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記憶に残る歌詞

音楽が好きですが、
滅多に歌詞を気にしません。

サウンドだったり、
言葉のリズムのおもしろさが、
私にとっての音楽の魅力なんです。

なので、たまにカラオケで
歌詞をはじめて見て、
こんなことを言っていたんだ、
とビックリすることもありますね。

洋楽を聴くことが多いので、
歌詞がわからないというのもあります。

先日、映画館で鑑賞した
『サマー・オブ・ソウル』で、
スライ&ザ・ファミリー・ストーンの
『Everyday People』の歌詞の和訳を
はじめて見て、
「いい歌詞だなぁ」と思いました。

歌詞を掲載したかったのですが、
ネット上に和訳の歌詞が
ありませんでした^^;

ざっくりいうと、
人種とか職業とか、
みんなそれぞれ違ったりするけど、
みんな自分と同じ、
普通の人なんだよというような
歌詞でした。

黒人・白人混合、
男女混合の編成である
スライ&ザ・ファミリー・ストーン
らしい歌詞ですね。

曲自体は、
スライの中ではそんなに
好みではない曲だったんですが、
この歌詞の意味がわかって、
さらにライブの演奏自体も
すごく良かったので、
前よりも好きな曲になりました。


歌詞というと、
私の場合は、
学生時代に音楽の授業で歌った
童謡とかの歌詞が
記憶に残っていることが多いです。

例えば、よく思い出すのは、
『赤いやねの家』の歌詞ですね。

こんな歌詞です。

でんしゃの まどから みえる あかいやねは
ちいさいころ ぼくが すんでたあのいえ
にわにうめた かきのたね おおきくなったかな
クレヨンの らくがきは まだかべにあるかな
いまは どんなひとが すんでる あのいえ

せのびしてみても あるひ あかいやねは
かくれてしまったよ ビルのうらがわに
いつか いつか ぼくだって おとなになるけど
ひみつだった ちかみち はらっぱはあるかな
ずっと こころのなか あかいやねのいえ

作詞:織田ゆり子/作曲:上柴はじめ

自分が昔住んでいた
赤い屋根の家を
電車の窓から見た時に
感じたことが書かれています。

この歌を歌ったのは、
小学校の低学年の時だと思いますが、
子どもながらに
なんとせつない歌詞だろう、
と思いました。

どういう経緯でその家を離れたのか、
詳しくは語られていませんが、
語られていないからこそ、
想像力を掻き立ててくれます。

この歌詞は、
人間の「場」に対する愛着、
失ったものへの郷愁を
強く表した歌詞です。

私にもそういうものが
たくさんあります。

歳を重ねるごとに
そういうものは、
どんどん増えていきますね。

そして、どんなにそれらを
懐かしく思い出しても
共有できる人がいなくて、
余計にやるせなさを
感じることもあります。

機会があれば、
そういう思い出なんかも
ここで語っていければ
と思いますね。

みなさんにとっての
「失った愛着のある風景」
とはどんなところでしょうか。

ぜひ、聞かせてください。

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