ペルーでの日々の記録

オーガニックの講習と先輩隊員の訪問

任地114日目。木曜日。

昨日ショックを受けた傷を隠しながら今日はとある集落へ。

もともと昨日のプランでバスと三輪バイクを乗り継いだ集落で畑を片っ端から訪問するという(私的に)神プランがあったのだけれど、残念ながらなくなり。今日は同僚が参加するといっていたとある講習に参加。

近くの集落で朝9時から。

役場は8時から出勤なのだが、上司にひとこと伝えて直接集落に向かうことに。内容はオーガニックについての講習。

主催は州都の政府系農業組織。参加者は町の各農業組織のメンバーたち。

アメリカやヨーロッパ、日本の有機マークについての説明と、ペルーのそれとの違い。そして有機農業でやるとどれくらいのマージンが取れるのかなどを簡単に話していた。(私は前職で少しJASについて担当していたことがあったのでとても興味深い案件)

主催者側もかなり知識もある様子だったし適度にオーディエンスに問いかけていたり、オーディエンスも適度に質問したり反応したりで珍しく有意義な講習に見えた。

こういう講習の時、だいたい軽食や水、お昼は主催者側が出してくれる。その恩恵にあずかり私も食して午前は終了。

午後からも少し参加はするものの、先輩隊員が私の町を訪問するとのことでそれのアテンドを夕方からするため途中退出。

16時くらいから先輩隊員を町の観光スポットに案内することに。

といっても町の観光スポットなどは町の中心にはそんなになく、笑

展望台と博物館、そして川にいったりしてほのぼの過ごしてきた。

先輩隊員のかねてからの要望は、私の町のマンゴーを食べたいと。

私の町はペルーの中でもなかなかのマンゴーの収穫量で、マンゴーの生産地としてとても有名。ただ時期が9月末から本格化するとのことでなかなかゲットできず。

一方、先週緑のマンゴーを手に入れて、それを寝かせば食べれるようになるということで1つだけマンゴーがありそれを4人で食べることにした。

はじめて食べる任地のマンゴー、おいしかったあ~~

そのあとは地元の産品アルガロビーナを使ったカクテルを飲めるお店で少し話して解散。久しぶりにお酒を飲んだりしてとても楽しいひとときだった。

自分の任地はなかなかの田舎だし、なにも名物はないし、見どころもないのだけれど、そんなところにボランティアが私も入れて4人も集結しているのがなんかとても新鮮でうれしい。笑

なによりも彼らに対して「私の町、案外悪くないでしょー?」ってどこかで思っている自分もいて、ああ、私思っている以上にこの町好きなんだなーって思ったり。笑

先輩たちを見送って20時前に帰宅。

日本人とつるみまくるのは避けたいけれど、こうやってふとしたワードや言い回しをふとしたときに言える安心感って私の中には日本語しかなくて、それを話せる相手には自分の思ったことやニュアンスを伝えられるから何のストレスもなくていいなーって思う。

ペルーに来て自分の嫌なところや不完全なところがたくさん認識されて、ああああああって思ったりもしていたのだけれど

日本語を使って感想を述べたりリアクションを取ったり話を振る自分は生き生きしている気がして、きっとこういう自分がスペイン語ではまだでてこないからむしゃくしゃするんだろうなーって思った。

もちろん直さなければいけないところはあるけれど、むしゃくしゃしたりイラっと来るのは自分の性格が悪いからという理由だけではなくて、日本語が使えないから単に自分の得意分野が発揮できなくてアウェイが辛いんだろうなって。笑(といいつつそんなに話すの上手ではないけれど)

自分らしい毎日を送れるように早くスペイン語話せるようになりたいな―と思うのでした。

おーわり。

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