新卒2年目でベンチャーの管理業務を回せるようになるまで
0. はじめに
自分が所属しているLayerXの1年の振り返り記事をCTOが書いていたり、Newsletterで年末企画が出ていたので、個人的な振り返りもちょっとしてみようということでまとめてみました。
1. 自己紹介
LayerXで管理業務全般を担当しています。大学在学中に前身となるGunosyの新規事業開発室の頃からインターンをはじめ、2018年4月に新卒として入社し今に至ります。
2. この1年間取り組んでいたこと
前半戦(1-6月)
管理業務の右も左も分からない状況だったので、Gunosyの財務・経理チームに出向し実務を教えてもらいながら管理業務のイロハを叩きこまれました。合わせてオフィス移転プロジェクトのメイン担当として関わらせて頂き、結果的に下半期のMVPに選んで頂きました。
後半戦(7-12月)
MBOもあり、Gunosy→LayerXに転籍してLayerXにフルコミットする形になりました。現在の上長であるCFO就任やオフィス移転など目まぐるしく時間が過ぎていき気がついたら年末になってました。
現在は、生田(+アルバイト1名)で基本的な実務を回しつつ、分からないことがあればCFOや税理士先生、社労士先生に相談しながら業務を進めています。
3. ベンチャーの管理業務を回すうえで大切なこと
死にそうになりながら、コーポレート業務を回していくつか気づいたことがあるので、3つ(コンサル風)にまとめてみます。
①負債を貯めない
管理業務の大半はルーティンワークです。そのなかで会社が拡大フェーズにあると要求は複雑になり、業務フローも合わせて変化していくことが求められます。
そんなときに小手先の対応をしてしまうと後々しんどくなります。小手先の対応が積み重なってくると全体感が見えにくくなりミスも確実に増えます。業務フローの見直しや、そもそも複雑にならないようにコントロールを常日頃行っています。
LayerXで取り組んでいる実例としては
・仕訳の手入力撲滅(口座連携 or CSVインポートで完結) ※MF会計を利用 / ちょっとした修正はシュッと手で入れてしまうこともあります。
・給与の自動計算・内製化 ※AKASHI&MF給与を利用
あたりです。
エンジニアの世界では技術的負債と呼ばれており、同様になるべく負債を積まない(返済できるときに返済する)ことが大事だと言われています。
②サボれるところはサボる
細かいところまで突き詰めると管理業務は際限がありません。そのため多少の細かいことは犠牲にして日々業務に取り組んでいます。
大事なのは何を犠牲にしているのか頭の片隅に残しておくことです。問題が発生したら元も子もありません。そうなる前にケアできるように、サボれるところはサボりつつも気を抜かずに業務を行う必要があります。
自分自身も意識するようにしていますが、上司(元一部上場企業取締役CFO/管理業務歴10年超え)のほうが1000倍くらい経験豊富なので「これどうしますかねぇ...」みたいな話をときどきします。
③事業にコミットする
定型的な業務はこなしたうえで、もう一段階上のフェーズにいこうとなると事業へのコミットが必要になってきます。コスト削減や業務効率化など管理業務の観点からできるコミットしていくのはもちろん、合わせて事業のことを考えたり、業務範囲を広げていく動きも欠かせません。
先日、MUFGとの協業に関するリリースを発表させて頂きましたが、ブロックチェーンは金融関連など「お金」との相性が抜群です。「お金」を取り扱う経理担当者としての観点など、出来ることは積極的に事業部側にフィードバックしています。
4. 2020年のお話
ベンチャーで働く醍醐味は、会社の成長に合わせて自らが成長することを要求されることです。2020年は2019年と比較して会社の成長がさらに加速していくこと間違いなしなので、会社に置いていかれず追い抜いていく勢いで、出来ることをどんどん増やしていきたいと思います。
また、直近半年は引きこもって仕事をしていたので、社外のイベント等に参加してベンチャーで管理業務に携わっている方々との交流を広げていきたいと思います。合わせて日々の業務で蓄積されたナレッジもnote等を通じて発信していきます。
5. 最後に
LayerXでは絶賛採用を行なっております!!
エンジニア・事業サイドで興味があるぞという方はぜひご応募ください。
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