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アウェイからホームへ

こんにちは、いくえです。
タイ・バンコクに来てはや1ヶ月。最近やっと落ち着いて、ようやく生活に慣れてきたかなと思います。
今回はそこまでの気持ちの変化を、取り止めもないけど書いてみようと思います。

気づいてしまったアウェイ感

渡航して最初の1週間くらいは、道、どこのスーパーで何を買えるか、バスや電車の乗り方などを覚えるので一杯一杯でした。
バンコクへ行ったことはあるものの住むのは初めて。全てが新鮮で、目新しかったです。

1週間くらい経ったある日、ドンキ(バンコクにもドンキホーテのスーパーがあるのです)の乗り合いシャトルに揺られながら景色を見ていた時のこと。
ふと、「わたし、寂しい」という気持ちに気づいてしまいました。

最近、誰と喋ったっけ。夫と、同じアパートのご家族としか話してない。
街中を見渡しても、何が書いてあるかわからない。
街中で耳にする談笑も、何を言ってるかわからない。
先日、バスの車掌のおばちゃんがわたしに伝えたかったことって何だったんだろう。わからない。
身振り手振りと簡単な英語でなんとかどうにか生活してるだけ。

もしこれが旅行だったら、知らない世界へ逃亡しているような、広い世界に埋没したような、そんな気分でよかったかもしれない。
いわゆる非日常ってやつ。
でも、非日常が楽しいのは日常あってこそのこと。
日常が非日常になってしまうと、こんなにアウェイ感があるのか…

でも一体「日常」って何?「ホーム」って何?
日本なのかな?
でも…
実家は自分にとって安らげる場所ではない。
夫の実家は好きだけど、やはりまだまだ「よそのお家」。
大学進学からずっと暮らした東京に戻って一人暮らししたとして、友達には皆それぞれの暮らしがあるし。好きな時に好きなように会えるわけではない。
そう思うと、別に日本に「ホーム」があるわけでもない。

という調子で、バンコクで「アウェイ感」を感じつつ、じゃあ一体どこが自分のホームなのかと考えていくと、答えが出ないのです。
むしろ、「ホーム」も存在しないのではとすら思い始めました。
そしてたどり着いた考えがこれです。

どこがホーム、どこがアウェイなのかは場所次第ではなくて、全部自分次第なんじゃないか?

環境を変えるか、自分を変えるか

じゃあこの何とも言えない孤独感というかアウェイ感のようなものを解消するにはどうするのか。
わたしがまず思い付いたのは「環境を変えるか、自分を変えるかのどっちか」でした。

「環境を変える」とは?夫とは一緒にいたい。つまりタイからは離れたくない。そうなると大きく環境は変えられない。
環境が変わったのなら、その変化を受け入れよう。
そもそも、ここはタイ。日本人の私がタイに住まわせてもらってるなら、自分がタイを理解するのが筋だろう。それにこれはタイでしかできないある種貴重な経験だろう。無駄にはならない。
という心の経緯があって、今回は「自分を変える」、つまり自分がタイ化する方で動いてみようと決めました。

入ってよかったタイ語学校

そう決めたらなら早速動きたい。なにはともあれまずは言語だろうと、さっそくタイ語学校に行き始めました。
タイ語学校は本当に沢山あります。
英語で開講されているところもあれば日本語で学べるところもあります。
週1から週5まで頻度も様々、対面レッスンも、オンラインレッスンも選べて、自分の希望に合わせて探すことが可能です。
検討の末、複数人・対面・週3のコースへ申し込みました。
…と思いきや、自分が要綱を読み誤っていただけで、申し込んだコースは週5でした。笑

2週間通った結果、簡単な買い物や食事のオーダー、タクシーで行き先を伝えるくらいのことはできるようになりました。
スーパーのレジで店員さんが値段を言ったのを聞き取れた時は、本当に嬉しくて、ちょっと泣きました。

自分の行動1つで景色が変わった

たったこれだけのことかもしれませんが、でもこれだけでだいぶ心持ちが変わりました。
環境は同じなのに、何を言われたか分からない時に感じていた疎外感が、タイ語を勉強するモチベーションに変わったことに気づいたときは本当にほっとしました。
あの時、ドンキのシャトルに乗って良かったとすら思いました。笑

いまはまだ胸を張って「ここが自分のホーム!」とは言えないけど、少しずつ、でも確実に慣れてきているのを感じます。

これからも、変化を受け入れて、それを自分の肥やしにして、刻々と変わってく自分も周囲の環境も楽しみたいです。


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ここまで目を通してくださって有難うございます。とても嬉しいです。
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