LayerX INVOICEのプロダクト開発を担当している経理経験者が考えていること

1年ちょっとぶりくらいに、noteを書いてます。

ここ半年は LayerX INVOICE の立上げに携わっていました。プロダクトマネージャーやカスタマーサクセスと呼ばれる領域の業務を主に担当しています。LayerX INVOICEは経理業務のなかでも、支払業務の効率化を実現するサービスとなっており、実務経験を生かし、チームのメンバーにフィードバックしながら日々プロダクトを開発しています。

プロダクトの仕様検討から、顧客の業務フローに載せるところまでを一気通貫で担当している身として「SaaSを開発している人たちが想定している意図通りに正しく使う」ことは実はかなり難しいということ。特に管理業務におけるSaaSという領域においては、ユーザーである経理担当の方は実務に精通しているが、プロダクトのカスタマーサポートの担当は実務を直接的に経験していない場合も一定あるため、より「正しく使う」ことが難しくなっているのかもしれません。

プロダクトのUXとして「正しく使う」ことが実現できればベストですが、プロダクトの性質上、実現しやすいものもあれば、そうではないものもあるでしょう。コア機能がシンプルで使い方に差があまり出ないようなSaaSであれば比較的容易なのかもしれません。でも、経理業務は業種業態で様々なパターンの業務があり、かつ同じ内容でも各社別の仕訳になることもあるなど、顧客ごとに多様な使い方が想定される領域のプロダクトなんだろうな。という所感を持っています。

しかし、ホリゾンタル(業種業態問わずに導入できる)SaaSを開発している以上、あらゆる業務フローを想定し、それを実現できるSaaSにしていくことはプロダクト開発として必須だと考えており日々頭を悩ませるポイントです。かつ、カスタマーサクセスという点においても、顧客との接点のなかで得られた数少ない情報をもとに現状を推測し適切な提案を行うことは、様々な知識・経験が要求されるなと感じています。

上記のような知識や経験について時々、社内では話しているものの、キレイに言語化して文章として残すということはこれまでやっておらず、社内共有という観点でも、社外の皆様にとっても一定の有用性のあるものなのかなと想像しています。

今後、noteで定期的にそのあたりの発信をしていこう...という話を前書きにしようと思ったら、そろそろ1000字になってしまったのでまた次回以降に書いていきます...。(週1くらいのペースで書くのが目標)


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