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9歳に刺激を受ける26歳

いくみ　

任地175日目。月曜日。

今日は黙々とオフィスで作業。明後日行う異文化交流ワークショップの準備をしていました。このワークショップは小学校3年生、4年生が対象。年齢が9歳から11歳ということで、少しやさしめな内容。

折り紙をやることにしたのですが、折り紙というものはおそらくとても難しい。鶴なんて言った日には何時間かかるのだろう。

そしてそれが1対1ならまだしも、1対40。わからなかったら子供たちが自分の折り紙をもってどうやるのー？やってー！って言って囲まれる情景が想像される。そうなったら、、きっとカオスである。

ということで割かしやさしめで、でも自分で作った感のある折り紙を探していた。うーーん。前から結構探しているのだが、あまりないんだよなあ。でもとりあえずハートのしおりを作ることにした。

ペルーは男の子は男の子らしく、女の子は女の子らしくという文化が強い。ジェンダー的に私はこの傾向あまり好きではないのだが、日本でこそ最近はジェンダーの話題は割かしオープンになりつつあるにしても、私の町ではまああり得ない話。だから男の子は男の子らしく、女の子は女の子らしくが、おそらくみんなの中での暗黙の了解である。

そんなクラスにハートの折り紙を行うのを少し懸念はしている。ただ、ハートはかなりちょうどいいレベルであり、もし自分で使いにくいのであればお母さんやお姉ちゃんや家族の誰かにプレゼントしてね、というていでどうだろう？と一応考えてはいる。実用的だし。

その日に同時に環境教育×地元学のワークショップ（この前の続き）もやる予定のためそれも準備していた。

家に帰ってきて上の画像の通り日本の季節を紹介する紙芝居を作ってみた。絵心ない割にはがんばったんじゃないのー？なんつって。

この町には4つの季節はない。雨季と乾季。

え、雪？そんなもの人生で見たことない！そんな住民がほとんど。ということで季節や季節ごとのイベントは割かし興味を引く内容らしい。そういうのもあってこのネタにしてみた。

続きは明日やるとして、今日のタイトルの話題に移ろう。

昨日のnoteのとおり、昨日は同僚の娘ちゃんに日本の文化や日本語を紹介してきた。同僚が、娘に日本語勉強できるアプリとかインストールしてあげて、と言われて指示通り喜んでインストールしてあげた。

スペイン語で日本語を勉強できるいい感じの無料アプリは探したところなかったため、英語で日本語を勉強できるアプリをインストールした。英語が分からなくても何を問われているかさえ理解できれば進められるから、それを説明して一緒に何回かやってみた。

そして今日同僚から、私が帰った後そのアプリを使って一生懸命勉強して、いつもクレヨンしんちゃんをスペイン語で見ている（私もたまに一緒に見る）のだが、昨日から日本語で見始めたということを聞いたのだった。。！

クレヨンしんちゃんを日本語で見る娘ちゃんに、意味わかんないでしょーって同僚が言うと、「でもたまに単語が聞こえる！」って言ってその単語を反復するらしいんだけれど、、す、すごい！！すごいと私は思う。だって日本語むずいもん。

びっくりして思わずつぶやいちゃった。

1日坊主になってないといいなーと思いつつ、9歳の吸収力に驚かされました。人を尊敬する気持ちとか敬う気持ちに年齢は関係ないと思うけれど、17歳も離れていて、2.5倍くらい人生生きているのに、はっとさせられるのはこっちで、26歳、頑張んなきゃな―って思った。笑


一生懸命考えて、頭ひねって、自分の経験もお役に立てたらとか、町の人の役に立ったらとか、この町の未来のためにとか、そうやって一生懸命練ったり会話してようやく伝えたり、自分の考えを述べたりした活動案は右から左で流されがちなのに

これやってーって頼まれて、はーい、って言ってやった労力ゼロの案件の方が1000倍感謝されるんだなーと思った。笑　これが現実なんだよね。

今度書こうと思っているけれど、結局私は先進国から来た金持ちで恵まれた女の子として映っている。周りの目には。

そんな私がいうことやることなんて、この町の人にとっては

(^－^)b

って感じなんです。

保育園のお遊戯会で踊る女の子（私）を見る親（住民）、みたいな。

そんな幼児が何言ったところで

「うんうん、そうだね(*^-^*)」で終わり。

だれも(｀・ω・´)！！みたいにはなってくれない。

それは自分の力不足でもあり、協力隊の現実でもあり、って感じ。

だからどうってわけではないんだけれど、、。

そういう現実にも目を向けられるようになったし、ただ悲観だけしているわけでもないけれど

たまーに悲し。ってなる。


今はお遊戯踊る園児でももう少し成長して小学生くらいになったら、

そして名探偵コナンなみに、「見た目は子供、頭脳は大人」みたくなれれば、話聞いてくれるかな～なんつって。

そのためにはまず語学だし、一応活動としても何やるべきかもある程度見えてきているからそれが優先。10月と11月頑張ろうと思う。


おっと、しっかり脱線してしまった。

話を戻すと、9歳にいろいろ刺激を受けたのでまた勉強も頑張ります～(; ･`д･´)bという話でした。

おしまい。

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