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11歳息子と初のふたり旅(Ho Chi Minh②)

バリ島発オリジナルバッグsisiの生島です。

いやぁ、お正月の頃、いや、2月も?まさか世界がこんなことになるとは誰が予想したでしょう?いや、分かってた人には想像出来ていたのかもしれませんが...とにかく私たちは今出来ることをして、日本の行く末、世界の行く末を見守って政治にはもっともっと積極的に関わっていくべき、行きたい、と思っています。

さてさて... すっかりブログが滞っていましたが、こんな時だからこそ、最後の旅行「ベトナム」の②を敢えて!紹介してみたいと思います。 時系列などもバラバラなのですが。

前回のこれ

では、なぜベトナムにいくことになったか、そして とにかく「バインミー」のこと、そして写真だけでは飽き足らず動画まで載せてましたが...はい、ベトナム・ホーチミンにはそうのようにして行くこととなったんですね。

去年11月のインド・デリー行きがそうであったように、今回もチケットが安くて、ひとり15,000円ほどで往復出来ました。6泊7日の11才息子との旅でした。

チケットを取ったら次に気になるのはお宿のこと。ここ数年はすっかりair bnbがお気に入りの私、そして子供達。

今回はホーチミン内で2ヶ所に滞在してみました。最初の3泊はエアビ(air bnb)はなくBooking.comで取ってみました。

『Saigon April Homestay』はワクワクする路地にあるまさに「ホームステイ」中華系のお家によくある「道から丸見えのリビング」でくつろぐお父さんとお母さんは98%英語話せませんが、一生懸命の笑顔(ベトナムの人にとってはちょっと難しいのかも)とホスピタリティで旅人を迎え入れてくれます。 ホーチミンでは日本よりもインドネシアよりもずっとぐっと早くから日本人学校も閉鎖、そして街中でもマスクをしましょう、などの注意が一般的でした。 中国や韓国、日本人が特に気をつけて、と言われ始めてた頃で、私たちがくるの、ちょっと緊張してらっしゃったのかもしれません。

*金額、思わず目を疑うほどの安さですが、ベトナムの魅力のひとつ。

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この、私の立ち位置のすぐ後ろが玄関で、そして路地。外から帰ってくると路地から丸見えで左にちょっと見えてるソファーには座らず直接下に寝っ転がって時には足をソファーに上げながら、この画面に映る中国の「大河ドラマ」をみ続けてたお父さん。写真の時は私の大きい商品の詰まったスーツケースをご夫婦でよいしょよいしょ、と上に運んでくださって!

いや、いやいや、私たちで持ちます。それも明日もって降りるから下に置いてても、とも伝えたのですが、いやいや、もって上がる、とベトナム語で。(なので私の予想)

可愛い小型犬も心配そう。

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*お部屋は二人には十分な人さと清潔さ。ネットでも書かれてた口コミの通り「血迷った近所の鶏が2時ごろなく」対策に耳栓があればベスト!息子は全く気付かずグーグー。ベッドの寝心地よくってついついお部屋でダラダラ。

わんこ、にゃんこの大好きな息子は、写ってませんがいるニャンコ🐈にも大喜びして(アレルギーなのに)「ここ好き❤️」と。

今回息子との初めての2人旅で「どうなるのだろう」という楽しみと若干の不安がありました。 実は割と神経質な彼、そしてアレルギー体質で、我が家の犬猫もですが(犬猫のアレルギーでも大丈夫な犬猫も居る)寒暖にも、そしてケミカルな臭いにも割と反応する。(大丈夫な臭いもある)大気汚染も気になるんだろう、ということで、在住者から「割とひどいよ」と聞いていたもので、ホーチミン、どこまで大丈夫なんだろう?と気にしておりました。

  彼は食事も好きなものは心配になる程食べて、気分が乗らないと小鳥のようにしか食べない。こだわりはある様で「これは隠し味にワインが入ってる」とか「ミントが効いてる」とか言う!わはは 何ですが、果たしてベトナムのお料理はどうか〜〜?(ちなみにインドネシア料理ほとんど受け付けなかった息子、去年から親友の韓国少年のお家で食べたバビグリン(豚の丸焼き定食🐷)、ウゥ、無理、って思ったのに、家族で「おいしいねおいしいね」て食べてるのを見て「恐る恐る」食べたら「美味しかった!」。友達の影響は大きいですね。苦手と思ってたもの、こうやって克服、どころか今じゃ大好物!それを機にインドネシア料理大好きになりました。

って、ことでいろんな方向から「大丈夫かいな」と思っていた息子。蓋を開けてみたら... アレルギー反応(鼻水、くしゃみ、目のかゆみ)、ほぼ出ることなく大快調! そして出てくるベトナム料理、全部気に入って私のものも奪う勢い。

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暑さで疲れて、甘味にノックアウトされてシュガーハイ?酔いどれのおじさん。(甘党なので大興奮。お店の定員の奥様に見守られていました)

そして、後半のお宿はこちら。
我らがホーチミンの女神S女史が「おしゃれアパートの前でポーズ」
をとってくれました。

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ローカル感100%のこちらのアパート、実は改装して民泊にしてるお部屋がたくさんある様で、韓国人や欧米人のお客様が出入りしていました。↓エアビ(民泊のお部屋紹介サイト)でのこのお部屋の紹介ページ

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バスルームもかわいく素敵にリフォーム。お湯はチョロチョロでしたが、バリから来てますから、こちとら、平気です✌️

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息子にとっては最高!?の状態???二人で仲良くcartoonチャンネル観ました❤️

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共有スペースの渡り廊下から見る景色。

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共有...スペースですよ...ね?

週末にはここで恐らく近所のおばあちゃんがペディキュアしてもらってました。プロっぽいおばさんが、興味深そうに覗く私に「あんたも出来るよ、いつ来る??」とベトナム語で身振り手振り付きで聞いて来てくれる。 アパートの共有...スペース...

ちょっと足りなかった道具を取りに、と立ち上がったおばさんはすぐ後ろのお部屋に入って行きました。なるほど、ここの方なのね!ふふふ

ホーチミンに1週間弱だけ居て思ったのは「愛想はそこまで良くないけど、親切で、真面目な人たち」ということ。もちろん私の立場が変わったり、もっと長く居たり、エリアが変わると また感想は変わるのでしょう。でも、大きく外れてないはず。 外国人だとビジネス的なこともあって、とっても親切にされるバリ島ですが、とにかく彼らは笑顔が慣れてるから、もう破顔の笑顔、というのでしょうか。いい意味で慣れてる、いつでも飛びっきりの笑顔を向けてくる。思わずつられて飛びっきりをしちゃうほどに。

ホーチミンの人はにっこりしても返さない人がほとんど。でも、大きな荷物をささっと持って下さったり、子供を優先してくれる。

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*世界共通?おばちゃんはお節介で優しい。「デプチャイ(ハンサム)❤️」と何度も言われ、撫でくりまわされていました。写真の綺麗なお母さんも、隣でタバコを吸っていたおじさんとお兄さんに「子供が居るのに吸うな!どっかいけ!」と言って追い払ってたそうな。そして、写真にも写っているが、ここの方達はお風呂の椅子みたいな背の低い椅子が好きなようだ。

今回の旅で本当に「かけがいの無い時間」だったのが↓のバトミントンタイム。

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この嬉しそうな様子!息子は「お調子者」のくせに、最初はとにかくモジモジモジモジ。学校のバトミントン部に入ってる(とは言え練習週1だけど)からやりたいのに、声かけてみようよ、と言ってもモジモジ。「いいなー、やりたいな」と小さな声で言うのみ。

後で聞いたのですが67才のお母さんがバシバシやってらっしゃって、そのお母さんを見て息子「あのおばあちゃんすごい!」と。しばらくモジモジ見続けていたら後からいらっしゃったお母さんの娘さんが「ベイビー、やってみる?」と。

ホーチミン滞在中、何度か「ベイビー」と呼ばれた息子。11歳だし「ベイビーちゃうねんけど」と言っていたところ、?目下の子を呼ぶ時に「ベイビー」に似た発音の単語を使うのだとか!!!なるほど!!!

親しみや愛情を込めて子どもを呼ぶ場合は、Be(ベー)って呼ぶんだよ。beはベトナム語でベイビー、だから、外国人の子どもを呼ぶときも英語をそのまま当ててるんだろうね。              by s女史

その娘さんがグイグイ来てくださる方で「やったらいいじゃ無いの、ほら、これ持って、はい、そこ立って!」と「無理やり誘われてしょうがなしに始める」という状態を作ってくださったから、「じゃぁ、しょうがねぇな」と始める11才息子。

めんどくセーな!

ま、でも↑の笑顔で30分以上。そろそろ行かないと暗くなっちゃう、という時間ギリギリまで「ウヒウヒ」(喜びの声)をあげながら嬉しそうにやってました。 今回の旅は6泊で、早めにここを知ることが出来たのが良かった。 宿からいい散歩コースにあるとってもいい公園。

街中の市民の憩いの場所。たくさんのイベントなども行われるところだそうです。次回は地下にあるらしいフードコートなんかも覗きたいな! S女史も元バトミントン部らしく、「今後わたしも行くかな!」と。実は滞在中にもう一度行って、同じファミリーに入れてもらって 小一時間ほどいい汗ながした息子。 「今日もバトミントンあそこでやってるのかな?」とバリでもふと言っています。  あぁ、いい旅したなぁ、と本当に思う瞬間です。

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前回のブログにも、そして今回のブログにも何度も出ていらっしゃるS女史はホーチミン在住15年以上の、私と同じような「誰に呼ばれたわけでも無いのに来たくて勝手に移住した」叩き上げの女性。

ゼロから小石を積んでいくかのようにホーチミンで自分の居場所を作り上げていらっしゃったのだろう。ホーチミンの文化を知り、吸収し、適応し、自分の中の価値観と融合させ、時には反発し、挫折し、分かったように思った頃に足元を掬われ、(この辺から私のことを書いてる...ような)自分で勝手に来たのに「なぜ、ここにひとりで居るんだろう?」と泣きたい夜、いや、泣いた夜もあっただろう。譲る部分と譲れない部分、この線引きが本当に難しく、でも、それが「出来る」人間だからこそ、楽しくこの地で暮らしているんだろう。

今回の長めの私たちの滞在中も嬉々として(面倒なこともあったと思いますが!でも、面白かったでしょ?うふ❤️)毎日出勤してくださって! ホーチミンの皆さんと発音が本当に難しそうな(タイ語もだけどベトナム語も)言葉を操り「わっはっは」と。失礼なローカルには「そんなところに停めるな!(バイク)」などとビシッと。(本人は「そんな事いってた??」と。何度も言ってたよ) 無礼な人間には物申す、ホーチミンのハンニバル・レクター(いや、これはおかしい例え?)。 ↑の写真が大好きです。後ろ姿だけど、人が押すな押すなの人気食堂で、ビシッと指差して「あれちょーだい!」と。全てを物語っているような頼りになる美しい背中です。

旅はどこにいくか、も大事だけれど、誰と行って 何を見て、何を感じる可なんだなぁ、と思いました。 そして、それは実は日々の生活でも感じる事が出来るものなのだと思います。

同じものを見てもボーーーーッと(いや、ぼーっとすることも大事なんだけど)何も考えず感じず「そんなもんじゃねー」と流す人と「ほうほうほう、よくよく見れば面白現象!」と興味の持てる人。 ぜひ子供たちには日々をも「旅」のようにキラキラした目で過ごしてほしい。 そして、S女史のように自分でしっかり選んでしっかり行動する(そして時には枕を濡らす)人に会って行ってほしいな、と思います。(あ、そんでローカルの美味しいものと人々の生活を)

こんな時だからこそ、の旅ブログ、いかがでしたでしょうか?今年中にはホーチミン再訪するぞ、と決めております。楽しみだ❤️

オリジナルバッグ sisi公式インスタ(布マスク作ってます!)

日本向けのオンラインショップです。


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