「うっかりミス」をした新人さんを泣かせちゃった
この記事を読むことによって、新人の教育・指導に悩みのある方の気持ちが少しでもラクになれば幸いです。
お世話になっております。
小1、2才のワーパパ、社会人歴10年を超えたいくちゃんです。
社会人歴2年目から新人の教育係を受け持ち、それ以降も新人教育を行う機会が多くありました。
例えば、年齢55才、PC操作が苦手、別分野の業界から転職してきた「新人さん」から、1ヶ月前はセーラー服を着ていた「新人ちゃん」まで、いろいろな方とコミュニケーションをとってきました。
教育係とはよく言ったもので、私の方がたくさんの学びをもらっていました。
今は、間接的に新人教育を行っているのですが、そんな中、職場でトラブルがありました。
この春から我がチームに配属された新人さんが、「うっかりミス」を行い相手方に迷惑をかけてしまったのです。
このミスを例えると「牛乳パックの注ぎ口を反対から開けてしまった」ような小さいもの。
つまり、牛乳は飲めるけど「注ぎづらいから注意を払わないといけない」とか、人によっては「いつもと違うから不愉快」となるイメージです。
相手方には謝罪を受け入れていただき、また理解も得られたためことなきを得たのですが、こんな時に大事なことは「今後どうやって防ぐか」をチームで共有することです。
そのためには新人さんへどのような行動をしていたのか事実を確認する必要がありますよね。
あなただったら、どのように聞きますか?
今年から初めて新人の教育係を任された中島くん(仮名)はこのように聞きました。
「どうして、確認をしなかったの?注ぎ口を見れば気づくよね?」
すると、責められていると誤解をした新人さんは涙目🥹
焦った中島くんはこう続けます。
「今回は大事にならなくてよかったね😅今度から気をつけよう。ドンマイ、誰だってミスはあるよ!」
新人「はい・・・すみませんでした😢」
〜2人の間に流れるギクシャクした空気〜
これでは根本的な解決にはなりません。
新人さんはどうして誤解をしてしまったのでしょうか。
それは、中島くんが今から何を目的に話をしたいか、を新人さんに共有していないからです。
そして、ミスをしたことを責めるつもりはないこと、も新人さんに伝えてもいませんね。
どんな人ではミスをすれば、「責められる」と思うものです。
それでは、このような聞き方だったらどうでしょう。
「今から原因がなんだったのか質問をするけど、それは同じことを繰り返さないために聞くためだけで、決して新人さんを責めるつもりはありません。どうして確認をしなかったの?」
これから質問をする目的をハッキリと意思表示をしていますね。
このように、聞く側は攻撃をするつもりがないことを意思表示するだけで聞かれる側へ安心感を与えることができます。
さらにgoodな聞き方としてはこうです。
「今から原因がなんだったのか質問をするけど、それは同じことを繰り返さないために聞くためだけで、決して新人さんを責めるつもりはありません。
①わかってくれるかな?(返事を聞いてから)②今回はどうしてミスが起きたのか教えてもらえるかな?③もしわからない時は一緒に考えよう」
前段に加えて、
①で目的が「伝わっているか」確認を行います。
②では、ミスの原因を新人さんに考えてもらうことで「本当の事実」を明らかにします。(仮説を押し付けない)
③では、ミスを一緒に背負うことをアピールして、更に安心感を与えます。
いかがでしたでしょうか。
昭和時代の先輩に鍛えられた私としては歯がゆい聞き方なのですが、新人さんとのコミュニケーションをとるときや、指導を行う際には細心の注意を払っています。
あなたの職場ではどのようにコミュニケーションをとっていますか?
ぜひ参考にさせてください。
少しでも共感いただけましたらスキ、フォローをお願いします。
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今回は、早めにフォローを入れたので新人さんも持ち直してくれました。
中島くんも声かけについて理解をしてくれ、本当に良いチームメンバーに恵まれたなと感謝した出来事でもありました。
いつも見てくださっている方へお知らせです。
ご心配をおかけしております。
妻が溶連菌でダウンしていたのですが、快復に向かっております。
お気遣いをいただき本当にありがとうございました。
noteって温かい場所ですね、今後ともどうぞよろしくお願いします。
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