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日本舞踊のお稽古ってこんな感じ

この記事では、具体的にどのような感じで日本舞踊のお稽古が進んでいるのか、
私の通っている教室の一例でご紹介したいと思います。


何を着るの


日本舞踊では着物を使って成立する所作があります。着物と踊っていると表現される方もいるくらい、和服を着ないことには始められません。

私の通っているところは、大きく分けて冬は着物、夏は浴衣でお稽古しています!

気候によって毎年違うのですがだいたい、ルールを1ヶ月前後倒する形で衣替えを行なっています。
お教室によって通年浴衣でOKなところもあります。

私も浴衣大好きですが、着てお出かけというと場所も選ぶし、なかなかチャンスがありませんよね。
お気に入りの一枚も、年に一度、袖を通せれば良い方…
その点お稽古着であれば、箪笥の肥やしになる心配はありません🤣

私は6月はあじさい、7月は団扇、8月は桔梗と、こっそりと季節のおしゃれを楽しんだりしております。


着物の場合は優雅なイメージに反して、たくさん汗をかきますので丸洗いできるポリエステル の着物を着ています。

演目は誰が決めるの


どの流派も入門してから数曲は手習の曲が決まっているかと思います。
莉利の会ではその後は、先生から習熟度や性格などを加味してこれどう?と言われることもあれば自分で「ご祝儀舞がやりたい!」「かわいい娘がやりたい」などリクエストすることもあります。

お稽古の流れは


お教室についたらまず先生と先にいらっしゃる生徒さんにご挨拶。
洋服できた場合、更衣室で着物にも着替えます。
自分のお稽古の時間が来たら、改めて先生にご挨拶。
さらに舞台に一礼をして、踊ります。

最初は手順を解説しながら先生が踊ってくださるので、それを真似ること数回。
大体の手順がインストール出来たところで音をかけて合わせて踊ってみます。
もちろん素人の私は一回で振り入れはおわりませんので🤣
次のお稽古の際、前回習ったところまでを自分でひと通り踊って、先生に見てもらって間違って覚えているところを修正していただき、また次の振りに進み…と積み重ねていきます。
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こうして振りが全部入ったらさらに良い踊りになるように通して踊って、身体の使い方や間や感情の動きなどを教えていただき修正を繰り返していきます。
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曲や習熟度や目的(舞台にかけるか)にもよりますが、だいたい普段のお稽古であれば一曲が3〜4ヶ月で仕上がります。
本舞台の際の大曲を踊られる先輩は約1年間お稽古したりされてます。

バレエ の場合は、バーレッスン とセンターで基礎をつくって、初心者が一曲とおして踊ることは無いと思いますが日本舞踊は実地訓練です。
曲をお勉強する中で基礎を学んでいきます。

一曲ずつ仕上げていくことで小さな達成感が得られるので飽き性の私が続けていられるのはこれが秘訣かなと思います。

自宅での練習は


通常莉利の会のレッスンは30分なのですが、小さい頃からお稽古されているプロの方はさておき
一般人のわたしはそれだけではとても振付をぜんぶ覚えることが出来ません💦

上手になりたければ、やはり自宅での予習復習は必要です…。
うちのお教室ではお稽古の音声を録音するのは可能なのですが、それだけでもやっぱり難しい。
お稽古の映像が脳裏に残っているうちに書き残します。

昭和の人間なので(歳がばれますね) やっぱり覚えるためには書くのがいちばん✨
ということで棒人間で振りをメモして覚えています。

忙しくて体を動かす時間がない!と言う時はテープを聞いて音を覚えたりしています。 

それすら難しい時は、腹を括ります😇

最後に

ここまで読んでいただきありがとうございました。


ご質問などあればコメント欄よりお寄せください🙌


この記事がいつか誰かの役に経ちますように。


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