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インターンシップと農業

ふくしま100日記

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NPOに勤めているが、私たちの組織ではインターン生を受け入れている。今期も5名ほどインターンに来る。今日はそのうちのひとりの初日だった。

インターンシップかあ。私も初めてのインターンシップは農業だった。北海道の牧場に行って3週間。牛の世話と搾乳と牧草の袋詰めをした。北海道が好きすぎたのでそもそも楽しかったし、生物とともにいきるということも学びは多かった。

TPPの話があったり、後継者不足の話があったり、自分の毎日で交わされる会話とは違う世界に感じた。いろんな希望と課題を抱えながら、それでも日々の搾乳は続いて、自分の口に入る牛乳がどのように生成されているかをこの目でしっかり見てきた。それは何にも代えがたい経験となった。

東京に暮らしていると農業と触れる機会は少ない。田舎育ちの人は親や親戚に農家がいるが私はいなかった。たとえばいただきますの意味…。いろんなものに感謝しているけれど、生産者ってどんななの?たとえばコンビニの総菜…。いっつも手に入るけれどこれがなくなったら自分はどうやって生きてくの?

そういう不安定感や食べる人としての意識、東京にいるともっと知りたいという感に駆られて、なんなら最後は農業で生きて行きたいんじゃないかとか、そんな感じで北海道のインターンシップに参加してみたのだけれど。


控えめに言って最高だったから、私は農業とインターンシップの相性ってとってもいいと思う。受け入れる側がOKな限り、みんなやってみるべき。農業ってつまり生きるということだから、それは人生のインターンシップでもあるんだよね。

そんなふくしま100日記。Vol1はこの辺にしておこう。



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