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お菓子.(1)brutti e buoni.醜いけど美味しい!


パリっぽいけどパリじゃない in kyoto


最初のnote.で私はパティシエですよ〜
と自己紹介をさせて頂いたのですが、

最近はイタリアンレストランで働いているので🇮🇹
イタリア菓子を作ることが多いです。

その中でわりとお気に入りのお菓子。
Brutti ma buoni / Brutti e buoni!

brutto : 醜い
ma : しかし
buoni : 美味しい

「ブサイクなのに美味しいぜ!」
イタリア人はなんてことを言うのかしら 笑

そんなブルッティちゃんですが
作り方はとってもカンタン😎✌️


▷recette

A |アーモンド 30g
 |(皮付きがおすすめ)
 |粉糖 12g
 |薄力粉 1.4g

卵白 12g
グラニュー糖 12g


アーモンドはローストして細かく刻み、
粉糖と薄力粉と合わせておく。(A)

卵白とグラニュー糖でしっかりめの
メレンゲを作って、
(砂糖は2~3回に分けて加えると調子がイイ)
Aを加えてサックリ混ぜて
天板にスプーンで落として並べて
ひたすら乾燥焼き!

最後は温度を上げて焼き色を入れても良いカンジ



ケーキ屋さんだと捨て釜と言って、
仕事終わりで熱の残った 電源を切ったオーブンに、
夜 ブチこんで乾燥させて帰る、
なんてことがメレンゲ菓子(乾燥させるお菓子)
ではよくあります。

コンベクションオーブン(熱風で焼き上げるオーブン)とか
高性能のオーブンが今はいくらでもあるから、
もうそんな時代じゃないのかもしれないけど…笑


ちなみに、このお菓子は作り方が2パターン。

今回紹介したのは、
メレンゲにナッツを混ぜ合わせただけのシンプルな作り方、
ブルッティ・エ・ブオーニ。
北イタリアのお菓子。

メレンゲにナッツを加えて加熱して作る(!)方法もあって、
それはブルッティ・マ・ブオーニと呼ばれ、
トスカーナのお菓子らしい。


私はめんどくさがりなので、メレンゲを泡立てて
鍋で混ぜながら加熱して…
なんてことはしたくないので(笑)

ブルッティ・エ・ブオーニ一択!


でも、
トッローネを以前作った時。
(torrone:イタリアのヌガー菓子)

ひたすらメレンゲを焦げないように混ぜながら加熱して
めちゃんこ大変だったんだけれど。。
加熱していったメレンゲの、あのネチネチ感は
またなんとも言えない美味しさだなぁ…
と 思ったりも。。。

美味しさと手軽さは天秤にかけるもんじゃないですね♨︎

トッローネはまた次回!

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