちょっとしてみようということでまとめてみました。 1. 自己紹介LayerXで管理業務全般を担当しています。大学在学中に前身となるGunosyの新規事業開発室の頃からインターンをはじめ、2018年4月に新卒として入社し今に至ります。 2. この1年間取り組んでいたこと前半戦(1-6月) 管理業務の右も左も分からない状況だっ

    • SaaS全盛期のバックオフィス組織について考える#1

      最近、スタートアップにおけるバックオフィス組織の理想像は「各種SaaSを活用して業務設計された、業務のスケーラビリティが担保された組織」であると考えるようになりました。 これまでのテーマは「SaaSを駆使して、どのようにして効率的に業務を遂行するか?」でしたが、最近は上記のような組織はどのようにして構築していけるのか?に興味関心が移ってきています。 エンジニアの世界では「システム(アーキテクチャ)の設計は、それを生み出す組織に依存する」という内容で有名なコンウェイの法則と

      • LayerXを退職して独立しました。

        タイトルの通り、LayerXを退職して独立しました。 退職したのは、実際はもう少し前ですが、最後の仕事のリリースが先日ちょうど出たり、4月1日というキリのいい日付というのもあり、久しぶりにテキストを書いています。(電子帳簿保存法はシステム要件や実務への適用についてはかなり詳しくなりました。) 大学生時代も含めておよそ5年間、Gunosy / LayerXと色々な経験をさせて頂きました。以下にざっと列挙すると… ・toCアプリのデータ分析、運用業務 ・ブロックチェーン関連の

        • 管理業務系SaaSにおける「技術」と「技法」の実装

          週1ペースでなんとか更新できてます。今後、テキストを書く分量が増えていきそうなので、もう少し頻度上げれると良いかもなという、淡い考えを抱いたりしてしまいますが、こういうのは大抵失敗すると相場で決まっているのでしばらくはこのペースでしょう。 今日はSaaSって結局なんなんだっけ。っていう話をまとめてみたいと思います。基本的には「管理業務系のホリゾンタルの」SaaSを念頭に置いて話をしていきます。バーティカルSaaSや他業務領域でも一定当てはまるとは思いますが、toCは全く別の

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        新卒2年目でベンチャーの管理業務を回せるようになるまで

          源泉所得税の控除がある費用計上(支払)に関する仕訳のパターンと特徴

          【はじめに】 この記事では会計処理の具体的な話に踏み込みますが、記載の内容についてはあくまで個人の意見として記載しておりますので、この記事に関する疑問・質問はTwitterの @ikutyy にご連絡ください 少し理屈っぽい話から書くつもりだったのですが、いきなり実践的な話から書いていきます。 LayerX インボイスは主に受領した請求書の処理を効率化するサービスになります。サービス導入に際して様々な質問を頂くのですが、会計処理に関連するところでは、源泉所得税の控除がある

          源泉所得税の控除がある費用計上(支払)に関する仕訳のパターンと特徴

          LayerX INVOICEのプロダクト開発を担当している経理経験者が考えていること

          1年ちょっとぶりくらいに、noteを書いてます。 ここ半年は LayerX INVOICE の立上げに携わっていました。プロダクトマネージャーやカスタマーサクセスと呼ばれる領域の業務を主に担当しています。LayerX INVOICEは経理業務のなかでも、支払業務の効率化を実現するサービスとなっており、実務経験を生かし、チームのメンバーにフィードバックしながら日々プロダクトを開発しています。 プロダクトの仕様検討から、顧客の業務フローに載せるところまでを一気通貫で担当している

          LayerX INVOICEのプロダクト開発を担当している経理経験者が考えていること